大徳寺そばの京町家

大徳寺の門のそばに建つ未改装京町家です。
近くには機織りの工場（こうば）がいくつかあり、通りを歩けばがしゃんがしゃんと機織りの懐かしい音が聞こえてきます。この建物もかつて機織り工場として使われていた織屋建と呼ばれる形態の京町家で、家の奥には巨大な織機を置くための吹き抜けの空間があります。現在は吹抜け上部に天井板が貼られていますが、取り払えば大きなゴロンボを見上げる大空間が広がります。

建物のすぐそばに位置する大徳寺の敷地は広く、緑豊かですがすがしい境内は地元民の散歩道として親しまれています。境内に建つ歴史的な建造物や京都を代表する名勝、春の桜、夏の青もみじ、秋の紅葉も、わざわざ遠方から足を運ばずとも気軽に堪能できる贅沢な暮らしが叶います。