花街宮川町へ通りぬける路地にたたずむ京町家です。
(2023年7月全面リノベーション済)
■初のオープンハウス開催(予約不要)
7/29(土)・30(日) 14:00-16:00
※駐車場はございません。公共交通機関等をご利用ください。
※恐れ入りますが初回オープンハウス前のご案内は承っておりません。
小さな灯篭の坪庭をのぞむ縁側。
天井に貼られた葦の板と透明ガラスの照明が、端正で涼やかな印象を醸しています。
縁側が余白となって建物の内と外をゆるやかにつなぎ、空間にゆとりが生まれます。
奥の建具も、この家に調和するよう、設計士と打ち合わせを重ねて意匠を考えた新設建具です。
洗面脱衣室の建具と似た意匠で統一感がありながら、洗面脱衣室の建具が横桟なのに対して縦桟にすることで、少し異なる趣になっています。
階段と2階のホール。
階段手摺は京町家によく見られる意匠で造作しています。
2階はもともと3室の続き間でしたが、寝室を2室確保し、それぞれに独立性をもたせるため、真ん中の部屋をホールに変更しています。
ホールは広さにゆとりがあるので、トイレを備えています。
ホールをはさんで向かい合う2つの洋室の洋室の入口は、2枚組の舞良戸を1枚ずつしつらえています。透かし彫りの帯が美しい古建具です。
バルコニーからは路地中とは思えない明るい光が差し込み、視線が遠くへぬけていきます。
2階の洋室2室はどちらも既存梁をあらわした勾配天井で、伸びやかな空間になっています。どちらもクローゼットをそなえているので、寝室としてお使いいただけます。
洋室。クローゼットの舞良戸が空間のアクセントになっています。
クローゼット横には、電源と棚をそなえたカウンターデスクが造り付けられています。リモートワーク、読書、インテリアのディスプレイなど、いろいろな用途に使えるスペースです。
窓の外には、これからすだれをしつらえます。
いつもお世話になっている、東山にある「伊吹すだれ店」さんに素材や色味、大きさなどを相談し、作っていただいたすだれです。祇園のお茶屋や料亭などのすだれを数多く手がけていらっしゃいます。