プロジェクト「岡崎の家2」のリノベーションが間もなく完了します。
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美術館や音楽ホールが集積する文化ゾーン岡崎の街と調和するよう、家の中心に本棚を設けました。本だけでなく、アート作品やインテリアも飾れるディスプレイ棚をイメージしたグリッド棚です。背面には調光式の照明を設置しています。白く清潔感のある昼白色からオレンジ色の温かな電球色まで、色温度を調整することで空間の雰囲気が変わります。
元々小ぶりな建物なので、LDKや寝室は凹凸の少ないシンプルな形状とし、極力広さを確保し、快適に過ごせるよう配慮しました。写真は小さな庭をのぞむLDK。廊下との間に木製ガラス戸を設け、LDKから庭を見た時に、奥のアルミサッシの無機質な印象がやわらぐようにしています。廊下とLDKの間に建具を設けずLDKを広げる案もありましたが、廊下があることによってかえって視覚的な奥行きが生まれ、小さく平坦な空間に緩急が付きました。
2階の寝室。LDK同様にシンプルな形状を意識しながら、開口や収納を確保しています。周囲が建て込んでおらず、窓の外に視線がぬけていくのが特徴です。
完成まで今しばらくおまち下さい。