参道の家 リノベーションの様子①

現在リノベーション中の家のご紹介です。
参道を通った先、寺社仏閣の向かいに佇む家です。

 

京都のリノベーション中古物件の近くの参道

最初にこの家を訪れた時、石畳の参道を通ってアプローチするという風情ある立地が強く印象に残りました。

家の前、道を挟んだ向かいには寺社仏閣をのぞみます。そのため窓から寺社仏閣へと視線が抜け、開放感あふれる眺めが広がります。2階からの眺望は特にすがすがしく、小さな家々が建て込んでいる京都の中心地としてはめずらしい景色を見ることができます。

この伸びやかな眺望や風情ある佇まいをそのまま大切に生かして、リノベーションを行っています。

京都のリノベーション中古戸建物件近くの寺社仏閣

2階は元々の眺望と開放感を損なわないようプランニング。窓を大きく取り、寺社仏閣の境内へと視線が抜けるようにしています。
1階は窓が小さく、さらに窓の外に設置された波板が光をさえぎり、やや薄暗い空間でしたが、波板を取り払い窓を増設することで、自然光に満ちた明るい家に変わりました。

 

リノベーションが完了しましたら、ウェブサイトに掲載いたします。

ガレージのある京町家  リノベーションの様子① 

まもなくリノベーションが完了する京町家。車を駐車できるガレージが特徴です。

リノベーションの様子をお伝えいたします。

 

ガレージのある京町家と格子の建具

現場を訪れると、ガレージ入口の格子が自然光を受けて美しい陰影を描いていました。今回のリノベーションで新設した木製格子です。
元々簡素なアルミの引き戸が設置されていましたが、京町家の風情に合うよう、新たに木製の格子戸を作製しました。

格子は素材の自然な色味や風合いを生かすため着色はせず、透明の保護剤のみを塗布。陽に灼けて少しづつ濃い色に変化していく経年美を楽しむことができます。
格子戸には、外からの視線を遮りながらガレージに光を届けるよう、これから型ガラスを入れていきます。

ガレージに隣接するLDKとの間には、透明ガラスの大きな窓を設置。リビングでくつろぎながら愛車を眺めることができます。
車を使われない方も、大型バイクや自転車数台の駐輪場、DIYや趣味の作業スペース、ペットのくつろぎの場など、ライフスタイルに応じてガレージをさまざまに活用できます。

 

ガレージのある京町家の壁

ガレージの壁にはラワン材を使用。LDKからガレージを見た時に、木材ならではの暖かみが無機質な印象をやわらげてくれます。こちらも素材の趣を生かすため、着色はしていません。

また、ガレージの天井に貼られていた新建材を捲り、既存の大和天井を現しています。幅広の板が使われた大和天井はとても美しく、現代的なガレージに京町家の風情を加えています。

 

ガレージのある京町家の玄関と造作靴箱

玄関を見て。土間からホールへと連続する木製の収納を造作しました。
靴はもちろん、玄関周りの小物等もしまえる十分な容量を備えた便利な収納です。棚は腰高にとどめ、玄関に入った時に圧迫感がないようにしました。

 

リノベーションが完了しましたらウェブサイトに掲載いたします。

平安神宮東 岡崎の土地 物件の詳細

新規販売物件を掲載いたしました。

平安神宮東 岡崎の土地

琵琶湖疎水が流れ、平安神宮や南禅寺、美術館や劇場が集積する京都の文化ゾーン、左京区岡崎。
建築条件無しの売土地です。

 

左京区岡崎の売り土地物件近くの平安神宮大鳥居と琵琶湖疎水

鴨川の東に広がる岡崎エリア。
京都の近代化を象徴する街であり、その文化的背景から、岡崎一体が文化財保護法により重要文化的景観に指定されています。

岡崎は、京都市の郊外と繁華街の間に広がっています。地下鉄「東山」駅にほど近くバス便も豊富でありながら、四条や河原町界隈のような喧騒はなく、利便性と落ち着きを兼ね備えたエリアです。

また、岡崎エリアの独自性に魅力を感じて、世界的に有名なレストランや京都の老舗料亭出身の方が独立して店舗を構えたりと、近年ますます注目が高まっています。

人気のエリアですが、エリアの多くを寺社仏閣や文化施設が占めるため住宅用地が少なく、希少な物件です。

 

京都の岡崎の売り土地物件へ続く道

平安神宮と美術館の間を東西にはしる二条通から物件へと続く道を見て。両側に緑が植わる綺麗な道です。
二条通は観光を楽しむ人や美術館を訪れる人でいつもにぎわっていますが、この道へ入ると、途端に静寂につつまれます。

撮影日は平日でしたが、平安神宮や美術館周辺は人通りが多く、近くの飲食店も行列ができたりと賑わいを見せていました。
ですが一歩この道に入ると、喧騒が嘘のようにとても静かで驚きました。

 

 

 

京都の岡崎の建築条件無し売土地物件

土地を見て。風致地区のため建築の制限が厳しく設定されていますが、敷地が広いので、ある程度の規模の建物を建築できます。

 

京都の文化ゾーン岡崎エリアに、自分好みの家を建てたい方におすすめの物件です。

お気軽にお問合せください。

 

新規プロジェクトの準備中 宮川町そばの京町家

現在、新規プロジェクトを準備中です。
京都の五大花街のひとつ、宮川町のそばに佇む京町家をリノベーションします。

リノベーションプロジェクトの京町家の通り庭

宮川町の近く、知らずに通りすぎてしまいそうなほど、ひっそりとした路地。周囲には、建築当時のままと思われる外観の京町家が軒を連ね、かつての京都の町並みを今に伝えています。

建物は所々手が加えられながらも、京町家の典型的な空間構成など、昔の面影が残されています。

 

リノベーションプロジェクトの京町家物件の和室と床の間

リノベーションは、元々この京町家が持つ構造や風情を大切に残して行います。
外観は周囲の京町家に合わせて建築当時の意匠を復元し、町並みの再生と調和を図ります。

プロジェクトの準備が整いましたらウェブサイトに掲載いたします。

白川沿いの元アパート 物件の詳細

新規販売物件を掲載いたしました。

白川沿いの元アパート

京都市内でも閑静な住宅街として知られる、左京区北白川エリア。
川沿いの、約88坪の敷地にたたずむ元アパートです。

 

左京区北白川の中古アパート物件

左京区北白川の中古アパート物件と白川

白川沿いの広々とした敷地に、木造2階建のアパートが佇んでいます。近隣に京都大学や京都芸術大学があるためか、元は学生さんが住んでいたそうです。

前の通路は非道路のため再建築不可ですが、通路幅が狭くなく、川沿いで、とても明るく、心地よい風が通りぬけます。空と山々が広がる自然豊かなエリアです。

 

左京区北白川の桜並木

白川通には、スーパーやコンビニ、ベーカリーなど、様々なショップが建ちならび、毎日の生活に便利です。京都市バスの停留所も近く、バス便も豊富です。京都駅や四条河原町など、各方面へのアクセスも良好です。

 

 

左京区北白川の中古アパート物件の外観

建物は庭にぐるりと囲まれ、どこにいても緑の気配を感じられます。

 

京都の中古物件の室内

敷地と建物の広さを生かして、アトリエなど創作スペース+住まいをお探しのかたにおすすめです。
京都市内でアトリエ+住まいとして使える広い物件となると、市街地から離れた郊外で探される方も多いのですが、この物件は北白川という利便性の良さが魅力。

再建築不可のため通常の住宅ローンのご利用は難しいですが、その分物件の購入価格を抑えられるので、リノベーションに費用を充てられます。
また、住みながらDIYで少しずつリノベーションするのもおすすめです。

 

 

 

京都の中古物件の外観

撮影時は天候に恵まれ、山々の向こうに青空が広がっていました。
気持ちの良い初夏の風が吹き抜け、京都の中心部とはまた違ったのびやかな時間が流れています。

アトリエなど広いスペースのある住まいや、ファミリー向け賃貸物件、二世帯住宅をお探しの方におすすめです。

哲学の道に面する京町家 リノベーションの詳細②

哲学の道に面する京町家、リノベーションの詳細についてご紹介します。

哲学の道に面する京町家

 

哲学の道に面するリノベーション京町家物件のLDKと桜の眺望

4月初旬。哲学の道の桜が見ごろになりました。
LDKの大開口からは視界いっぱいに桜をのぞみ、桜に溶け込む眺めが広がっていました。

窓には、外から家の中を見えにくくする目隠し機能のあるフィルムを施工し、哲学の道を行き交う人々の視線を気にせず、景色を楽しめるようにしています。
日中はカーテンを開け放ち、視界いっぱいの桜を気兼ねなく眺められます。

 

哲学の道に面するリノベーション京町家物件の和室と桜

哲学の道に面するリノベーション京町家の和室と桜

1階の和室を見て。元は昭和によくみられる、新建材が多用された簡素な洋室でしたが、リノベーションにより、落ち着きある和室に変更しました。窓の外には2階のLDKと同様に、目の前に哲学の道をのぞみます。

四季折々の景色を楽しみながら、一人静かにお茶を点てたり、友人を招いて談笑する、くつろぎの時間が流れます。

 

哲学の道に面するリノベーション京町家物件の和室

桜や紅葉など、哲学の道の景色を邪魔しないよう、室内は淡い色合いでまとめています。

竿縁天井は手垢止めのみ塗装し、素木の美しい色合いや風合いをそのまま生かしています。入口と押入の襖紙は錆浅葱という柔らかな色を選定。そっと空間に溶け込みます。
下地窓調の窓には掛障子をしつらえています。障子を外せば、外からの光をやわらかく通し、風情をもたらします。障子を掛ければ、視線がさえぎられるので、ゲストの寝室や小さなギャラリーなどに使えます。

 

哲学の道に面するリノベーション京町家の栖鳳桐の京からかみ

襖は京からかみです。文様は、竹内栖鳳が考案したと言われる栖鳳桐。桐をデフォルメし、格式高い中にも親しみやすさを感じます。伝統的な手摺りならではの膨らみが、手作業による暖かさをもたらします。

京からかみ/丸二

 

哲学の道に面するリノベーション京町家の外観と桜

桜が終わると新緑、蛍、夏の緑、紅葉と、季節ごとに美しい姿を見せる哲学の道。家のなかにいながら、日々移りゆく季節を堪能できる京町家です。

 

哲学の道に面する京町家 リノベーションの詳細①

京都の桜と紅葉の名所として知られる、哲学の道。
哲学の道を正面にのぞむ京町家を全面リノベーションしました。

哲学の道に面する京町家

リノベーションの詳細について、数回にわたりご紹介いたします。

 

哲学の道に面するリノベーション京町家物件から見る桜

最初にこの町家を訪れたとき、一番強く印象に残ったのは窓からの眺望です。すぐ目の前に哲学の道をのぞみ、まるで絵画のような景色が広がっていました。

この美しい眺望をそのままに、リノベーションを行い、長く住み継がれる町家として再生したいと考えました。

春、ふたたび家を訪れると、窓の外に視界いっぱいの桜が広がっていました(2021年3月末撮影)。

この哲学の道の美しい眺望をどう切り取るかを最重視して、リノベーションのプランニングを開始しました。

 

哲学の道に面するリノベーション京町家の眺望

2階のリビングから外を見て。
哲学の道の景色と開放感を暮らしに取り込めるよう、大開口を設けました。

眺望のみを考慮するのであれば、窓の桟が視線を分断しないFIX窓が最適ですが、居心地の良い家にするには、十分に風を通すことが必須です。
そこで、開閉機能を持ちながらも眺望を中央で分断しないよう、通常の引き違い窓ではなく、片引き窓を選びました。

春と秋、桜と紅葉のシーズンになると、連日多くの人々がひっきりなしに哲学の道を行き交います。そのため、外を歩く人々の視線を気にせず、桜や紅葉の眺望を楽しめるよう、哲学の道に面した窓に目隠し機能のあるフィルムを施工しました。

観光のハイシーズンでも、家の中にいながら、日々移ろいゆく哲学の道の自然を気兼ねなく楽しむことができます。

 

 

哲学の道に面するリノベーション京町家物件のキッチンからの眺望

哲学の道と反対側の眺望。

墓地に隣接しているため、かえって視界をさえぎる建物が建築されず、また哲学の道に向かってゆるやかな上り坂になっているため、遠くへと視線がぬけていきます。
窓の外には、京都の素朴な町並みと山々をのぞみます。

窓の高さや大きさは、ダイニングチェアやリビングのソファに座った時に、墓地を隠しながら山と空が見えるようプランニング。
前道側と裏側の両面とも視界が開けた家はめずらしく、心理的な広さを感じられます。

 

哲学の道に面するリノベーション京町家物件のLDK

朝、1階の寝室で目が覚めて、2階へ上がると、朝日とともに、大開口の外に広がる哲学の道の景色が目に飛び込んできます。

キッチンに立ち、山の緑と京都の町並みを眺めながらコーヒーを淹れ、リビングのソファに腰掛けて、哲学の道の眺望とともにゆったりと楽しむ。

家の中にいながら、自然を身近に感じる暮らしが始まります。

 

プロジェクト「哲学の道に面する京町家」③

哲学の道に面して佇む京町家のリノベーションプロジェクト。
まもなくリノベーションが完了となります。

哲学の道に面する京町家/project

 

哲学の道の雪

1月、京都市内では久しぶりに雪が積もりました。

桜や紅葉の名所として知られる哲学の道ですが、静かな雪景色も異なる趣があります。
辺りは静けさに満ち、時折通りがかる人が雪を踏みしめる音だけが聞こえていました。

 

哲学の道に面するリノベーション京町家の眺望

リビングから外を見て。
額縁を思わせる大きな窓が雪の哲学の道を切り取り、絵画のような印象的な眺望が広がっていました。

春の桜、夏の緑、秋の紅葉、冬の雪景色と、四季によって様々な表情を見せる哲学の道。家の中にいながら、日々変わりゆく景色をながめることができます。

 

哲学の道に面するリノベーション京町家の和室

哲学の道に面した和室を見て。哲学の道の眺望を楽しめるよう、こちらの和室にも大きな開口部を設けています。押入と入口には、浅葱色の京からかみ襖をしつらえました。

友人を招いて、一緒に哲学の道を眺めながらお茶を飲む、心地よい時間が過ごせます。その他、お茶やお花の稽古場や、ゲストルームなどにもお使いいただけます。

 

哲学の道に面するリノベーション京町家の栖鳳桐の京からかみ

襖の文様は栖鳳桐。橋本関雪が師事した竹内栖鳳に由来する文様です。
格式高い桐でありながら、やわらかにデフォルメされた姿に親しみやすさを覚えます。

襖は原紙、摺り色ともに淡い色を選ぶことで、空間を圧迫しない控えめな佇まいにしています。

リノベーションが完了しましたら、ウェブサイトに掲載いたします。