Overview about this real estate
大正時代の登記記録が残る3軒の織屋建京町家のうち、東端と真ん中に建つ京町家を全面リノベーションしました。
西棟の京町家は町家の風情を残しながら現代の生活様式に合わせてモダンにリノベーションしています。
吹き抜け下のリビングの床レベルをさげ、吹き抜けの開放感を強調しています。ダイニングには造り付けのダイニングテーブルとキッチンをフラットに配置。細部までデザインにこだわった設備が、大きな家具のように空間に馴染みます。
2階は階高が低いですが、限られた空間を最大限に生かし、小さなウォークインクローゼットのある寝室、吹き抜けを見下ろす洋室など、暮らしやすさに配慮してプランニングしています。
Point about this real estate
段差が吹き抜けの
開放感を高める。
床レベルを下げ織屋建の魅力を引き出す
織屋建特有の構造を生かし、床レベルを下げることで吹き抜けの開放感を強調したリビング。既存梁や大和天井の古色がアクセントとなりLDKを引き締めています。壁一面の造作収納はそれ自体がインテリアとなり、空間全体の質を高めます。
リビング、ダイニング、キッチンにはそれぞれ床暖房を設置し、京都の寒い冬も暖かく過ごしていただけます。
日本建築と調和する日本独自の家具を/knot
東棟・西棟ともに京都の家具店「knot」さんに家具をディスプレイしています。
knotさんでは日本の建築様式と調和する日本独自の家具スタイルを提案されており、今回は二軒の京町家での暮らしをより具体的に描ける家具を設置していただきました。写真は漆塗りの京唐紙をあしらったローテーブルです。京唐紙の美しい紋様と暖かな質感、ゆるやかに曲線を描くローテーブルが、町家の空間に静かに溶け込んでいます。
http://www.knot-fp.co.jp/
力強く編まれたひごが上質感を生む/公長齋小菅
明治時代創業の京都の老舗竹芸品メーカー公長斎小菅さんの花籠を飾り付けています。やたらめったらにひごを差し込み編むことから「やたら編み」と呼ばれる技法で作られています。力強く編まれた竹と縄のような繊細な竹が強弱を生み出しています。
※花籠は販売価格に含みます。
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2階/
穏やかな陽気に包まれて。
Point about this real estate
二軒ならびの京町家
西棟。