学生のまち 吉田の家

現在、リノベーションのプランニングを進めている物件があります。

京都大学のキャンパスがある学生のまち、吉田の家です。

 

鴨川デルタ

左京区の南西にひろがる、吉田のまち。
その大半を京都大学の吉田キャンパスが占め、学生街として知られています。

すこし歩くと鴨川がゆったりと流れ、鴨川デルタや飛び石で学生さんが思い思いに憩うすがたをよく見かけます。
アカデミックな趣と、自然豊かでのんびりとした空気感に満ちたエリアです。

物件は、京都大学と鴨川の近くにたたずむ一軒の家です。
学生街ならではの活気あふれる大通りから少しはいった、落ち着いた家々がならぶ場所に位置しています。

京都大学と鴨川に近いというロケーションだけでなく、建物自体も特徴的な魅力を持っています。その魅力を生かしたリノベーションプランを検討中です。

これからリノベーションの様子をブログでお伝えしていきます。

※誠に恐れいりますが、販売開始前の物件の詳細についてはお答えいたしかねます。何卒ご了承ください。

名所近くの京町家 リノベーションの様子

京都の観光地近くの京町家物件の和室と障子

現在、数件の物件のリノベーションプロジェクトを進行中です。

そのうちの一軒は、有名な観光名所のすぐそばに建つ京町家。
国内外から旅行客がおとずれる名所で、先日現地に行ったときも、行き交う人々の姿が見られました。

建物は、観光地のとても近くでありながら、静かな通りに佇んでいます。
通り沿いには京町家が立ちならんでいて、その家並みになつかしさを感じました。

 

京都の観光名所のすぐ近くのリノベーション予定の京町家

家はところどころ手がくわえられていますが、外観にも内部にも元々の町家の意匠や空間構成が残されています。

町家がならぶ景観や、名所近くという風情を大切にし、建物の記憶や味わいを受け継ぐリノベーションを行う予定です。

現在、リノベーションプランを検討中です。
リノベーションの様子はブログでお伝えしていきます。

 

※誠に恐れいりますが、販売開始前の物件の詳細についてはお答えいたしかねます。何卒ご了承ください。

 

寺社仏閣のそばの家 リノベーションの様子③

有名な寺社仏閣のほど近くにたたずむ家。
リノベーションの様子をお伝えします。

前回のブログ

 

京都のリノベーション物件にしつらえる古建具

この家にしつらえる古建具を探しに、設計士とともに、いつもお世話になっている古建具店をおとずれました。
倉庫の外にまで所せましと並べられた、膨大な枚数の古建具たち。いつおとずれてもその光景に驚きます。

寸法も意匠も多様な古建具。この大量の古建具の中から、寸法、意匠、用途など、物件に合うものを時間をかけて探します。条件が合う古建具を外に運び出し、さらに状態をみて、設計士や職人と意見を交わしながら、物件にしつらえるものを選んでいきます。

 

京都のリノベーション中古物件にしつらえる古建具

大量の古建具のなかから選んだのは、とても印象的なたたずまいの開き戸。草や枝のような模様が入ったガラスと、網代があしらわれた、雰囲気のある意匠が目を引きました。
同じ意匠の建具が2枚見つかったので、2枚ともこの物件にしつらえ、雰囲気と統一感のある空間にリノベーションしていきます。

 

※誠に恐れいりますが、販売開始前の物件の詳細についてはお答えいたしかねます。何卒ご了承ください

寺社仏閣のそばの家 リノベーションの様子②

歴史ある寺社仏閣のほど近くに建つ家。
リノベーションの様子をお伝えします。

前回のブログ

 

物は奥行きが長くゆとりがあり、ゆったりと過ごせる広さ。
この家の元々の趣を大切にしながら、広さを生かして、段差をもうけた緩急のある空間にリノベーションします。

段差部分には壁の手前に引き込める建具を設けます。
普段は建具を引き込んで小上がりとして過ごしたり、うたた寝をするときや来客があるときは建具を閉めて空間を区切ったり。建具の開閉によって、自由な暮らしかたができる空間になります。

たとえば下の2枚の写真は、以前弊社でリノベーションを行った、二軒ならびの京町家。室内に段差があることで、空間に奥行きが生まれています。

(写真/弊社リノベーション 二軒ならびの京町家 東棟西棟

京都のリノベーション織屋建京町家物件の板間と和室

 

襖には、この家が建つ土地の歴史や、近くにある寺社仏閣にちなむ京からかみをしつらえる予定です。

原紙、文様、摺り色の組み合わせかたによって、多様な風情を醸すからかみ襖。
特に原紙は面積が大きく、空間全体の趣に大きく影響します。そのため、現場に数百枚の原紙のサンプルを持ち込み、光の入りかたや空間の雰囲気を見ながら、原紙を選んでいます。

たとえば下の2枚の写真は、弊社がリノベーションを行った、明治時代の京町家と上京区の京町家。どちらの町家にも京からかみの襖をしつらえています。

京都のリノベーション京町家物件の京からかみの襖と和室

この写真は、家の奥に位置する座敷への入り口にしつらえた襖。格式高さと親しみを併せ持つ、光悦桐の文様です。
摺り色の雲母(きら)が、光の当たり方や見る角度によって異なる表情を見せる、趣ある襖。原紙は空間に馴染むよう、周囲の塗り壁に似た色を選んでいます。

(写真/弊社リノベーション 明治時代の京町家

 

下の写真は、収納の扉にしつらえた襖。文様は、この町家が建つ地域の歴史にちなむ光琳松。小さな松たちがあつまってひそひそ話しているような、ユーモラスな文様です。
摺り色は、文様を際立たせながら町家の空間に合う、抹茶のような深い緑。からかみの企業のかたと相談をしながら選んだ色です。

(写真/弊社リノベーション 上京区の京町家

 

※誠に恐れいりますが、販売開始前の物件の詳細についてはお答えいたしかねます。何卒ご了承ください

青いソファとタイルの家 物件詳細③

賀茂川のほど近く、京都府立植物園や京都コンサートホールも徒歩圏内にある、閑静な住宅エリアの家を全面リノベーションしました(2023年8月全面リノベーション済)。

ブルーグリーンのソファと手描きタイルがある、お気に入りのカフェのようにくつろげる家です。

前回のブログ

青いソファとタイルの家

 

■初のオープンハウス開催
9/2(土)・3(日) 14:00-16:00

※駐車場はございません。公共交通機関等をご利用ください。
※恐れ入りますが初回オープンハウス前のご案内は承っておりません。

 

京都の賀茂川と地下鉄北大路駅近くのリノベーション中古テラスハウス物件の階段

2 階の階段室は、手摺側の壁に淡いブルーグレーのアクセントクロスが貼られています。ソファのブルーグリーンやタイルのオリーブグリーンとリンクする色です。
2階の踊り場から階段下を見ると、自然光が不思議な陰影をえがいていました。

 

京都の地下鉄烏丸線の北大路駅と北山駅近くのリノベーション中古テラスハウス物件の洋室

2階、カウンターデスクと本棚のあるワークスペース。
南向きの明るい窓と、梁をあらわした勾配天井に、伸びやかさを感じる空間です。

カウンターデスクは幅が広く、1人だとかなりゆとりをもって使えるのはもちろん、2人ならんで座ることができます。デスク上部の壁の端にはコンセントが2か所設置されているので、PC作業にも便利。

本棚は天井付近まで高さがあり、本、仕事の資料や小物など、デスク回りのものを収納できます。棚は可動式なので、お好きな高さに調整していただけます。

リモートワークや就寝前の読書など、さまざまに使えるスペースです。

 

京都の賀茂川と北大路駅と北山駅近くのリノベーション中古テラスハウス物件の洋室から前道を見て

全面道路は幅員が約5.9mと広く、南向きのため、窓からとても明るい光が射しこみます。一方通行なので交通量がそれほど多くなく、周囲には静かで落ち着いた環境が広がっています。

 

 

京都の地下鉄北山駅と北大路駅近くのリノベーション中古住宅の外観

 

京都のソファとタイルのあるリノベーション中古テラスハウス物件の外観と前道

グリッド窓が印象的な、ナチュラルでモダンなカフェをイメージした外観。玄関扉はレッドシダーで、自然な趣と重厚感があります。
周囲には、広い道路に面して落ち着いた家並みが続いています。

賀茂川まで徒歩2分(約160m)でありながら、地下鉄烏丸線「北大路」駅と「北山」駅も徒歩圏内にあり、自然豊かで交通アクセスも良いエリア。

さらに、イオンモール北大路、京都府立植物園(徒歩11分/約850m)、京都コンサートホールなど、日々の暮らしに便利なショッピングモールや文化施設も歩いていける距離にあります。

他にも、有名な洋菓子店「マールブランシュ」の本店、老舗の洋食レストラン「キャピタル東洋亭」、植物園の緑をのぞむレストラン「IN THE GREEN」もほど近くに。

毎日の買い物、食事やお茶、休日のおでかけなど、生活が楽しくなるエリアです。

 

賀茂川近くのリノベーション中古物件のブルーグリーンの造作ソファと棚

賀茂川まで徒歩2分。

造作ソファとこだわりのタイルのある家で、お気に入りのカフェのようにくつろいで暮らしたいかたにおすすめの家です。

■初のオープンハウス開催
9/2(土)・3(日) 14:00-16:00

どうぞお気軽にお越しください。

青いソファとタイルの家

青いソファとタイルの家 物件詳細②

賀茂川より歩いて2分。
広い道で区画が整備されたエリアに建つ、リノベーション済の家(2023年8月全面リノベーション済)。

ブルーグリーンのソファと手描きタイルがある、お気に入りのカフェのようにゆったり過ごせる空間です。

前回のブログ

青いソファとタイルの家

 

■初のオープンハウス開催
9/2(土)・3(日) 14:00-16:00

※駐車場はございません。公共交通機関等をご利用ください。
※恐れ入りますが初回オープンハウス前のご案内は承っておりません。

 

京都の地下鉄烏丸線の北大路駅と北山駅近くのリノベーション中古テラスハウス物件のLDKと明るい庭

お気に入りのカフェで過ごすような、くつろげる空間がコンセプトの家。
造作ソファとタイルのほかに、くつろげる空間に不可欠な“光”を意識したプランニングを行っています。

最初にプランニングしたのは、リビングの配置です。

この物件は南向きのため、家の中で一番明るい場所は表の道路側になります。

ですが、家の中で最もくつろいで過ごすリビングはリラックスできるよう家の奥に配したいと考え、北側にリビングを配置。
その分、壁や建具にガラスを多用してさまざまな方向から自然光を取りこむことで、北側であっても心地よい明るさに満ちたリビングになるようリノベーションを行いました。

さらに、庭塀を明るい色にすることで、庭に射し込む自然光をより強調しています。LDKに入ると光に満ちた庭がパッと目に飛び込んできて、リビングを明るく印象付けます。

 

京都の賀茂川近くのリノベーション中古テラスハウス物件の庭

庭からより多くの自然光を取りこむため、庭に面してL字型の窓ガラスを設置しています。LDK側は引き違い窓、庭横の小さなスペース側はFIX窓です。

写真は庭横の小さなスペースからの眺望。サッシに視界が分断されず、額縁のように庭を切り取ります。

二方向から射す自然光が、リビングに明るさをもたらしています。

 

京都の賀茂川近くのリノベーション中古物件のギャラリースペース

京都の賀茂川近くのリノベーション中古物件の庭の窓ガラス

庭の横の小さなギャラリーのようなスペース。
庭と同じくLDKに入った時にまず視界に入り、LDKの第一印象を大きく左右するエリアです。
そのため明るい印象になるよう壁と天井を白でまとめ、印象的な真鍮の照明と、飾り棚の下部に間接照明を設置し、LDKに入った時に視線が奥にみちびかれるようにしています。

飾り棚にはインテリや花を飾って、LDKを好みの空間に演出する楽しみもあります。

 

京都の北大路駅と北山駅近くのリノベーション中古物件の真鍮の照明

真鍮の照明は、リノベーション物件の撮影に使うインテリア用品を探しに、京都のインテリアショップを訪れたときに出会ったもの。
富山県にある明治時代創業の老舗鋳物メーカーが手がける、真鍮の生活用品ブランド「FUTAGAMI」さんの照明です。

ランタンのフレームのような線が細く端正な造形と、真鍮の重厚感と輝きによる印象的なたたずまいに惹かれ、この小さなギャラリースペースに設置しています。

 

京都の賀茂川近くのリノベーション中古テラスハウス物件のクラシカルな照明

ソファの上を飾るクラシカルな照明。
インテリア的な要素が強い壁付け照明のため、ソファと調和するデザインで、主張しすぎない小型のものになっています。透明ガラスのシェードが小さくとも光を拡散し、ソファにほどよい明るさをもたらしています。

 

京都の賀茂川近くのリノベーション中古物件の玄関

京都の賀茂川と北大路駅近くのリノベーション中古物件の建具

玄関を見て。建物が面する南向きの広い道路から射す自然光を奥に配したリビングに届けるため、玄関扉の上部と横にガラスを設けています。

さらに、玄関からリビングへ続く入口の建具は上部2/3ほどにモールガラスを入れ、その横の壁はガラスとワイヤーの筋交いにすることで、玄関の光を奥へみちびきます。

玄関建具のモールガラスは、ソファ上部の照明とリンクする意匠に。玄関からの視線をさえぎりプライバシー性を確保しながら、光を透過します。

青いソファとタイルの家

 

青いソファとタイルの家 物件詳細①

賀茂川まで歩いて2分。
地下鉄烏丸線の北大路駅が徒歩圏内の、閑静な住宅街の家を全面リノベーションしました(2023年8月全面リノベーション済)。

ブルーグリーンの造作ソファと、手描きタイルがある家。
お気に入りのカフェで過ごすような、くつろぎの時間が流れます。

 

青いソファとタイルの家

 

■初のオープンハウス開催
9/2(土)・3(日) 14:00-16:00

※駐車場はございません。公共交通機関等をご利用ください。
※恐れ入りますが初回オープンハウス前のご案内は承っておりません。

 

京都の地下鉄烏丸線の北大路駅と北山駅近くのリノベーション中古テラスハウス物件のLDK

お気に入りのカフェのように、ゆったりと過ごせる家をコンセプトにしたリノベーション。

印象的なソファとタイルがありながら、つくりこみすぎず素朴なカフェのような雰囲気の空間になっています。

 

賀茂川近くのリノベーション中古物件のブルーグリーンの造作ソファと棚

LDKの一角に造作されたブルーグリーンのソファ。

空間と調和しながらも、存在感があるソファに…と考え、フローリングや造作家具の木部に馴染みつつ、やわらかなコントラストがそれぞれの色を引き立てるブルーグリーンのソファとなりました。

生地は、たくさんのブルーグリーンの生地の中から、明るすぎず暗すぎない落ち着いた色で、ほのかに光沢があり滑らかな肌触りのものを選んでいます。

 

京都のリノベーション中古戸建物件の造作ソファ

設計士がクッションの厚みや背もたれの高さにこだわってプランニングしたソファ。
ふかふかとやわらかく、座り心地の良いソファです。

また、長い時間リラックスして過ごせるよう、ソファは壁に囲まれた奥まったスペースに配されています。ソファのそばにある庭はL字型にガラス窓が設置され、ソファでくつろぎながら庭を眺められるようになっています。

 

京都の北大路駅と北山駅近くのリノベーション中古テラスハウス物件のソファとグリッド棚

ソファ横には、天井までの造作棚があります。ソファの色をひきたてる、素木の風合いを生かしたナチュラルな色です。

本はもちろん、インテリアをきれいにディスプレイできるグリッド状の棚。棚は可動式で、本やインテリアに合わせて高さに調整していただけます。

ソファ横にはサイドテーブルのような小さなスペースが。読みかけの本を置いたり、コンセントがあるのでお気に入りのスタンドランプを飾ったりできます。

 

京都の地下鉄烏丸線北山駅近くのリノベーション中古テラスハウス物件の手描きタイル

京都の賀茂川近くのリノベーション中古テラスハウス物件の手描きタイル

タイルは、以前よりリノベーションのプランニングのため何度もショールームを訪れたり数多くのサンプルを手に取るなかで、いつかこのタイルに合う物件をリノベーションする時に使いたいと考えていた、2種類のタイルをあしらっています。

ひとつは、キッチン前のタイル。
黄みがかった優しい色の無地のタイルの中に、キッチン回りの小物が描かれたタイルが散りばめられています。クラシカルでかわいらしい絵柄です。

絵柄は、イギリスで伝統の技を受け継ぐ職人によって、一枚一枚手描きで描かれたもの。そのためピース毎に絵柄のタッチが微妙に異なるそうです。

 

京都の地下鉄烏丸線の北大路駅と北山駅近くのリノベーション中古テラスハウス物件のキッチンとタイル

タイルとキッチンを見て。タイル全体が白い壁に溶け込みながら、ゆらめく艶と散りばめられた絵柄がリズムを生み出しています。

キッチンはIHコンロと食洗機付きです。キッチン横には造作収納棚があり、上部に家電用のコンセントが設置されています。

 

京都の賀茂川近くのリノベーション中古物件の洗面化粧台のオリーブグリーンのタイル

ふたつめは、洗面化粧台の立ち上がりのタイル。
草木のような、海の底のような、深みと透明感を感じるオリーブグリーンです。
表面のゆらめきと艶が、水回りになじむ涼やかさとやわらかさを醸しています。

 

京都の賀茂川近くのリノベーション中古テラスハウス物件の洗面脱衣室

洗面化粧台のカウンターはソファ横のグリッド棚と同じく、タイルのオリーブグリーンをひきたてるナチュラルな色です。下部には軽やかで風通しの良いルーバー状の棚があり、上下にお好きなカゴを置いてリネン類などを収納していただけます。

 

青いソファとタイルの家

 

ソファとタイルのある家 リノベーションの様子

現在、一軒の家を全面リノベーション中です。
まもなくリノベーションが完了します。

地下鉄の駅が徒歩圏内にありながら、自然豊かで落ち着いたエリア。
区画が整理された広い道に面しています。

 

京都のリノベーション中古戸建物件の庭

座り心地や生地にこだわった造作ソファと、色味や質感が美しいタイルが印象的な家にリノベーションしています。

ソファは、ふかふかとして長時間リラックスできる座り心地、空間を彩りながら主張しすぎない色味、肌触りの良さなど、設計士とともにプランニング。
タイルは、たくさんの現物サンプルを手に取り検討し、以前よりリノベーションに使いたいと考えていた色柄や質感のものを選んでいます。

表の広い道と庭からの自然光をたっぷり取りこめるようガラスを多用し、室内はやわらで明るい光に満ちています。

造作家具や素材に個性がありながら、つくりこみすぎていない家。
素朴なカフェのように、ゆったりとくつろげる空間になっています。

 

京都のリノベーション中古戸建物件の玄関

近日中にウェブサイトに詳細を掲載いたします。
よろしければご覧ください。

※恐れ入りますが、販売開始前の物件の詳細についてはお答えいたしかねます。悪しからずご了承ください。

 

宮川町そばの京町家 物件詳細②

花街宮川町へ通りぬける路地にたたずむ京町家です。
(2023年7月全面リノベーション済)

前回のブログ

宮川町そばの京町家

 

■初のオープンハウス開催(予約不要)
7/29(土)・30(日) 14:00-16:00
※駐車場はございません。公共交通機関等をご利用ください。
※恐れ入りますが初回オープンハウス前のご案内は承っておりません。

 

京都の花街の宮川町そばのリノベーション京町家物件の縁側と坪庭

京都の祇園と鴨川近くのリノベーション京町家物件の坪庭

小さな灯篭の坪庭をのぞむ縁側。
天井に貼られた葦の板と透明ガラスの照明が、端正で涼やかな印象を醸しています。

縁側が余白となって建物の内と外をゆるやかにつなぎ、空間にゆとりが生まれます。

 

京都の祇園南のリノベーション京町家物件の縁側

奥の建具も、この家に調和するよう、設計士と打ち合わせを重ねて意匠を考えた新設建具です。

洗面脱衣室の建具と似た意匠で統一感がありながら、洗面脱衣室の建具が横桟なのに対して縦桟にすることで、少し異なる趣になっています。

 

京都の祇園と鴨川近くのリノベーション京町家物件の階段

京都の鴨川と祇園の近くのリノベーション町家物件の階段てすり

階段と2階のホール。
階段手摺は京町家によく見られる意匠で造作しています。

2階はもともと3室の続き間でしたが、寝室を2室確保し、それぞれに独立性をもたせるため、真ん中の部屋をホールに変更しています。

ホールは広さにゆとりがあるので、トイレを備えています。

 

京都の鴨川と祇園近くのリノベーション町家物件の舞良戸

ホールをはさんで向かい合う2つの洋室の洋室の入口は、2枚組の舞良戸を1枚ずつしつらえています。透かし彫りの帯が美しい古建具です。

 

京都の祇園と鴨川近くのリノベーション町家物件のバルコニーのある洋室

京都の祇園と鴨川近くのリノベーション町家物件のバルコニー

バルコニーからは路地中とは思えない明るい光が差し込み、視線が遠くへぬけていきます。

2階の洋室2室はどちらも既存梁をあらわした勾配天井で、伸びやかな空間になっています。どちらもクローゼットをそなえているので、寝室としてお使いいただけます。

 

京都の鴨川と祇園の近くのリノベーション町家物件の洋室とカウンターデスク

京都の祇園と鴨川近くのリノベーション町家物件のカウンターデスク

洋室。クローゼットの舞良戸が空間のアクセントになっています。

クローゼット横には、電源と棚をそなえたカウンターデスクが造り付けられています。リモートワーク、読書、インテリアのディスプレイなど、いろいろな用途に使えるスペースです。

窓の外には、これからすだれをしつらえます。
いつもお世話になっている、東山にある「伊吹すだれ店」さんに素材や色味、大きさなどを相談し、作っていただいたすだれです。祇園のお茶屋や料亭などのすだれを数多く手がけていらっしゃいます。

 

宮川町そばの京町家

 

宮川町そばの京町家 物件詳細①

祇園の南。
鴨川のほとりに広がる、京都の五花街のひとつ、宮川町。
宮川町の風情ある石畳の道へと続く、京町家がならぶ静かな路地があります。

この路地にたたずむ一軒の京町家をリノベーションしました(2023年7月全面リノベーション済)。

物件の詳細について、数回にわたりお伝えします。

宮川町そばの京町家

宮川町そばの京町家/project

 

■初のオープンハウス開催(予約不要)
7/29(土)・30(日) 14:00-16:00
※駐車場はございません。公共交通機関等をご利用ください。
※恐れ入りますが初回オープンハウス前のご案内は承っておりません。

 

京都の祇園南のリノベーション町家物件の外観と路地

祇園南のリノベーション京町家物件近くの新宮川町通

建仁寺の南、六波羅蜜寺の西、鴨川の東。

寺社仏閣や名所に囲まれ、祇園にもほど近いこの場所に、知らずに通りすぎてしまうほどひっそりとした路地があります。

路地は宮川町の石畳の道へぬけられます。お茶屋や割烹がたちならび、風情ある景観を見ることができます。

路地の両側には出格子の京町家が軒をつらね、消えゆく昔の京都の家並みが残されています。

 

祇園南のリノベーション済京町家物件の玄関とミセノマ

最初にこの町家をおとずれたとき、町家が軒をつらねる路地の景観、一列三室型の町家の原型をとどめる空間構成、建物が持つ趣や空気感、それらを全て大切に残したいと思い、このリノベーションプロジェクトを始めました。

この町家の元々の外観や間取りを再生・保存しながら、現代の生活様式をどう調和させるか、何度も現場を見て検討をかさね、プランニングを行いました。

外観は、建築当時の姿を推測して再生。内部は、間取りや水回りの位置をほぼ変えずに、新建材をすべて取り払い、リノベーションしています。

 

京都の宮川町近くのリノベーション京町家物件の格子

リノベーション前、この町家の意匠は簡易なアルミの平格子と腰壁でした。

路地に出格子を有する町家が多く立ち並んでいることから、おそらくこの町家も他の町家と同時期に、出格子を有する同じ意匠で建築された後のち、軒先に増築され、出格子が撤去され、平格子と腰壁に変わったのだと推察しました。

そこで、リノベーションにより増築部分を減築し、アルミの格子を取り払い、周囲の京町家と意匠を合わせた出格子を造作。

減築により床面積は減少しますが、家並みを再生することを優先しました。

 

出格子に面するミセノマは、三畳ほどの小さな空間です。

LDKの延長として過ごす空間、ご近所の方との語らいのスペース、荷物の受け取り場など、暮らしの余白になるゆとりです。

北山杉の床柱には、これから花釘を取り付けます。家に帰ってきたとき、お客さんを招いたとき、床柱に飾られた花が出迎えてくれます。

 

京都の鴨川東のリノベーション町家物件の古建具のゆらゆらガラス

ミセノマとLDKの間は、ガラス入りの障子戸で仕切られています。

自社で保管していた古建具なのですが、状態が良くてデザイン性も高く、リノベーションのプランニング中に、この場所に合うのではと思い、しつらえました。
古建具を透明ガラスなので視線と光がさえぎられず、視覚的にLDKとのつながりを感じられ、路地からの光を通してくれます。

ガラスは、大正~昭和に造られたとされる、独特のゆがみを持つゆらゆらガラス。ガラス越しに見える景色がゆらめく様子に、手仕事ならではの趣を感じます。

 

京都の祇園南のリノベーション町家の玄関

京都の宮川町近くのリノベーション京町家物件のレトロ照明

玄関のペンダント照明は、祇園の三浦照明を訪れたときに見つけたもの。
とてもかわいらしいフォルムに一目で惹かれ、リノベーション物件に取り付けようと保管していたものです。

主張しすぎないけれど印象的な佇まいが、建物に入ったときに最初に目にする玄関に合うと考え、この場所に設置しています。

 

京都の鴨川と祇園の近くのリノベーション町家物件の玄関

京都の宮川町そばのリノベーション京町家物件の土間と一二三石

三和土調の土間に一二三石を散らした玄関。

一二三石(ひふみいし)とは、修学院離宮の隣雲亭の土間に見られる意匠で、小石がひとつ、ふたつ、みっつと寄せて散りばめられています。

玄関は、ミセノマとキッチン(かつての通り庭)へと続く両方の入口を残してリノベーションしています。キッチンへと続く正面の建具は、今回のリノベーションで、町家の趣やしつらえた古建具と調和する意匠で造作した新しい建具です。

 

京都の祇園の南のリノベーション町家物件のLDK

LDKとミセノマを見て。

3室が縦にならぶ一列三室型の空間構成を残しながら、現代の生活様式に合わせてリノベーションしています。
縁側に面する一番奥の部屋は、元は建具で仕切られた座敷でしたが、リノベーションにより建具を取り払い、風情を残しながらも使いやすい空間になっています。

エアコン1台(リビング)、床暖房2か所(ダイニング、キッチン)を設置済みなので、今の季節から快適に暮らしていただけます。

柱と梁、畳、建具、格子。直線で構成された町家の美しさが感じられます。

 

京都の祇園南のリノベーション京町家物件のキッチンと収納棚

キッチンと造作収納。
体積が大きいので、主張が激しくなく空間に溶け込む色柄や質感を選定しています。

キッチン扉はとても控え目な木目。キッチン前のタイルは、塗り壁、フローリング、造作棚、柱、建具など、色味が異なる木部に馴染むシンプルな白。造作収納は端正な木目で、着色していないため、素木のナチュラルさが残っています。

上下の造作収納の間には家電用のコンセントをそなえ、電子レンジや炊飯器などを置けるようになっています。
また、収納の容量が大きいので、食器、カトラリー、食材など、ダイニング・キッチンまわりの品々はもちろん、日用品のストックなど、リビングの小物の収納としても使えます。

掃除機や季節の家電などの大きいものは、LDKの階段横に背の高い収納があるので、そちらに収納していただけます。

 

京都の祇園と鴨川近くのリノベーション町家物件の雪見障子と坪庭

縁側に面する畳のリビング。
雪見障子の向こうには坪庭をのぞみます。

雪見障子は左手の壁の外側に引き込めるようになっています。

自然光を取り込む、雪見障子から坪庭をのぞむ、障子を下ろして落ち着いた空間にする。
一日のなかで時間帯や過ごし方によって、光の取り込み方を変えることができる、くつろぎの空間です。

 

京都の祇園の南のリノベーション町家物件の縁側と洗面室の建具

縁側には、洗面脱衣室へと続く扉があります。

キッチン横にも洗面脱衣室の入口があり、キッチン⇔洗面脱衣室⇔縁側と行き来できる、回廊のようになっています。

元々ここには建具はなく、奥はオープンな(おそらく脱衣所を兼ねた)洗濯機置き場になっていました。リノベーションにあたり、プライバシー性を確保しつつ、回廊のように行き来できる構成を残すため、壁ではなく建具をしつらえています。

建具はこの町家と古建具に調和する意匠で建築士が設計した、新設の建具です。桟の位置やガラスのサイズなど、修正を重ねこのデザインに至りました。

 

宮川町そばの京町家