新規リノベーション物件が完成しました

新規リノベーション物件「御前四条上るの家」を新規掲載しました。

詳細はこちらをご覧ください

 

阪急・京福「西院」駅から徒歩4分。駅の建て替えや新駅の整備でにぎわいを増す西院駅にほど近く、近隣には大型スーパー「オアシス」があり、バス停にもほど近い便利な場所に建っています。

物件は閑静な住宅街の静かな道に面していて、駅の近くでありながら駅周辺の喧騒を感じさせない落ち着いた雰囲気が広がっています。

 

この家のメインは造り付けたキッチンとダイニングテーブル。
間口の広さを生かしてキッチンと木のテーブルをフラットに横並びにつなぎました。ステンレスと木という異なった材の調和が、インテリアとしても優れ、空間を印象づけています。時間のない時にも食事をさっと作ってテーブルに出せる、という効率性も重視。お忙しい共働きのご夫婦にもおすすめです。

リビングの上には高さ約180cmのハイサイドライトと天窓を設置。

設計士の先生がもっともこだわりを持って設計されたハイサイドライト。建物の庭が北向きで狭いため、1階に光が入らず薄暗い状態でしたが、一日中柔らかな光が零れ落ちる家に生まれ変わりました。背の高いハイサイドライトは採光だけでなく意匠としても機能し、大胆なデザインを壁に描いています。
吹抜けの新設により床面積は多少減少しますが、薄暗い空間のまま床面積を確保するより、何気ない日常を過ごす中でふと光を感じられる空間にしたいという考えのもと、建物に光を取り戻しました。

 

2階の寝室。小ぶりな建物では部屋数を確保するために空間を細切れにし、狭い部屋をたくさん造ることが多いのですが、この家ではあえて11帖の広い寝室を造りました。
ベッド2台にデスクを置いても余裕のある広い空間になっています。
クローゼット(写真手前)の扉はナラ材を使用。木目が目立たずすっきりとした印象で、壁の一部のように空間に溶け込んでいます。クローゼット内部の中央に仕切りを入れて2人でも使いやすいよう配慮しています。
入口は舞良戸に似せた古建具風の扉を新設。ユニークなデザインの黒い艶消しのレバーハンドルもインテリアのアクセントに。

建物は小ぶりですが、2~3人のご家族や、もちろんお1人にもちょうど良い空間になっています。
お気軽にお問合せ下さい。

リノベーション物件 大きなカウンターテーブルのある家

新しいリノベーション物件の工事も順調に進んでいます。
駅にほど近く生活利便の良い場所に建つ家をリノベーション中です。

間口の広さを生かし、対面キッチンとダイニングテーブルを横並びに造りつけた特徴ある物件です。
キッチン天板はステンレス製、テーブルは木製のため、異なる材の収め方や見せ方について現場で何度も打合せを重ねています。

 

吹抜けの天窓

住宅密集地のため、リビングには大きな吹き抜けを設け、 ハイサイドライトと天窓で階下に光を落とすことで明るさを確保しています。
小ぶりな物件ですが吹抜けを設けることで閉塞感がやわらぎ、開放感が生まれています。

販売開始まで今しばらくお待ちください。

※恐れいりますが販売開始前の物件に関するご質問にはお答えできません。
何卒ご了承下さいませ。

新規物件 清水五条駅から徒歩5分 清水五条の家

新規物件「清水五条の家」を掲載しました。
詳細はこちら

 

清水五条の中古戸建

京阪本線「清水五条」駅から徒歩5分。
幅員13mの広い道に面した中古一戸建です(写真左の物件)。

この物件の最大の特徴は交通利便の良さ。

最寄り駅「清水五条」駅からは乗車1駅で「祇園四条」駅へ。
「祇園四条」駅からは八坂神社や花見小路、四条河原町など、京都を代表する名所まで歩いていくことができます。
また、物件から徒歩7分のバス停「七条京阪」停からは乗車8分で「京都駅」へ行けるため、他府県からのアクセスも良好です。

物件の位置する東山区は、祇園、四条河原町、清水寺、高台寺、三十三間堂、国立博物館など、有名な観光名所が集積するエリア。
交通利便の良さを生かして、東山エリアの観光拠点に適した物件です。

 

清水五条の家のLDK

建物は平成14年築の3階建。小ぶりな物件ですが、4LDKとご家族にも十分な部屋数です。平成29年10月に改装済(キッチン、トイレ、洗面化粧台、給湯器入れ替え、クロス張替えなど)のため、気持ちよくお住まいいただけます。

 

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前道が非常に広く、晴れた日の日中は照明が不要なほど十分な光が室内へ差し込みます。バルコニーから外を見ると向かいの建物との距離があるため、すがすがしい眺望が広がります。

 

豊国神社京都国立博物館
徒歩圏内に観光名所や外資系ホテルが集積する点も特徴です。
物件から徒歩10分以内に京都国立博物館、三十三間堂、豊国神社、ハイアットリージェンシー京都、フォーシーズンズホテル京都があり、近年ますます注目度の高まるエリアです。
特に現在は京都国立博物館で国宝展が開催されていることもあり、連日非常に多くの観光客や来館者でにぎわっています。

京都国立博物館で芸術鑑賞を堪能し、ホテルのカフェでほっと一息。
京阪で四条方面まで足をのばして買い物を楽しみ、帰りは豊国神社の境内を散歩して帰宅。
そんな贅沢なくらしがかなう家です。

ご自宅としてはもちろん、京都滞在の際のセカンドハウスとしてもおすすめです。

光悦桐の京からかみ

販売中の全面リノベーション済京町家「蘆山寺(ろざんじ)通の角町家」の
地袋に京からかみをしつらえました。

蘆山寺(ろざんじ)通の角町家 詳細はこちら

 

京町家の地袋と唐紙小さな和室に造り付けた地袋。
赤味の強いケヤキの地袋と調和するよう、畳や塗壁に似た淡い黄緑がかった色を選んでいます。
京唐紙は弊社の他のリノベーション京町家でも何度か使わせていただいている老舗唐紙企業「京からかみ 丸二」さんのものです。
一枚一枚、熟練の技により手摺りで作られた唐紙です。

天井に仕込んだスポットライトが地袋と唐紙をぼんやりと浮かび上がらせています。

 

京都の京唐紙唐紙の文様は「光悦桐」。

桐は昔から格式高い文様として公家や茶人に好まれ使われてきましたが、
この光悦桐は装飾性が高くユーモラスにデフォルメされており、町人の間で広く愛されてきました。上品な中にどこかかわいらしさを感じるデザインです。

光悦桐は江戸時代に作られたと言われる文様ですが、現代でも全く古さを感じさせないのが、京からかみの不思議な魅力です。

金閣寺東の未改装京町家 初のオープンハウス開催

先日はリノベーション京町家物件「蘆山寺(ろざんじ)通の角町家」のオープンハウスにご来場いただき、ありがとうございました。
蘆山寺通の角町家 詳細はこちら

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本日新たな京町家物件を掲載致しました。
■金閣寺東の未改装京町家 詳細はこちら

今週末に初のオープンハウスを開催致します。
平成29年9月16日(土)・17日(日) 午後2時から午後4時まで

京町家の和室

金閣寺から東へ徒歩7分。落ち着いた住宅街佇む未改装の京町家です。

室内は丁寧に使われており、また部屋数が多く広さも十分にあるため、仕事場を兼ねた住居や、ご家族のお住まいに最適です。

一部洋室に改装されている部屋もありますが、付書院のある床の間や違い棚のある床脇、雪見障子と欄間窓のある座敷など、随所に京町家らしさが残されています。

座敷から眺める坪庭は南向きで陽当たりが良いのが特徴。
植栽の無い更地の様な状態のため、自分好みの庭を自由につくる楽しみがあります。

初のオープンハウス、どうぞお気軽にお越しください。

蘆山寺(ろざんじ)通の角町家  初のオープンハウス開催

新規物件 全面リノベーション済京町家「蘆山寺(ろざんじ)通の角町家」
初のオープンハウスを開催致します。

日時:平成29年9月9日(土)・10日(日) 13時から16時まで

蘆山寺通の京町家 詳細はこちら

上京区の改装済京町家上京区を東西にはしる蘆山寺(ろざんじ)通に面した角地の京町家。
蘆山寺通が広いため、京町家に多いせせこましさを感じさせない佇まいです。隣には町家が2軒ならび、また周囲にも町家が点在しているため、広い通りに面しながらも落ち着いた京都の風情が残る場所です。
物件の所在地は「上京区戌亥(いぬい)町」という町ですが、戌亥とは北西をあらわす方位です。一説によると、京都市内中心部から見た時にこの場所が北西方向に位置するため、戌亥町という町名が付けられたと言われており、この町が古い歴史を持つことが伺えます。

 

上京区の改装前の京町家
この物件は以前店舗として使われており、写真の様にファサードがモダンに改装されていましたが、今回のリノベーションで京町家らしい外観に再生しました。正面の外壁は隣2軒の町家に馴染むよう黄味がかった色で塗装。格子窓は南からの採光を十分に得るためやや大きめにしていますが、隣2軒の町家と趣を合わせ木製ではなく鉄の格子をあしらっています。
年々町家が減少し町家が軒を連ねる家並みも珍しいものとなりつつありますが、リノベーションで外観に町家を取り戻すことで、かつての京都の町並みを再生しました。

 

町家の仁丹の看板

2階南西角には希少な仁丹の看板を設置しています。
京都市内中心部や伏見区でよく見かける仁丹の看板ですが、町家の消失と共に姿を消しつつあります。町家を改装し残すことで仁丹の看板も共に次の世代へと引き継げたらと思います。
看板の横、祇園界隈の簾も手掛けておられる「伊吹すだれ」さんの簾がかかる簾掛けは、現場の職人の方が作成したもの。「正面はこの家の顔になるし、見栄えようせなあかんな」と作っていただいた簾掛けは、透かし彫りの入ったデザイン性のあるものになっています。ぜひ現地でご覧いただければと思います。

 

町家の和室から坪庭を見て先ほどオープンハウス準備のため現地を訪れましたが、正面の格子窓と坪庭に面した奥の窓を開け放つと、心地良い風がすっと家の中を通り抜け、残暑厳しい季節とは思えないすがすがしさに驚きました。今まで色々な町家を訪れましたが、前の道が広く奥の坪庭が開けている町家は風の通りがよく涼しさを感じるように思います。
快晴のため室内は照明が不要なくらい明るく、一方で光の射す角度によってほのかに暗い場所も生まれ、すみずみまで落ち着ける空間でした。

初のオープンハウス、どうぞお気軽にお越しください。
お待ちしております。

 

京町家 リノベーション最終打合せ

改装も大詰めを迎えた京町家の最終打合せを行いました。

 

町家の木製ポスト職人の方に大まかなデザインと大きさを伝え、細かな部分はお任せしていた造作ポスト。確認のため現場に行くと、A4サイズの郵便物が入る立派なポストが出来上がっていました。〒マークの透かし彫りが入ったレトロなデザインの木製ポストです。
玄関扉前の目隠し格子に取り付けていきます。

 

町家の屋根を支える腕木

2階は現代の住環境を考慮し全室勾配天井とし、町家特有の天井高の低さを解消。
既存の天井板に隠れていた腕木(写真、屋根を支え骨組み)をあえて見せ、部屋のアクセントにしています。
天井には杉板を貼り木そのものの温もりが心地良い空間に。杉板は色を乗せず軽い仕上げにすることで勾配天井の開放感を損なわないようにしています。

 

京町家のすだれ

2階正面の窓には新たにすだれ掛けを取り付けました。
2階廊下の手すりと同じ彫りの意匠で仕上げ統一感を持たせています。
すだれは祇園・清水寺の近くにお店を構える「伊吹すだれ」さんに一枚一枚作製していただいた葦すだれです。祇園界隈のお茶屋さん等のすだれを数多く手掛けておられ、京の名工にも選ばれています。
通常よく使用する白っぽい葦の中に赤みの入った葦を混ぜ、京町家に合うすだれを作っていただきました。

京町家の改装打合せ

現在改装中の京町家の打合せを行いました。

正面が広い道路に面した角地に建つ京町家です。
建物自体は小ぶりですが、古建具や京唐紙、雪見障子と畳敷きの縁側越しにのぞむ坪庭、天井を横切るゴロンボなど、随所に京町家らしさを取り込れ、町家の情緒を大切にした家にしています。

 

町家の吹き抜け廊下

天井板を取り払い既存の梁や骨組みをあらわした2階の廊下。
小ぶりな建物は少しでも部屋を広く取ろうとするため
どうしても階段スペースが閉鎖的になりがちですが、
勾配天井にし天窓を設けることで閉塞感を無くしています。

壁面は聚楽壁の風合いを持つ落ち着いた質感と色味で仕上げ、
明るすぎない、町家らしい仄暗さを残した空間にしています。

 

京町家の階段手摺透かし彫りの美しい廊下の手摺。
計画当初はシンプルな横桟の手すりを設置する予定でしたが、
現地打合せの際に職人の方の提案により写真の様な透かし彫りを施したデザインに変更しました。
模様は町家によく見られるスタンダードなものを選び嫌味なく空間に馴染むようにしています。

写真はありませんが、建物正面の2階に取り付けたすだれ掛けも
意匠を合わせて廊下の手摺と同じ透かし彫りで仕上げています。
細部にひと手間をかけることで町家らしい風情がぐっと高まりました。

 

京町家の和室とアクセントクロス2階、廊下と同様に勾配天井で梁をあらわした和室。
素木の小さな床の間の背面を藍色で仕上げ、空間を引き締めるアクセントにしています。
写真には写っていませんが、廊下と和室を仕切る戸襖にはいつもお世話になっている京唐紙の老舗企業「京からかみ丸二」さんの襖紙を使用します。

金木犀とベンチの家 打合せの様子

 

町家の塗装打合せ

先日、プロジェクト「金木犀とベンチの家」の内装打合せを行いました。
プロジェクトページはこちら

写真は造り付けのベンチと対面キッチンがあるLDKの天井塗装色の打合せの様子。
塗装は塗装面の材により、同じ色味を塗装しても仕上がりが異なってきます。
そこで写真の様に、天井材と同じ材にいくつかの色味を塗装した見本を用意し、壁や柱の色味、光の入り方など、空間全体のバランスを見ながら塗装色を決めていきます。

 

京町家の市松貼り天井こちらが塗装前のLDKの天井です。
板と板の間を少し隙間を空けて施工する「目透かし張り」という手法で仕上げています。

通常、目透かし張りに意匠性を持たせる場合、木目を互い違いに施工して市松模様に仕上げます。
この物件では、さらに現場の職人の方の提案により、同じ板材の中から明るめの色目と暗めの色目の板を選び出し、木目に加えて色目も互い違いに施工することで、写真の様なより美しい市松模様に仕上げています。

LDKが広く天井の面積が大きいため、通常の目透かし天井ではのっぺりとした印象になりそうなところをよりはっきりとした市松模様に仕上げることで、空間が平坦にならずリズムが生まれます。
このままでも十分に美しい天井ですが、空間全体に統一感を出すため、市松模様の風情を残しながら塗装をしていきます。

 

町家 窓の桟

小さな坪庭に面した窓にも一工夫。
写真の様に、2枚引違い窓の中心の窓枠前に細い柱を打つことで、室内から庭を見た時に、アルミの窓枠を柱で覆い、一枚の大きな画の様に見えるよう配慮しています。
より庭を美しく見せ、より空間を広く感じられるよう配慮した、設計士の先生の提案です。