地下鉄北山駅より徒歩10分、閑静な下鴨エリアの土地が成約済となりました。お問合せいただきまして、ありがとうございました。
賃貸物件のリノベーション③
鴨川沿いの緑をのぞむ賃貸物件のリノベーションの様子です。

リノベーションが進み、少しずつかたちが見えてきた賃貸物件。
打合せのために現場を訪れましたが、この日はよく晴れていて、両面の窓から光がさし、照明を付けずとも明るさに満ちていました。
写真は主寝室のオープンクローゼットとカウンターデスクです。
リノベーションにあたり、カウンターの設置場所をさまざまに検討しましたが、PCなどでの作業中、ふと窓の外を見たときに鴨川の緑が見えるようにしたいと思い、窓のそばに設置しています。
カウンターの支えはデスクトップPCを置くことを想定して、ある程度の耐荷重性があり、かつ見た目がすっきりしたものが良く、板材を選びました。支えは椅子に座った時に邪魔にならないよう、少し壁側に寄せて設置しています。
壁側のカウンター下の空きスペースにはボックスなどを置き、カウンター周りの収納空間として使っていただければと思います。
オープンクローゼットにはこれからハンガーパイプを設置していきます。
リビングを見て。
掃き出し窓の外には坪庭があり、家の中にいながら緑を感じられます。
小さな家なので壁や天井は基本的に白でまとめていますが、空間が単調にならないよう、リビングの壁の一部に木材を貼る予定です。
木材は着色せず、手垢止めのみを塗装して、木の自然な風合いを生かします。手垢止めは透明の塗料ですが、塗装すると木材に染み込み、しっとりとした質感が出て落ち着いた雰囲気になります。
その他、木部の塗装色を色見本を見ながら検討しました。
塗装色を決めるときは、塗装部と同じ材に塗料を塗った色見本を作成し、現地で光の入り方などを確認しながら選定しています。
この日は色見本を見ながら、外部と内部の木部の塗装色を決定しました。
内部の木部は、明るさを重視し、また木材本来の質感を生かすため、手垢止めで統一。外部の木部は、外壁とのバランスを考慮した色で塗装します。
賃貸物件のリノベーション②
鴨川の緑をのぞむ小さな賃貸物件のリノベーションの様子です。
寝室を見て。元は続き間でしたが、リノベーションにより、広々としたワンルームの寝室に変更しました。窓が3カ所あるので、日中は明るい陽が射し、窓を開ければ気持ち良い風がとおりぬけます。
収納はオープンクローゼットと押入、さらに階段にも物入を設けているので、1~2人分の洋服や荷物、季節の家電などを十分しまうことができます。
こちらは通りに面した大きな窓。
元々は掃き出し窓でしたが、プライバシーを考慮し、腰高の窓に変えています。
透明ガラスではなく型板ガラスを使うことで、室内に光を届けながら、行き交う人の視線をさえぎるようにしました。
京都駅徒歩圏内の土地 商談中のお知らせ
京都駅まで歩いて12分、建築条件無しの2区画の土地がA号地・B号地ともに商談中になりました。お問合せいただきましてありがとうございました。
プロジェクト「哲学の道に面する京町家」②
哲学の道を目の前にのぞむ京町家のリノベーションプロジェクト「哲学の道に面する京町家」。設計士や工務店と現場打合せを行いました。
哲学の道に面した大きな窓について、室内からの眺望、視線の抜け方、収まり、通風、開閉形態など、現場を訪れて再度確認しました。
眺望を優先するとFIX窓が最適ですが、開閉できないため閉塞感があります。一方、通常の引き違い窓は風通しの面では良いのですが、サッシにより視界が中央で分断される、窓が大きいため重量があり開閉しにくいのが難点です。
そのため、大きなFIX窓+片引き窓を設置することにしました。FIX窓で哲学の道の眺望を絵画のように切り取りながら、片引き窓で通気性も確保します。さらに、対面に引き違い窓を2枚設けて、風の通り道をつくります。
窓ガラスはプライバシーに配慮し、外から室内が見えにくいものを使用する予定です。
こちらは、大きな窓がある部屋とは別の、哲学の道をのぞむ小さな洋室。
この部屋は眺望を生かして、もてなしの空間へとリノベーションします。
哲学の道の桜や紅葉をながめながら、友人をまねいてお茶を飲んだり、ご近所のかたと話をする、ここちよい時間を過ごせる空間をつくります。また、来客用の寝室として使うことも想定して、収納を設けるなど、機能性も考慮しています。
内部解体を終え、構造があらわになった現場を訪れて設計士や工務店と様々に意見交換をするなかで、より良い家にするため当初のリノベーションプランより間取りや仕上げが変更となることもあります。
この日は現場を訪れ、寝室の天井の仕上げを変更してはどうかという案が出ました。建物の構造や光の入り方などを再度確認し、仕上げを変えることに決定。それに伴い、寝室へとつづく廊下の天井も、雰囲気を調和させるために仕上げを別の仕様に変更。より落ち着きと風情のある京町家へリノベーションしていきます。
プロジェクト「建仁寺南の家」②
「建仁寺南の家」の現場打合せを行いました。
京都市東山区、建仁寺のほど近くに佇む家のリノベーションプロジェクトです。

資料に明治時代の記録が残る古い家です。
内部解体をすると、天井や壁に隠れていた構造があらわになりました。
動線を遮るように部屋の中央に柱が建てられていましたが、内部解体により構造を確認すると柱を移動させられるとが分かったので、柱の位置を少しずらすことにしました。さらに壁を新設して、動線を確保しつつ構造を補強します。
外観は、手が加えられているため風情が失われていますが、リノベーションにより、建築当時の姿に近づけ、風情を取り戻します。
簡易なアルミの格子を取り払い、木製の格子を新しく造ります。
トタン屋根は日本瓦に葺き替えることで、周囲の環境と調和し、景観を損なわない姿にしていきます。
賃貸物件のリノベーション①
先日、リノベーション中の賃貸物件の現場打合せを行いました。
鴨川のほど近くに立つ、小さな木造住宅です。

駅にも近く、自然豊かでありながら便利な場所にたたずむ家。
窓の外には、鴨川沿いに植わる桜の木々をのぞみます。
眺望を生かして、窓辺にカウンターデスクとオープン棚を造りつけます。カウンターはデスクトップPCを置けるゆとりある寸法にして、コンセントを設置。オープン棚は本を置ける奥行にしています。
リモートワークやPC作業中、手を止めてふと窓の外を見れば、鴨川沿いの木々が目を休ませてくれます。今の時期は青々とした緑が見ごろですが、春は桜、秋は紅葉と、移りゆく季節を室内にいながら楽しむことができます。
小さな家ですが、圧迫感なく快適に過ごせるよう、様々な点に配慮しています。
壁と天井は白を基調とし、光を拡散して明るい印象に。寝室のクローゼットはハンガーパイプと枕棚のシンプルなオープンクローゼットにすることで、空間を広く見せています。キッチンは背面の空きスペースを活かして、天井までの収納を造作。食器や家電、ゴミ箱を置けるようにしています。吊り戸棚も設置しているので、食事に必要なものを十分に収納できます。リビングには、京都の寒い冬を快適に過ごせるよう、床暖房を設置。リビングからは坪庭をのぞみ、緑の気配を感じながら生活することができます。
リノベーションの様子はブログに随時掲載していきます。
Facebook閉鎖のお知らせ
この度、弊社の情報発信ツールをブログ(info)とInstagramに集約するため、Facebookページを閉鎖いたしました。
今までご閲覧いただきましてありがとうございました。
引き続き、ブログとInstagramに、プロジェクトの進捗状況や物件の詳細を掲載してまいります。
北山駅10分 下鴨の土地 商談中のお知らせ
プロジェクト「建仁寺南の家」①
京都市の東山区、建仁寺のほど近くに佇む家のリノベーションプロジェクトを開始いたしました。
建仁寺南の家は、建仁寺へふらりと散歩に行ける近さにたたずんでいます。
広い境内では、重要文化財に指定された建築物や美しい庭、美術作品をゆったりと鑑賞することができます。
堂内に展示された俵屋宗達の風神雷神図、海北友松の雲龍図。常設のため、いつでも名作をじっくり鑑賞することができます。

様々な角度から鑑賞することができる美しい禅庭。写真は四方正面の潮音庭、枯山水の大雄苑。
2002年に建立800年を記念して法堂の天井に描かれた双龍図。圧巻の迫力です。

祇園や四条河原町などに近く、京都市内の中心部に位置する建仁寺南の家。街中にありながらも、家の中ではゆったりとした時間を過ごせるような空間へとリノベーションを行います。
写真(弊社リノベーション物件 岡崎の家2)ほど大きくはありませんが、本棚を造作する予定です。好きな時に本を手にとって、坪庭の緑を感じながら読書をする、くつろぎの時間が流れます。室内は木材や塗り壁で風情をもたせながら、現代的な生活機能もそなえた空間にしていきます。
本棚は本だけでなく、インテリアや美術品を飾る場所としても使っていただけます。また、他の場所にもスペースを活かして造作棚を設置します。祇園界隈をふらりと歩いて見つけた京都の工芸品や、お気に入りのインテリアを飾り、空間を演出する楽しみがあります。
また、増築により暗く閉塞感があるため、一部を減築して坪庭を再生。坪庭上部の屋根にはガラス瓦をつかい、庭塀は綾目張りにすることで、ふたたび光と風が入る家へとリノベーションします。
リノベーションの進捗状況は随時ウェブサイトに掲載していきます。