御所西の京町家 リノベーション詳細②

御所西のリノベーション京町家の虫籠窓

2階、表の通りに面した洋室。元々2階の外壁にシートが貼られていましたが、取り払うと下から隠されていた虫籠窓が姿をあらわしました。建築当時のファサードに近づけるために、リノベーションにより虫籠窓を再生しました。
虫籠窓の手前には透明ガラスをはめ込み、格子越しに外の景色を見られるようにしています。ちょうど向かいに京町家がたち並び、かつての京都の家並みを思い起こさせる眺めが広がります。
リノベーション前は天井高が低かったのですが、天井板を撤去して梁を現すことで開放感のある空間になりました。クローゼットの戸は舞良戸を使い、古いものの持つ趣を大切に残しています。

 

京都御所近くのリノベーション京町家の和室2階、バルコニーのある和室を見て。こちらも洋室と同様に天井高が低かったため、リノベーションにより勾配天井にしています。収納を2か所もうけ、舞良戸の収納(写真右)は布団がしまえるよう押入に、襖の収納(写真左)は服を掛けられるようハンガーパイプを設置してクローゼットにしています。

京都御所近くのリノベーション京町家のバルコニー和室からバルコニーを見て。目隠しのデザインについて、和室から外を見た時に眺めをそこなわず、この京町家に合うモダンすぎないデザインで、ある程度通気性があるものを…と現地で様々に検討した結果、職人さんの案により、すだれの目隠しを設置することとなりました。
単にすだれを紐でくくりつけるのではなく、竹で押さえることで、家の趣を保ちつつ風が通るようにしています。

 

京都御所近くのリノベーション京町家の洗面室

1階の洗面脱衣室は、壁と天井に白を使った清潔感のある空間です。
洗面ボウルの両側に余裕をもたせて、ドライヤーやコップなど洗面回りの小物を置けるようにしています。洗面化粧台の下はオープンにしているので、カゴ等にリネンを入れて収納することができます。

奥の格子戸はトイレの入口です。1・2階にトイレを設けていますが、それぞれ床や手洗いボウルを変えて、少しテイストを変えています。

 

 

御所西のリノベーション京町家の外観

 

表の通り、豊臣秀吉が開通したとされる元誓願寺通を見て。お向かいにも京町家が並び、昔の京都の家並みを今に残しています。

最寄りの地下鉄烏丸線「今出川」駅からは、京都一の繁華街である四条(乗車約5分)や、京都の玄関口である京都駅(乗車約9分)まで乗り換えなしでアクセスできます。
近隣には御所(京都御苑)のほか、同志社大学や同志社女子大学、金剛能楽堂、御所御用達の老舗店などが集積し、このエリアの歴史の深さがうかがえます。

 

御所西でセカンドハウスをお探しの方、交通利便性が良く歴史ある立地でリノベーション京町家をお求めの方にぜひ一度ご覧いただきたい家です。
オープンハウスのご予約をお待ちしております。

御所西の京町家 リノベーション詳細①

御所(京都御苑)の西。
明治時代の記録が残る京町家を全面リノベーションしました。(2020年6月全面リノベーション済)

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御所西のリノベーション京町家の茶室
■予約制オープンハウス開催
この度、コロナウイルス感染拡大防止のため、オープンハウスを「予約制・一組様ずつのご案内」とさせていただきます。ご不便をおかけしますが、皆様のご安全の確保とウイルス感染拡大防止のため、ご理解のほどお願い申し上げます。
※オープンハウス前のご案内は承っておりません。
※商談中となった場合はご内覧をお断りさせていただきます。

■開催日時
7/5(日)13:00-17:00
ご内覧時間は下記①~⑧の通り、一組様につき30分間とさせていただきます。

①13:00-13:30 ②13:30-14:00 ③14:00-14:30 ④14:30-15:00 ⑤15:00-15:30 ⑥15:30-16:00 ⑦16:00-16:30 ⑧16:30-17:00

「お問合せフォーム」の「お問合せ内容」に【ご希望の時間帯(上記①~⑧のいずれか)】をご記入のうえ、ご連絡下さい。
弊社からの返信をもってご予約完了とさせていただきます。

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※他のお客様との日程調整の関係上、ご希望の日時にご案内できない場合もございます。ご了承ください。
※駐車場はございません。近隣のコインパーキングや公共交通機関をご利用ください。

 

御所西の京町家の茶室
御所西のリノベーション京町家の炉家の一番奥に位置する和室を見て。電熱式の炉を切り、吊り床をもうけ、簡易な茶室としても使える部屋です。
照明の光を抑え、竿縁天井を古色で仕上げることで、坪庭の明るさを強調しつつ落ち着いた空間にしています。六角形の照明は、八坂神社の近くにある老舗店、三浦照明さんのものを選びました。

 

御所西のリノベーション京町家物件の京からかみ茶室とLDKの間仕切りは、京からかみ丸二さんに作成していただいた襖をしつらえました。文様は箔を切って貼り桐を表現した切箔桐、刷り色は雲母(キラ)としています。親しみやすさの中にも格式高さがあり、またデフォルメされた桐がどこか現代的な印象を与える文様です。
襖の面積が大きいため、原紙、刷り色、縁、引手を全て淡い色にすることで、圧迫感をなくし、茶室にもLDKにもなじむようにしました。
写真左に写るのは洗面脱衣室の入口です。空間の趣をそこなわないよう古建具を使用しています。

 

京都御所の近くのリノベーション町家物件のLDK

LDKをダイニング・キッチン側から見て。既存梁や古い柱など元々この京町家が持つ趣を残しながら、現代の生活様式に合う空間にしています。
床は端正な木目が美しく肌触りの良いナラを使用。キッチンの足元、ダイニング、リビングに床暖房を設置しているので、一年中心地よく過ごしていただけます。
キッチンはIHコンロ、食洗機、水切り棚の付いた使いやすい仕様です。石調の風合いの扉を選び、周囲の塗り壁や古い木部と調和するようにしました。
ダイニング背面には収納を2つ設け、片方に可動棚を設置しました。こまごました物、掃除機など背の高い物など、収納物の大きさに合わせて使い分けることができます。

 

 

京都御所近くのリノベーション京町家の廊下2階の廊下を見て。左右が居室、正面がトイレの入口です。居室の入口はある程度デザイン性があり、かつ意匠を合わせて統一感を出したいと考え、何度も古建具店に足を運ぶ中で、ちょうど良い4枚組の建具に出会いました。
上部は細かい桟が視線を遮りプライバシーを守り、下部は透かし彫りの帯が印象的な木製建具です。
トイレの入口にも古建具を使用。両側の建具を邪魔しないよう極力シンプルなものを選んでいます。