プロジェクト「哲学の道に面する京町家」③

哲学の道に面して佇む京町家のリノベーションプロジェクト。
まもなくリノベーションが完了となります。

哲学の道に面する京町家/project

 

哲学の道の雪

1月、京都市内では久しぶりに雪が積もりました。

桜や紅葉の名所として知られる哲学の道ですが、静かな雪景色も異なる趣があります。
辺りは静けさに満ち、時折通りがかる人が雪を踏みしめる音だけが聞こえていました。

 

哲学の道に面するリノベーション京町家の眺望

リビングから外を見て。
額縁を思わせる大きな窓が雪の哲学の道を切り取り、絵画のような印象的な眺望が広がっていました。

春の桜、夏の緑、秋の紅葉、冬の雪景色と、四季によって様々な表情を見せる哲学の道。家の中にいながら、日々変わりゆく景色をながめることができます。

 

哲学の道に面するリノベーション京町家の和室

哲学の道に面した和室を見て。哲学の道の眺望を楽しめるよう、こちらの和室にも大きな開口部を設けています。押入と入口には、浅葱色の京からかみ襖をしつらえました。

友人を招いて、一緒に哲学の道を眺めながらお茶を飲む、心地よい時間が過ごせます。その他、お茶やお花の稽古場や、ゲストルームなどにもお使いいただけます。

 

哲学の道に面するリノベーション京町家の栖鳳桐の京からかみ

襖の文様は栖鳳桐。橋本関雪が師事した竹内栖鳳に由来する文様です。
格式高い桐でありながら、やわらかにデフォルメされた姿に親しみやすさを覚えます。

襖は原紙、摺り色ともに淡い色を選ぶことで、空間を圧迫しない控えめな佇まいにしています。

リノベーションが完了しましたら、ウェブサイトに掲載いたします。