新規物件【鴨川東の未改装京町家】販売開始のお知らせ

新規物件【鴨川東の未改装京町家】の販売を開始いたしました。

京阪電鉄本線「神宮丸太町」駅より徒歩3分と交通利便性の良い場所に建つ未改装京町家です。
やや細い道に面して建っていますが、大通りすぐ出られるため閉塞感はありません。
周囲には鴨川(徒歩約4分)や京都大学(徒歩約1分)、平安神宮や美術館、劇場が集積する京都の文化ゾーン岡崎エリア(徒歩約10分)があり、自然豊かで文化的な落ち着いた環境が広がっています。

 

建物は2階建で、通り庭や坪庭を備えた典型的な京町家です。正確な築年数は不詳ですが、資料には明治40年の登記記録が残されています。

古い建物のため改装が必要ですが、既存の柱や梁を残し、経年変化による艶や味わいを生かしたリノベーションが可能です。

室内は所々に手が加えられ新建材が使われていますが、建物本来のをお伝えするため、新建材の撤去など一部内部解体を予定しております。

どうぞお気軽にお問合せください。

新規物件【哲学の道沿いの土地】販売開始のお知らせ

新規物件【哲学の道沿いの土地】の販売を開始致しました。
物件詳細ページはこちらをご覧ください。

 

 

 

 

 

哲学の道沿いという希少な立地の土地です。建築条件無しのため、お好きな工務店で建築可能です。

 

哲学の道沿いという立地と間口の広さを生かし、店舗付き住宅におすすめです。
哲学の道に向かって大開口を設ければ、眼前に広がる四季折々の美しい風景を楽しむことができます。

 

哲学の道は日本の道100選にも選出された、京都を代表する観光名所のひとつです。
四季によって異なる風景を見せ、特に桜と紅葉の季節には美しく色づいた木々の下で散策を楽しむため、多くの観光客でにぎわいます。

「哲学の道沿いの土地」は一年を通して四季の移ろいを堪能することが叶う希少な立地の物件です。

どうぞお気軽にお問合せください。

中古住宅「金閣寺近くの家」リノベーションの様子

現在、数軒の京町家や中古戸建をリノベーション中です。

そのうちの1軒、金閣寺の近くに建つ戸建住宅の改装の様子をご紹介します。

 

小さな建物ですが、限られたスペースでも空間に奥行を感じられるよう、
細部までこだわった設計のもと工事を進めています。

 

 

 

建物の中で最も陽当たりが良い場所に、背面収納を備えたキッチンをプランニングしています。フレンチ風の上げ下げ窓を通して外部から光と風を取り込みます。

キッチンカウンターの背面には家電や食器を収納できる腰高の収納棚を造り付け、コンパクトかつ機能的な導線にしています。

 

2階にはクローゼットを備えた寝室やロフト付きの個室が並びます。
全室を勾配天井とし、開放感のある空間にしています。

完成まで今しばらくお待ちください。

中古住宅「中庭のある家」リノベーションの様子

改装が終盤に差し掛かった中古住宅の現場確認を行いました。

大通りのほど近くに建つ中古一戸建です。
周囲には閑静な住宅街が続き、前面道路が広いため、落ち着きと開放感を兼ね備えた立地です。

 

 

元々こだわりを持って造られた建物のため、そのデザイン性の高さをそのまま残し、水回り設備・クロス・フローリング等を新しく入れ替えています。
間取りは3LDKのため、ご家族でもお住まいいただけます。

 

写真は中庭のあるLDK。庭に面したL字の開口部が空間に開放感を与えています。
腰高の造作収納棚を挟んでリビング・ダイニングと隣接するキッチンは間口の広さが特徴。キッチンカウンター横にはゴミ箱や収納ボックスを置ける空スペースも備えたゆとりある空間です。

 

 

新しく入れ替えた洗面化粧台は広いカウンターに三面鏡を備えているため使い勝手が良く、また写真には写っていませんが、手前には背の高い収納も設置しています。
トイレは洗面化粧台横の他に、個室でもう1か所備えています。

その他室内は白でまとめた壁・天井に深緑の造作建具をアクセントとし、モダンなテイストに仕上げています。

ウェブサイト掲載まで今しばらくお待ちください。

新規物件【北白川の建築条件無し売土地】初の現地案内会のお知らせ

新規物件【北白川の建築条件無し売土地】の販売を開始致しました。

物件詳細はこちらをご覧ください。

****************************
□初の現地案内会開催
6/2(土)・3(日) 14:00?16:00

ご予約は不要です。どうぞお気軽にお越しください。

※駐車場はございませんので当日は公共交通機関
または近隣のパーキングをご利用下さい。
****************************

 

 

建築条件無し売土地物件(古家付)です。建築条件無しのため、お好きな工務店で建築していただけます。

物件が位置する左京区北白川は、並木道の美しい白川通を中心に広がるエリアで、京都屈指の高級住宅街として知られています。

銀閣寺や哲学の道にほど近く、白川通沿いには老舗のベーカリー&レストラン、カフェ、アンティークショップなど、雑誌などメディアに取り上げられるこだわりの店舗が軒を連ね、市内中心部とは異なる落ち着いた雰囲気があります。
一方、西に京都大学(自転車で約5分)、北に京都造形芸術大学(自転車で約3分)があり、日々多くの学生が行き交い活気溢れるエリアでもあります。

 

徒歩圏内にはスーパー、郵便局、金融機関、病院、ディスカウントショップなど生活に必要な施設が揃います。

 

大通りからのアクセスの良さ、視認性の高さ、閑静な環境、広い敷地、生活利便の良さを生かし、マンションや投資用ビルなどの収益用地、ゆったりとしたご自宅や二世帯住宅など住宅用地におすすめです。

6/2(土)・3(日) 14:00?16:00
初の現地案内会へのお越しをお待ちしております。

 

「丸窓の京町家」リノベーションの様子

先日ブログにてご紹介した明治築の京町家に続き、「丸窓のある京町家」の改装が終盤に差し掛かりました。

既存の丸窓をそのまま残し、隣り合う寝室(和室)と書斎(洋室)へと改装しています。
前道の幅員が広いため、丸窓には透明ガラスをはめ込み豊かな採光と眺望を確保しています。丸窓の内側には引分けの障子を設置していますが、障子を閉めても丸窓のシルエットが美しく浮かび上がり、その風情を楽しむことができます。

丸窓の横、書斎側には大きなコーナー窓があり、広い前道へと視線が抜けるすがすがしい空間です。収納横の壁面には書斎として使えるよう小さなカウンターテーブルと棚を設けていますが、窓前に愛用の書斎机と椅子を置いて、窓の外に広がる開放感を楽しみながら作業をするのも良いかもしれません。

 

こちらは玄関間の様子。表の通りに面した窓から格子越しに柔らかい光が射し込みます。

地袋には、いつもお世話になっている「京からかみ 丸二」さんの唐紙をあしらっています。
唐紙は原紙・摺り色・紋様の組み合わせ方が無数にあり、どういった組み合わせを選ぶべきかいつも頭を悩ませるのですが、楽しい作業でもあります。毎回、建物や所在地の歴史、部屋の使用用途、建物全体の雰囲気など様々な要素を考慮して選定しています。
この町家では、周囲の壁と馴染む唐氏色の原紙に、格式高い利休大桐の紋様をあしらいました。摺り色はキラとし、紋様の印象の強さを残しつつ上品に仕上げています。

 

玄関間にしつらえた古建具。この町家は既存の古建具がほとんど残されていなかったため、古建具店で新たに選定したものも併せて設置しています。柱と梁で構成される京町家は建具が部屋の印象を大きく左右するため、デザイン性に富み、かつ建物の風情を損なわないような上品な建具を選ぶようにしています。特に、写真の様に細かな桟があしらわれた建具は、桟の隙間から隣接する空間が僅かに覗くことで、空間に奥行と立体感が生まれます。

 

間もなく完成となります。販売開始まで今しばらくお待ち下さい。

※誠に恐れいりますが販売前の物件詳細についてのお問い合わせにはお答えしておりません。何卒ご了承下さいますようお願い申し上げます。

「明治時代の京町家」リノベーションの様子

 

昨年から改装を行っていた京町家がようやく工事完了を迎えます。

正確な築年数は不明ですが、明治時代に建てられたと思われる2階建の京町家です。落ち着いた通りに面しており、室内は十分な広さがあります。縦にミセノマ・中の間・ダイドコ・座敷の4室が並び、その奥に坪庭を構える典型的な京町家の間取りを有していました。

この町家の持つ趣を生かすため、縦に居室が並ぶ間取りをそのまま残して改装しています。天井は既存の大和天井・竿縁天井ともに比較的状態が良く、幅広で質の良い天井板が使われていたため、最低限の修復のみ行い、年数を経た材にしか出せない艶や質感を生かしています。

座敷の既存の床柱は、現代では希少な赤松をそのまま利用。元は床柱に食い込むように造作棚が設置されていましたが、造作棚を撤去し、古材と竹を使ったシンプルな吊り棚をつくりました。

ダイドコには元々この場所に残されていた小さな箱階段を設えています。箱階段も建物と同じく明治のものと思われるため、経年変化による劣化がありましたが、丁寧に解体・修復して再生しました。一応箱階段から2階へ上がることも可能ですが、勾配が非常に急で踏面も狭いため、この家の歴史を感じられるインテリア的な要素としてディスプレイしています。垂れ壁の後ろにスポットライトを仕込み、箱階段を印象的に照らすよう工夫しています。

 

2階の居室から階段を見下ろしたところ。
階段部分は京町家の火袋を模した吹き抜けの空間にしています。天窓を設け、暗くなりがちな町家の中央部分に光を落としています。階段横の壁は既存の柱をあらわし、既存の壁の凹凸をそのまま残した上で修復しています。天窓からの柔らかい光が凹凸に描く陰影は、時間や陽の入り方によって刻々と変化し、一日中眺めていても飽きることがありません。

 

2階の階段奥には小さなテラスのような余剰空間を設けています。
当初は居室にする予定でしたが、火袋(吹き抜け)の趣を残すために壁を造らず、手摺越しに階下を見下ろす遊び心のあるスペースにしています。背面には既存窓をそのまま残しているため、光が射し込む明るい空間です。

これから畳や古建具、唐紙襖が入り、改装完了となります。
完成まで今しばらくお待ちください。

※誠に恐れ入りますが、販売前の物件詳細等についてのお問い合わせにはお答えしておりません。何卒ご了承下さいますようお願い申し上げます。