Overview about this real estate
地下鉄「東山」駅から徒歩2分。
北に平安神宮や京都市美術館のある岡崎エリア、東に青蓮院門跡寺院や知恩院、南に八坂神社や祇園を有する閑静な地域。三条から祇園へとつづく白川筋を三条通から少し下がり、一筋目を東へ入った先。四棟ならびの新築の京町家の宿「三条しらかわ小路(こうじ)」をオープンいたしました。石畳敷の小路に四棟の京町家が軒を連ね、京都の古き良き町並みである「路地(ろおじ)」を再現した風情ある宿です。
外観は京町家の伝統的な意匠を踏襲し、木製格子戸や漆喰塗りの壁で仕上げています。四つの棟の名は「花鳥風月」よりそれぞれ花、鳥、風、月とし、それぞれの棟の名に合わせた京からかみを壁にあしらいました。
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石畳のろおじに立ち並ぶ
四棟の宿。
古き良き京都、ろおじの京町家宿
のれんをくぐり格子戸を入った先に、石畳敷の小路に四棟の新築の京町家が軒を連ねます。現代では姿を消しつつある京都の風情ある町並み「ろおじ(路地)」を再現しています。
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一、
花の棟。
大小梅の丸
花と朱赤色をテーマにした一棟目の宿。「大小梅の丸」の京からかみを壁にあしらっています。梅の木を丸くたわめた格調の高い文様で、格調高く、気品あるやさしさを持っています。江戸時代以降の衣裳や蒔絵などにも多く使用された鮮やかな朱赤に咲く凜とした梅の丸の紋様がみなさまをお迎えいたします。
くつろぎの座敷
奥の座敷。京町家の意匠を踏襲し、竿縁天井と塗り壁で仕上げた落ち着いた空間です。雪見障子越しに坪庭をのぞみ、四季折々の美しさを楽しむことができます。座敷には金色の原紙に朱赤をのせた大小梅の丸の京からかみをあしらっています。
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二、
鳥の棟。
鳳凰丸
鳥と鈍色(にびいろ)をテーマとした2棟目の宿。桐に住み竹の味を喰うとされる想像上の瑞鳥である鳳凰は縁起が良く格式高い文様として古くは飛鳥・奈良時代から様々な道具類に使われています。奥の座敷にも鳳凰丸の紋様の京からかみを飾りつけています。
四季折々の坪庭をのぞむ
浴槽に大谷石(おおやいし)、天井にヒバをあしらった浴室。窓の外には坪庭をのぞみます。夜、ライトアップされた坪庭を眺めながらゆったりとお湯につかり非日常感を楽しんでいただけます。
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三、
風の棟。
光琳大波
風と濃紺をテーマにした3棟目の宿。尾形光琳が描いたとされる波紋様。波頭だけをとらえた描き方や、留めのある線の出だし、できる限る簡略化した太い線に、琳派らしい斬新さがあります。濃紺の鳥の子紙に白い波を摺り、風に大波が立つ様子を表現しています。
火袋をのぞむ
濃紺の壁をアクセントとした2階のベッドルーム。火袋を模した吹き抜けに面した障子窓からは、竹小舞越しに階下を見下ろします。全体的に照明を落とした落ち着いた空間でゆっくりお休みいただけます。
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四、
月の棟。
離れのような静けさ
ろおじの最奥に位置する月の棟。月の棟のみ、格子の門の先に玄関戸を構え、離れのような風情のある棟となっています。
向こうむき兎と細露すすき
月と黄色をテーマとする四棟目の宿。古来より月に住んでいるとされた兎。月の影を兎に見立てるとともに、雲から出る月の動きを表現したような文様に、耳を付けた兎とを重ねた紋様で、その発想は当時の感性の豊かさが表われています。旧財閥の三井家好みの紋様とされています。中秋の名月を連想させる向こうむき兎と細露すすきを組み合わせ2版摺りとしています。
古建具が趣を添える
ベッドルームの入口は京都の古建具店で買い付けた古建具をしつらえています。他、各棟にも随所に古建具をあしらい、新築でありながら京町家の風情を大切にしています。