鴨川から歩いてすぐの、落ち着いた住宅街。
京都御苑、京都大学、岡崎エリアに囲まれたのんびりとした街に立つ、2軒の家をリノベーションしました。
2軒の家は、それぞれ異なるコンセプトの庭が特徴です。
こちらのブログで、物件の詳細について数回にわたりご紹介していきます。
■2軒同時オープンハウス開催(予約不要)
12/13(土) 13:30-15:30
鴨川東 花々の家
鴨川東 芝生庭の家

鴨川東 花々の家。
この家の庭は、たくさんのカラフルな花たちが咲く、かわいらしい庭です。
庭のコンセプトを決めるにあたり、まずはこの庭と家との関わりかたを整理していきます。
この庭は南向きで明るい一方、奥行きはそれほど広くありません。また、建物は間口の広さを生かして、オープンキッチンとダイニングテーブルを横並びにレイアウトしています。
そこで、”過ごす庭”ではなく”ながめる庭”をつくることにしました。キッチンで調理中やダイニングテーブルでお茶を飲んで一息つくとき、ふと窓の外を見ると、庭の花や木が目を癒してくれる。DKと庭のクッションになるテラスでは、ハーブやミニトマトを育てて、食卓を彩る。
そんな暮らしになるように、緊張感がなく、心が温かくなるような庭のイメージを描いていきました。その後、現場で庭師のかたと打ち合わせを行い、この庭と家との関係性、植栽のイメージ、リノベーションのコンセプトなどを共有し、どんな庭をつくるか検討を重ねていきました。


後日、庭の完成を見に現場へ。ぱっと庭を見た時に、可愛らしさとあざやかさに思わず声を上げてしまいました。
10種類以上の草花が植わる庭には、カラフルで、さまざまな色や形の花々が咲き、視界に入るだけで心が温かくなります。
「この庭にはどんな植栽がいいか、植栽選びに時間がかかってしまって」とおっしゃる庭師のかたが、陽当たりや生育状況などの条件にもよりますが、”できるかぎり一年を通して花を絶やさないように”と色々検討し、さまざまな開花時期の花を植えてくださいました。
植栽は、これから暖かくなり生長することを考えて、少し低めの背丈のものが植えられています。
玄関ホールからリビングを見て。玄関とLDKを仕切る引き戸を開けると、正面に窓と庭が見えます。
家に帰ってきてLDKに入ったとき、あたたかな花と緑が目に飛び込んでくるように、横長と縦長の窓をレイアウト。縦長の窓の外には背の高い植栽が、横長の窓の外には花々が見えるよう、それぞれの窓と植栽を配しています。
