京町家友の会 デービッド・アトキンソンさん講演会

先日、京都大学百周年時計台記念館にて行われた、京町家友の会の講演会に参加しました。

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講師はイギリス出身で小西美術工藝社社長のデービッドアトキンソンさん。

京町家友の会の会長でもあり、著書「新・観光立国論」がベストセラーになったことでも有名な方です。

京都の観光についてのさまざまなご意見を伺いましたが、これからの日本の経済において、観光業は大変重要な基幹産業になるとのこと。

アメリカの大手旅行雑誌が発表する、旅行で訪れたい世界の都市のランキングで、京都市が日本の都市で初めて2年連続1位に選ばれましたが、フランスを訪れる観光客の数などと比較すると、外国から京都に来る観光客は少なく、観光業の観点から見た京都の改善の余地はまだまだあるとのことです。

以前とある会合で、関東から京都に転勤になった方からこんなことを尋ねられました。「町家に住んでみたいんですが、隣にはマンションが建っていたりすることが多いですよね。町家が並んでいる地域はどこにあるんですか?」

西陣界隈にはまだ町家が残っているところがあるなどお伝えしましたが、今回のお話でも、京都を訪れる外国の方が、京都の町並みにがっかりされることがあるとのこと。

京都の町を歩くと、以前あった町家が取り壊されて更地になっているのを見ることも多々あります。年々減少していく町家を残すことの重要性について考えさせられました。