賃貸物件のリノベーション③

鴨川沿いの緑をのぞむ賃貸物件のリノベーションの様子です。

前回はこちら

京都の鴨川の緑をのぞむリノベーション物件
リノベーションが進み、少しずつかたちが見えてきた賃貸物件。
打合せのために現場を訪れましたが、この日はよく晴れていて、両面の窓から光がさし、照明を付けずとも明るさに満ちていました。

写真は主寝室のオープンクローゼットとカウンターデスクです。
リノベーションにあたり、カウンターの設置場所をさまざまに検討しましたが、PCなどでの作業中、ふと窓の外を見たときに鴨川の緑が見えるようにしたいと思い、窓のそばに設置しています。

カウンターの支えはデスクトップPCを置くことを想定して、ある程度の耐荷重性があり、かつ見た目がすっきりしたものが良く、板材を選びました。支えは椅子に座った時に邪魔にならないよう、少し壁側に寄せて設置しています。
壁側のカウンター下の空きスペースにはボックスなどを置き、カウンター周りの収納空間として使っていただければと思います。

オープンクローゼットにはこれからハンガーパイプを設置していきます。

 

京都の鴨川の緑をのぞむリノベーション物件のLDKリビングを見て。
掃き出し窓の外には坪庭があり、家の中にいながら緑を感じられます。

小さな家なので壁や天井は基本的に白でまとめていますが、空間が単調にならないよう、リビングの壁の一部に木材を貼る予定です。
木材は着色せず、手垢止めのみを塗装して、木の自然な風合いを生かします。手垢止めは透明の塗料ですが、塗装すると木材に染み込み、しっとりとした質感が出て落ち着いた雰囲気になります。

 

京都の鴨川の緑をのぞむリノベーション物件の塗装見本その他、木部の塗装色を色見本を見ながら検討しました。
塗装色を決めるときは、塗装部と同じ材に塗料を塗った色見本を作成し、現地で光の入り方などを確認しながら選定しています。

この日は色見本を見ながら、外部と内部の木部の塗装色を決定しました。
内部の木部は、明るさを重視し、また木材本来の質感を生かすため、手垢止めで統一。外部の木部は、外壁とのバランスを考慮した色で塗装します。