「都ライト」開催のお知らせ

【都ライト】開催のお知らせ

弊社が協賛している町家のライトアップイベント「都(みやこ)ライト」が、11/11?11/13の3日間、上七軒通近くにて開催されます。

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都ライトは、上京区で開催され今年で12回目となる、町家のライトアップイベントです。また、ライトアップに合わせ、京都や日本の文化にまつわるものを中心に様々な展示・体験・パフォーマンスが開かれます。

かつて、日本の商人・職人は「町家」と呼ばれる細長い木造の家を仕事場とし、住まいとしてきました。日本で唯一京都には2万件とも3万件ともいわれる町家が残っていますが、建築や住まいのあり方の変化とともにその数は減りつづけています。

都ライトでは、町家を外から照らすのではなく内側にライトをおき、格子を通じて通りに美しい光を漏れ出させます。その光を、町家の暮らしで灯されてきた灯りに見立て、その暖かさを表現しようとしています。これに合わせ、住民の方々のご協力のもと、様々なイベントを開催しています。それらのイベントの一部には、会場となる通りの町家で育まれてきた文化や技術が生かされています。

町家やそこで営まれてきた暮らしの魅力を、来場した方に感じていただき、そしてそのことがひいては町家を後世にのこすひとつの力となることを願うという趣旨のもとに開催されます。

[開催日時]

2016年11月11日(金)12日(土)13日(日)

[開催場所]

浄福寺通大黒町、上七軒通、および上京区のまちと町家

[主催]

都ライト実行委員会

http://www.miyako-es.jpmiyako-light.anewal.net/

京町家 公開シンポジウムのお知らせ

6月4日に開催されます京町家の公開シンポジウムのお知らせです。

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<公開シンポジウム ?町家をこれ以上壊さないために?>
京町家再生研究会、京町家情報センター他関連組織、京都府宅地建物取引業協会は、昨年12月に門川市長に「京町家の流通促進による保全・再生案に関する要望書」を提出しました。京町家を壊す前に一旦届け出ていただき、一定期間内に引き継ぐ人や方法を探そう、という取り組みです。

今回のシンポジウムでは、京町家の価値を再認識し、次の世代に引き継ぐために適切な改修による再生が必要であることを市民のみなさんと共有したいと考えています。

シンポジウムのご案内PDFはこちら

 

■公開シンポジウム ??町家をこれ以上壊さないために?
・日時 2016年6月4日(土) 14時30分?17時30分
・場所 京都文化博物館 別館ホール
〒604-8183 京都市中京区三条高倉
http://www.miyako-es.jpwww.bunpaku.or.jp/info/access/

・開催挨拶 小島冨佐江 京町家再生研究会理事長
・趣旨説明 宗田好史  京都府立大学教授 京町家再生研究会副理事長

・パネルディスカッション
小笠原憲一  京都市副市長
デービット・アトキンソン  小西美術工藝社 京町家友の会会長
西村孝平  株式会社八清  京町家情報センター
公益社団法人京都府宅地建物取引業協会 役員(予定)

・定員 120名 参加無料
・お申込み・お問い合わせ(メールまたはファックス)
mail saisei@kyomachiya.net  fax 075-2?1-0727
京町家再生研究会 事務局

 

 

京町家友の会 デービッド・アトキンソンさん講演会

先日、京都大学百周年時計台記念館にて行われた、京町家友の会の講演会に参加しました。

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講師はイギリス出身で小西美術工藝社社長のデービッドアトキンソンさん。

京町家友の会の会長でもあり、著書「新・観光立国論」がベストセラーになったことでも有名な方です。

京都の観光についてのさまざまなご意見を伺いましたが、これからの日本の経済において、観光業は大変重要な基幹産業になるとのこと。

アメリカの大手旅行雑誌が発表する、旅行で訪れたい世界の都市のランキングで、京都市が日本の都市で初めて2年連続1位に選ばれましたが、フランスを訪れる観光客の数などと比較すると、外国から京都に来る観光客は少なく、観光業の観点から見た京都の改善の余地はまだまだあるとのことです。

以前とある会合で、関東から京都に転勤になった方からこんなことを尋ねられました。「町家に住んでみたいんですが、隣にはマンションが建っていたりすることが多いですよね。町家が並んでいる地域はどこにあるんですか?」

西陣界隈にはまだ町家が残っているところがあるなどお伝えしましたが、今回のお話でも、京都を訪れる外国の方が、京都の町並みにがっかりされることがあるとのこと。

京都の町を歩くと、以前あった町家が取り壊されて更地になっているのを見ることも多々あります。年々減少していく町家を残すことの重要性について考えさせられました。