宮川町そばの京町家/project リノベーションの様子①

鴨川の東、宮川町のほど近くに建つ京町家のリノベーションプロジェクトです。
リノベーションの様子をお伝えします。

宮川町そばの京町家/project

 

京都の宮川町近くの京町家の壁と柱

石畳の道へつながる路地にたたずむ一軒の京町家。路地には町家が軒を連ね、昔の風情ある家並みが残されています。

路地に残る町家の多くは出格子を有していますが、この町家は出格子ではなく、簡素なアルミの平格子と腰壁です。出格子は時代と共に、軒下に増築するために撤去され、簡易な格子と腰壁に改装された町家も多く、恐らくこの町家もそうした家々のうちの一軒だと思われます。

そこで、このプロジェクトでは、出格子の京町家が並んでいたと思われるかつての景観を再生するため、出格子を修復することにしました。

軒下の増築と推察される部分を取り払い、周囲の町家と意匠を合わせた出格子を再生します。

減築する分、床面積は少し小さくなりますが、今では少なくなった京都の路地の景観が保全され、家並みに統一感が生まれればと考えています。

 

京都の宮川町近くの京町家の壁と柱

室内は所々手が加えられていますが、一列三室型の間取りが残されていました。
この町家の原形をなるべく大切に残すため、間取りを大きく変えずに一列三室型の空間構成をそのまま生かして、リノベーションを行います。

※誠に恐れ入りますが、販売開始前の物件詳細についてはお答えいたしかねます。悪しからずご了承ください。