祇園・花見小路の南端、建仁寺の向かいの小道を入った先にたつ、建仁寺南の家。
2021年11月に全面リノベーション済みの京町家です。
京都を代表する名所に囲まれた立地が特徴です。
建仁寺の家から、ふらりと歩いて行ける名所をご紹介します。

■初回オープンハウス開催
11/20(土)・21(日) 1400-16:00
・ご予約は不要です
・恐れいりますが初回オープンハウス前のご案内は承っておりません
・駐車場はございません。公共交通機関や近隣のコインパーキングをご利用ください
※新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のためのお願い※
・マスクをご着用ください
・入口にてアルコールによる手指消毒のご協力をお願いします
・現地は換気のため常時窓や扉を開放します
・発熱など体調が優れない方はご来場をお控えください
・スタッフはマスクを着用してご対応いたします
お手数をおかけしますが、皆様のご健康とご安全のため、ご協力をお願いいたします。

祇園、建仁寺、八坂神社、高台寺など、京都屈指の名所に囲まれた、建仁寺南の家。
季節を問わず国内外の観光客でにぎわう名所へ、ふらりと歩いて行けるのは、この町家ならでは。
また、京阪電鉄の祇園四条駅、阪急電鉄の京都河原町駅が徒歩圏内にあり、交通アクセスも良好。市内中心部の利便性と、京都の風情が共存する立地です。
写真は、祇園の南を東西にはしる八坂通。東には祇園・東山界隈の象徴、八坂の塔(法観寺五重塔)をのぞみます。

八坂通のは、東大路通より東は石畳敷になっています。
観光シーズンの日中は非常に多くの人でにぎわいますが、朝は比較的人通りも少なく、静かな時間が流れています。
石畳沿には「%」のロゴで有名なコーヒー店、アラビカ京都東山があります。朝の散歩がてら、コーヒーを飲みに気軽に立ち寄れるのも、この町家の魅力です。

 建仁寺の境内を歩いて北門を出ると、花見小路に着きます。
建仁寺の境内を歩いて北門を出ると、花見小路に着きます。
石畳の通りの両側にお茶屋や割烹が軒を連ね、美しい景観を形成しています。夜になると格子からほのかな光が漏れ、日中とは異なる趣を楽しむことができます。
花見小路沿いにある祇園甲部歌舞練場の弥栄会館は、保存改修に加え新棟を建築し、2025年に帝国ホテルとして開業予定。今後ますます注目を集めるエリアです。
※現在は水道管工事のため一時的にアスファルトになっています。2022年に石畳を復旧予定です。
花見小路を北へ行くと、京都の中心部のメインストリート、四条通に出られます。四条通を西へ行くと京都一の繁華街である四条河原町、東へ行くと八坂神社があります。

四条通の東端に位置する八坂神社。京都三大祭りのひとつ、祇園祭は八坂神社の神事です。
隣接する円山公園は、明治19年開園という、京都市内で最も古い歴史を持つ公園です。祇園枝垂れ桜や、七代目小川治兵衛により作庭された美しい庭園を鑑賞することができます。

八坂神社から円山公園内を東へ歩くと、ひときわ存在感を放つ洋館が見えてきます。
長楽館というこの洋館は、明治42年に実業家の村井吉兵衛により建築され、国内外の来賓をもてなす迎賓館として使われていました(。
建物内部には、日本、中国、イギリス、フランス、アメリカなど、世界の様々な建築様式で造られた豪華絢爛な部屋があり、貴重な調度品が飾られ、まるで美術館のような空間です。現在はレストラン&カフェ、宿泊施設となっています。
円山公園の散歩途中に、お茶をしに立ち寄ってはいかがでしょうか。

 長楽館のすぐ東には円山公園から南へと続く石畳の道があります。ねねの道と呼ばれるこの道は、豊臣秀吉の正妻・ねね(北政所)が晩年この地で暮らしたことが名の由来となっています。
長楽館のすぐ東には円山公園から南へと続く石畳の道があります。ねねの道と呼ばれるこの道は、豊臣秀吉の正妻・ねね(北政所)が晩年この地で暮らしたことが名の由来となっています。
道沿いには秀吉の菩提を弔うためにねねが建立した高台寺、ねねが余生を過ごした圓徳院、町家建築などが軒を連ね、風情ある街並みが続きます。上の写真はねねの道と八坂の塔を見て。下の写真は高台寺の参道。

松原通を西へ歩くと鴨川へ着きます。鴨川沿いでは毎年初夏になると、京都の夏の風物詩、川床が始まります。
京都を代表する名所まで気軽に歩いていける、建仁寺南の家。
11/20(土)・21(日) 14:00-16:00
初のオープンハウス ご来場をお待ちしております。
 玄関を見て。三和土調の土間と左官の塗り壁が暖かみを醸しています。
玄関を見て。三和土調の土間と左官の塗り壁が暖かみを醸しています。 靴箱の横はトイレの入口です。入口の建具は、リノベーションにより新たに造作したものです。
靴箱の横はトイレの入口です。入口の建具は、リノベーションにより新たに造作したものです。

 庭塀は綾目張り(菖蒲張り)という施工法で仕上げています。
庭塀は綾目張り(菖蒲張り)という施工法で仕上げています。
 2階の洋室。勾配天井で梁を現し、明るく開放感のある空間にしています。照明は、開放感を損なわないよう、小さな電球型のペンダントとスポットを選んでいます。
2階の洋室。勾配天井で梁を現し、明るく開放感のある空間にしています。照明は、開放感を損なわないよう、小さな電球型のペンダントとスポットを選んでいます。





 ■予約制オープンハウス開催のお知らせ
■予約制オープンハウス開催のお知らせ 上七軒という名は、室町時代、北野天満宮再建の余材で七軒のお茶屋を建てたことが由来と言われています。写真は、北野天満宮の東門へとつづく上七軒通。電柱が地中化された石畳風の道に、お茶屋さんや老舗の和菓子店などが立ちならび、風情ある景観がつづきます。
上七軒という名は、室町時代、北野天満宮再建の余材で七軒のお茶屋を建てたことが由来と言われています。写真は、北野天満宮の東門へとつづく上七軒通。電柱が地中化された石畳風の道に、お茶屋さんや老舗の和菓子店などが立ちならび、風情ある景観がつづきます。 玄関を見て。玄関扉と欄間窓から光がさす明るい空間です。竿縁天井、レトロ調のガラス照明、ヒノキに竹をあしらった式台などで落ちついた雰囲気に仕上げました。
玄関を見て。玄関扉と欄間窓から光がさす明るい空間です。竿縁天井、レトロ調のガラス照明、ヒノキに竹をあしらった式台などで落ちついた雰囲気に仕上げました。 背が高く間口が広い下駄箱は、元々この場所に設置されていた下駄箱を再現しています。中は可動棚付で、靴や玄関回りの小物にあわせて高さを調整できます。
背が高く間口が広い下駄箱は、元々この場所に設置されていた下駄箱を再現しています。中は可動棚付で、靴や玄関回りの小物にあわせて高さを調整できます。
 LDKを見て。フローリングから連続するように延びるぬれ縁が、視覚的な奥行を生み出しています。天井はヨシベニヤをあしらい、明るく涼やかな印象に。表の通りに面した窓はスリガラスを使い、行き交う人の視線をさえぎりながら、室内に光を導きます。エアコン1台と床暖房を設置しているので、すぐに快適な生活を始めることができます。
LDKを見て。フローリングから連続するように延びるぬれ縁が、視覚的な奥行を生み出しています。天井はヨシベニヤをあしらい、明るく涼やかな印象に。表の通りに面した窓はスリガラスを使い、行き交う人の視線をさえぎりながら、室内に光を導きます。エアコン1台と床暖房を設置しているので、すぐに快適な生活を始めることができます。 元々の建物の形状を生かして、奥まったスペースに収めたキッチン。食洗機とIHコンロを設置しているので、日々の食器洗いやお手入れが楽にできます。キッチンの色は濃いブルーを選び、LDKのさりげないアクセントとなるようにしています。
元々の建物の形状を生かして、奥まったスペースに収めたキッチン。食洗機とIHコンロを設置しているので、日々の食器洗いやお手入れが楽にできます。キッチンの色は濃いブルーを選び、LDKのさりげないアクセントとなるようにしています。 カウンターの上部には、坪庭の緑をのぞむ横長の窓をもうけました。視界を分断しないよう、引き違い窓ではなく、すべり出しの窓を採用しています。ふとしたときに視界に入る緑が目をいやしてくれます。
カウンターの上部には、坪庭の緑をのぞむ横長の窓をもうけました。視界を分断しないよう、引き違い窓ではなく、すべり出しの窓を採用しています。ふとしたときに視界に入る緑が目をいやしてくれます。 2階を見て。プランニング当初は2部屋に区切ることも検討しましたが、思い切ってワンルームの洋室にしています。天井は梁を現し、のびやかな空間に。窓を開ければ心地よい風がとおりぬけていきます。
2階を見て。プランニング当初は2部屋に区切ることも検討しましたが、思い切ってワンルームの洋室にしています。天井は梁を現し、のびやかな空間に。窓を開ければ心地よい風がとおりぬけていきます。
 2階、バルコニーのある和室を見て。こちらも洋室と同様に天井高が低かったため、リノベーションにより勾配天井にしています。収納を2か所もうけ、舞良戸の収納(写真右)は布団がしまえるよう押入に、襖の収納(写真左)は服を掛けられるようハンガーパイプを設置してクローゼットにしています。
2階、バルコニーのある和室を見て。こちらも洋室と同様に天井高が低かったため、リノベーションにより勾配天井にしています。収納を2か所もうけ、舞良戸の収納(写真右)は布団がしまえるよう押入に、襖の収納(写真左)は服を掛けられるようハンガーパイプを設置してクローゼットにしています。 和室からバルコニーを見て。目隠しのデザインについて、和室から外を見た時に眺めをそこなわず、この京町家に合うモダンすぎないデザインで、ある程度通気性があるものを…と現地で様々に検討した結果、職人さんの案により、すだれの目隠しを設置することとなりました。
和室からバルコニーを見て。目隠しのデザインについて、和室から外を見た時に眺めをそこなわず、この京町家に合うモダンすぎないデザインで、ある程度通気性があるものを…と現地で様々に検討した結果、職人さんの案により、すだれの目隠しを設置することとなりました。



 家の一番奥に位置する和室を見て。電熱式の炉を切り、吊り床をもうけ、簡易な茶室としても使える部屋です。
家の一番奥に位置する和室を見て。電熱式の炉を切り、吊り床をもうけ、簡易な茶室としても使える部屋です。 茶室とLDKの間仕切りは、京からかみ丸二さんに作成していただいた襖をしつらえました。文様は箔を切って貼り桐を表現した切箔桐、刷り色は雲母(キラ)としています。親しみやすさの中にも格式高さがあり、またデフォルメされた桐がどこか現代的な印象を与える文様です。
茶室とLDKの間仕切りは、京からかみ丸二さんに作成していただいた襖をしつらえました。文様は箔を切って貼り桐を表現した切箔桐、刷り色は雲母(キラ)としています。親しみやすさの中にも格式高さがあり、またデフォルメされた桐がどこか現代的な印象を与える文様です。
 2階の廊下を見て。左右が居室、正面がトイレの入口です。居室の入口はある程度デザイン性があり、かつ意匠を合わせて統一感を出したいと考え、何度も古建具店に足を運ぶ中で、ちょうど良い4枚組の建具に出会いました。
2階の廊下を見て。左右が居室、正面がトイレの入口です。居室の入口はある程度デザイン性があり、かつ意匠を合わせて統一感を出したいと考え、何度も古建具店に足を運ぶ中で、ちょうど良い4枚組の建具に出会いました。


 
 
 建物は閑静な住宅街に佇む木造2階建です。改装が必要ですが、部屋数が多く、小さく明るい庭もあり、リノベーションの想像がふくらみます。
建物は閑静な住宅街に佇む木造2階建です。改装が必要ですが、部屋数が多く、小さく明るい庭もあり、リノベーションの想像がふくらみます。
 2階の洋室2室。しっかりとした木調のアコーディオンカーテンで区切られ、それぞれに入口・出窓・クローゼットを備えているため、独立した室として使うことができます。もちろんアコーディオンカーテンを取り払えば、広々とした部屋にもなります。家族構成に合わせて使い方を変えられる便利な空間です。
2階の洋室2室。しっかりとした木調のアコーディオンカーテンで区切られ、それぞれに入口・出窓・クローゼットを備えているため、独立した室として使うことができます。もちろんアコーディオンカーテンを取り払えば、広々とした部屋にもなります。家族構成に合わせて使い方を変えられる便利な空間です。