新規プロジェクト「哲学の道に面する京町家」を開始いたしました。
京都の東、哲学の道に面してたつ一軒の京町家のリノベーションプロジェクトです。
京都市の東に広がる左京区。五山の送り火で知られる大文字山等から成る東山連峰をのぞむ、緑ゆたかで閑静なエリアです。その麓には、銀閣寺参道の起点から若王子神社まで、哲学の道が南北に続いています。
桜や新緑、紅葉の名所として知られる哲学の道。ゆったりと流れる琵琶湖疎水沿いに遊歩道が続き、その両岸には桜の木々が植わっています。
桜の木の一部は、哲学の道の近くに居をかまえた大正・昭和期の画家である橋本関雪と、夫人よねが寄贈したものが始まりと言われ、今も関雪桜の名で呼ばれ、多くの人々に親しまれています。
この京町家は、哲学の道に面して佇んでいます。琵琶湖疎水と桜の木々が織りなす美しい景色は、まさに借景といえる眺望です。
この眺めを生かして、哲学の道の景色を室内に取り込んだ京町家へとリノベーションします。