新規プロジェクト「哲学の道に面する京町家」を掲載いたしました

新規プロジェクト「哲学の道に面する京町家」を開始いたしました。
京都の東、哲学の道に面してたつ一軒の京町家のリノベーションプロジェクトです。

プロジェクト 哲学の道に面する京町家 詳細はこちら

 

京都の哲学の道と緑

京都市の東に広がる左京区。五山の送り火で知られる大文字山等から成る東山連峰をのぞむ、緑ゆたかで閑静なエリアです。その麓には、銀閣寺参道の起点から若王子神社まで、哲学の道が南北に続いています。

 

左京区の哲学の道の桜
桜や新緑、紅葉の名所として知られる哲学の道。ゆったりと流れる琵琶湖疎水沿いに遊歩道が続き、その両岸には桜の木々が植わっています。
桜の木の一部は、哲学の道の近くに居をかまえた大正・昭和期の画家である橋本関雪と、夫人よねが寄贈したものが始まりと言われ、今も関雪桜の名で呼ばれ、多くの人々に親しまれています。

この京町家は、哲学の道に面して佇んでいます。琵琶湖疎水と桜の木々が織りなす美しい景色は、まさに借景といえる眺望です。

この眺めを生かして、哲学の道の景色を室内に取り込んだ京町家へとリノベーションします。

プロジェクト「御所西の京町家」リノベーションの様子

プロジェクト「御所西の京町家」のリノベーションが終盤に差し掛かりました。
プロジェクトページはこちらをご覧ください

 

京都御所の近くのリノベーション京町家の虫籠窓

京都のリノベーション京町家物件の寝室

2階、虫籠窓のある寝室。ファサードは元の意匠を再現したいという思いから、外壁シートに覆われ隠されていた虫籠窓を再生しました。内側に透明ガラスを設置し、格子越しに表の通りを眺めることができます。隣の引違い窓は元々低い位置に設置されていたので、安全性を考慮して木製のバーを取り付けました。梁など既存木部と同色に塗装することで、悪目立ちせず空間に馴染ませています。天井はいつものように梁を現した勾配天井で仕上げ、広さと明るさを感じられるようにしています。

 

京都のリノベーション京町家物件の寝室2階のもう一つの寝室。廊下を挟んで上記寝室の向かいに位置します。こちらも勾配天井で仕上げ、開放感のある空間にしています。2つの寝室の入口には同じ意匠の古建具を使い、統一感を持たせています。

完成まで今しばらくお待ちください。

プロジェクト「岡崎の家2」リノベーションの様子

プロジェクト「岡崎の家2」のリノベーションが間もなく完了します。
プロジェクトページはこちらをご覧ください

 

京都岡崎のリノベーション住宅の本棚美術館や音楽ホールが集積する文化ゾーン岡崎の街と調和するよう、家の中心に本棚を設けました。本だけでなく、アート作品やインテリアも飾れるディスプレイ棚をイメージしたグリッド棚です。背面には調光式の照明を設置しています。白く清潔感のある昼白色からオレンジ色の温かな電球色まで、色温度を調整することで空間の雰囲気が変わります。

 

京都岡崎のリノベーション中古戸建のLDK 京都岡崎のリノベーション中古物件の庭元々小ぶりな建物なので、LDKや寝室は凹凸の少ないシンプルな形状とし、極力広さを確保し、快適に過ごせるよう配慮しました。写真は小さな庭をのぞむLDK。廊下との間に木製ガラス戸を設け、LDKから庭を見た時に、奥のアルミサッシの無機質な印象がやわらぐようにしています。廊下とLDKの間に建具を設けずLDKを広げる案もありましたが、廊下があることによってかえって視覚的な奥行きが生まれ、小さく平坦な空間に緩急が付きました。

 

京都岡崎のリノベーション物件の寝室2階の寝室。LDK同様にシンプルな形状を意識しながら、開口や収納を確保しています。周囲が建て込んでおらず、窓の外に視線がぬけていくのが特徴です。

 

京都岡崎のリノベーション中古物件のドア 京都岡崎のリノベーション中古物件のリビング照明

完成まで今しばらくおまち下さい。

御所北の京町家 販売開始とオープンハウス開催のお知らせ

プロジェクト「御所北の京町家」のリノベーションが完了致しました。
販売開始に伴い、初のオープンハウスを開催致します。

御所北の京町家

プロジェクト「御所北の京町家」

■初のオープンハウス
4/6(土)・7(日) 14:00-16:00
※現地に駐車場はございません。公共交通機関や近隣のパーキングをご利用下さい。
※初回オープンハウス前のご内覧は承っておりません。何卒ご了承下さい。

ご来場をお待ちしております。

 

明治時代の登記記録が残る京町家を全面リノベーションしました。(2019年3月全面改装済)御所にほど近いということもあり、周囲には裏千家や同志社大学、皇室御用達の老舗店などが点在する、歴史あるエリアです。

最初にこの建物を見た時に強く印象に残った通り庭を再生することをコンセプトとし、リノベーションを行いました。
飛石は既存のものを洗い、通り庭に再配置しています。通り庭の奥は土間が増築されていて暗く閉鎖的でしたが、坪庭を作ることで、光と風が抜ける町家に戻しました。
建物の中に足を踏み入れると、通り庭が視線を奥へと導き、非日常感のあるながめが広がります。

 

坪庭側から通り庭を振り返って見て。
通り庭は単なる通路としてだけではなく、梁にピクチャーレールを設置し、小さなギャラリーとしても活用できるようにしています。ピクチャーレールの向かいに取り付けたスポットライトが作品を照らし、素材感のある塗り壁に作品が印象的に浮かび上がります。

通り庭の上部には、京和傘の老舗店「日吉屋」さんの和紙照明を設置しています。和傘の製造技術と伝統美を引き継ぐ趣きある照明が、通り庭の印象をより高めます。和紙は日本の伝統色である白茶色で、明かりを付けずとも素朴な美しさがあります。

 

室内は塗り壁や既存木部、古建具、タイル等、異なる素材感が調和しながら空間を彩ります。DK・奥の和室と通り庭の間には細かな桟の入ったガラス戸を設置し、室内にいながら通り庭の気配を感じられるようにしています。
DKには床暖房を設置し、京都の寒い冬も暖かく過ごせるよう配慮しています。

 

4/6(土)・7(日) 14:00-16:00
初のオープンハウス

皆様のご来場をお待ちしております。

 

 

新規プロジェクト「御所北の京町家」開始のお知らせ

新規プロジェクト【御所北の京町家】を開始いたしました。
プロジェクト【御所北の京町家】詳細はこちら

 

 

広大な敷地に豊かな緑と数多くの歴史的建造物を有する御所(京都御苑)。14世紀から明治初期まで内裏であった御所は、現在もなお京都の象徴的な存在として佇み続けています。現在はちょうど桜の見頃を迎え、多くの人々が御所内の散策を楽しんでいます。

御所の周辺はその歴史の深さをうかがわせるように広い通りに建物が並び、閑静な雰囲気が広がっています。大通りを一本入れば京町家が軒を連なる風情ある町並みが残されているのも特徴です。

 

【御所北の京町家】はそんな閑静なエリアをはしる広い通りに面した2階建の京町家です。

 

 

最初にこの町家に足を踏み入れた時、石敷きの通り庭が目に飛び込んできました。

通り庭とは、京町家を玄関から奥(坪庭)まで一直線にはしる細長い土間の事です。
手前側は主に商売に使う公的空間に、暖簾等で仕切られた奥側は炊事場等の私的空間として使われきました。奥側の上部には吹き抜けが広がり、高い位置に設けた窓で採光を確保します。隣家からのプライバシーの確保、吹き抜けによる延焼防止等の機能を持ちます。
また、細長く仄暗い土間の奥にぼんやりと浮かび上がる坪庭の緑、天窓からの光が壁や古い柱に描く柔らかな陰影など、日本的な美しさも備えた空間です。

しかし時代と共に、通り庭は床レベルを上げて居室に組み込まれ、あるいは水回りに改装され、次第に姿を消していきました。私達が扱う未改装の町家も通り庭が残されているものは非常に少なく、大半が居室の一部や洗面・浴室等に改装されています。

 

【御所北の京町家】は1階の手前側一面が広い土間に改装されていましたが、その奥に、石の敷かれた風情ある通り庭の一部が残されていました。通り庭の奥、元は坪庭であったと思われる場所は土間が打たれ、作業場の様な空間に改装されていました。

そこで、【御所北の京町家】プロジェクトでは、コンセプトを【通り庭の再生】とし、通り庭をかつての様に玄関側から奥まで一直線に通し、この町家の元の姿を再現します。また、坪庭を再生し、ふたたび光と風が通り抜ける京町家をつくります。

通り庭という余剰空間が、日々の暮らしに豊かさをもたらします。

金木犀とベンチの家 打合せの様子

 

町家の塗装打合せ

先日、プロジェクト「金木犀とベンチの家」の内装打合せを行いました。
プロジェクトページはこちら

写真は造り付けのベンチと対面キッチンがあるLDKの天井塗装色の打合せの様子。
塗装は塗装面の材により、同じ色味を塗装しても仕上がりが異なってきます。
そこで写真の様に、天井材と同じ材にいくつかの色味を塗装した見本を用意し、壁や柱の色味、光の入り方など、空間全体のバランスを見ながら塗装色を決めていきます。

 

京町家の市松貼り天井こちらが塗装前のLDKの天井です。
板と板の間を少し隙間を空けて施工する「目透かし張り」という手法で仕上げています。

通常、目透かし張りに意匠性を持たせる場合、木目を互い違いに施工して市松模様に仕上げます。
この物件では、さらに現場の職人の方の提案により、同じ板材の中から明るめの色目と暗めの色目の板を選び出し、木目に加えて色目も互い違いに施工することで、写真の様なより美しい市松模様に仕上げています。

LDKが広く天井の面積が大きいため、通常の目透かし天井ではのっぺりとした印象になりそうなところをよりはっきりとした市松模様に仕上げることで、空間が平坦にならずリズムが生まれます。
このままでも十分に美しい天井ですが、空間全体に統一感を出すため、市松模様の風情を残しながら塗装をしていきます。

 

町家 窓の桟

小さな坪庭に面した窓にも一工夫。
写真の様に、2枚引違い窓の中心の窓枠前に細い柱を打つことで、室内から庭を見た時に、アルミの窓枠を柱で覆い、一枚の大きな画の様に見えるよう配慮しています。
より庭を美しく見せ、より空間を広く感じられるよう配慮した、設計士の先生の提案です。

 

初のオープンハウスのお知らせ

京町家リノベーションプロジェクト
テラスがリビングになる、公園前の家
(プロジェクト情報はこちら)

4月23日(日) 午後1時から午後4時まで、初のオープンハウスを開催致します。
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公園前の町家

 

■テラスがリビングになる、公園前の家

<初のオープンハウス> 4月23日(日) 13:00?16:00

公園前の町家 対面キッチンオープンテラスとウッドデッキテラスからみた公園

リビングの大開口の窓から南向きの公園をのぞむ、見晴らしの良い町家です。
リビングから庭へとつながる広いオープンテラスや、テラスと公園を正面に見る対面キッチン、人気の横一列型3つ口IHコンロ、床暖房等、開放感と利便性を備えた家になっています。
どうぞお気軽にお越し下さい。

テラスがリビングになる公園前の家 まもなく完成を迎えます

先日、リノベーション中の物件の打合せを行いました。

プロジェクト:テラスがリビングになる 公園前の家

公園前の京町家内装工事も大詰めに入り、完成形が見えてきました。

写真は1階のLDK。
この町家は小規模な物件ですが、公園に向かって大きく開けた見晴らしの良い眺望を生かすため、対面キッチンを採用しています。

家事の途中やリビング・ダイニングでくつろぐ途中、ふと窓の外に目を遣ると
見晴らしの良い景色が目に飛び込んできます。

公園に面した陽当たりの良い庭には段差を設けたウッドデッキをしつらえ、テーブルやイスを置いたり段差に腰掛けたりと、自由にくつろげるようにしています。

その他、庭先に自転車やバイクを停められるスペース、LDKには床暖房や無垢フローリングを設置し、小さいながらも居心地の良い空間に仕上げています。

完成まで今しばらくお待ち下さい。

二軒ならびの京町家 初のオープンハウス開催

織屋建リノベーションプロジェクト 「二軒ならびの京町家 北棟・南棟」
初めてのオープンハウスを開催致します。

平成29年2月4日(土)・5日(日) 14時から16時
北棟・南棟 2軒同時開催

※本物件は初回オープンハウス前のご案内はお断りさせていただいております。
何卒ご了承くださいませ。
※駐車場はございませんので、お車でお越しの場合は近隣のコインパーキングをご利用下さい。

 

二軒ならびの京町家 織屋建

 

 

 

外観は京都の景観に配慮し、出格子や肘掛手すりをしつらえ町家らしい姿を再現。
室内は北棟・南棟それぞれ異なるテイストで仕上げています。

織屋建の構造を生かした吹抜けのあるリビング、全ての部屋にしつらえた古建具、
京都の冬を暖かく過ごすための床暖房など、
京町家の趣と生活利便性の両方を考慮した町家です。

初のオープンハウス、どうぞお気軽におこしください。

織屋建リノベーションプロジェクト「二軒ならびの京町家」 間もなく完成します

明けましておめでとうございます。
旧年中は格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございました。
本年も変わらぬお引き立ての程よろしくお願い申し上げます。

 

 

二軒ならびの京町家 外観

 

現在進行中の織屋建リノベーションプロジェクト「二軒ならびの京町家」の物件が
間もなく完成を迎えます。
物件の前の通りは、両側に町家が連なり、希少な景観が残る道です。
景観に配慮し、和瓦の屋根、格子、漆喰壁、肘掛手すりなど、
京町家らしいファサードをリノベーションにより再生しています。

 

 

一軒は、グレーの石調タイルを基調としたモダンな京町家。

LDKの床をグレータイルと無垢フローリングで貼り分け、落ち着きのある
町家に。
グレータイルを室内から坪庭のテラスへと繋げ、内と外の連続性を持たせています。
吹抜け直下に位置するリビングの床をダイニングキッチンから一段下げ、
リビングの天井高を確保することで、より吹抜けの開放感を感じられるようにしています。

 

 

もう一軒は、全体に木をあしらった暖かみのある京町家。

床の大部分に無垢フローリング、造り付けキッチンに木材を使い、
見た目にも木のぬくもりが心地良い空間に。
玄関には約7帖の広々とした土間を設け、木のぬくもりに囲まれながら
のびのびと過ごすことができます。

 

二軒ならびの京町家

こちらの町家は、土間と室内との間仕切りに
ワーロンを使用しています(写真左)。
室内への視線を遮りながら光を柔らかく通すワーロンの繊細な風合いが、大きなインテリアパネルの様に部屋全体のアクセントとなっています。

 

 

 

リノベーションが完了次第、ウェブサイトに掲載致します。
今しばらくお待ちください。