Overview about this real estate
平安神宮、京都市美術館や京都国立近代美術館、ロームシアター京都などが集積する、京都屈指の文化・芸術ゾーンとして知られる岡崎エリア。
その岡崎エリアに静かに佇む京町家をリノベーションしました。
この京町家の一番の特徴である眺望の良さを生かして、2階にLDKをプランニングしています。
バルコニーの大開口からは東山の豊かな山並みをのぞみ、家の中にいながら緑を生活の中に取り込むことができます。
1階は、元々この建物が持つ趣や質感を大切に残し、修復・再生しています。
広い廊下(通り庭)や縁側はあえて室内に取り込まず、余白としてそのまま生かすことで、暮らしにゆとりを生み出します。
Point about this real estate
外の緑へと
視線が抜ける。
窓の外へと気持ちよく視線が抜ける
眺望と採光を生かして、リノベーションにより2階にLDKをもうけた京町家。LDKのどこにいても窓の外へと視線が抜け、豊かな光と風を感じられる心地良い空間です。天井は既存梁をあらわし、勾配天井で仕上げることで、より開放感を高めています。リビングとダイニングキッチンの間に位置する階段手摺には細い落下防止のワイヤーを設置し、光と眺望を遮らないようにしています。
東山の豊かな緑を生活に取り込む
リビングのバルコニーから外を見て。窓の外には東山連峰をのぞみます。家の中にいながら、豊かな緑を暮らしに取り込むことができる借景のリビングです。
繊細な質感がリビングのインテリアとなる
火袋を生かした吹き抜けには、印象的なペンダント照明を取り付けています。明かりをつけると、絹を編んだような繊細な質感がぼんやりと浮かびあがり、インテリアのようにリビングを彩ります。
Point about this real estate
余白が
上質な暮らしを生む。
余白がゆとりを生み出す
既存の通り庭の幅員をそのまま残した広い廊下は、導線としてだけでなく、余白を生かして造作棚を設け、小さなアートスペースとしても使えるようにしています。棚に飾った作品を照らせるよう、棚の向かいにはレール式のスポットライトを設置しています。
縁側越しに坪庭をのぞむ主寝室
広い縁側の向こうに坪庭をのぞむ主寝室。縁側は室内に取り込まずにそのまま残すことで、外部と室内の緩衝材となり、坪庭と主寝室をゆるやかに繋ぎます。縁側と主寝室の間には壁に引き込める雪見障子をしつらえ、開閉によって光の入り方や坪庭の見え方等、空間の質を変えることができます。天井は和室と同様に大和天井とし、主寝室らしい落ち着きを醸し出しています。
Point about this real estate
岡崎の
京町家。