賃貸物件のリノベーション①

先日、リノベーション中の賃貸物件の現場打合せを行いました。
鴨川のほど近くに立つ、小さな木造住宅です。

京都の鴨川が見えるリノベーション物件
駅にも近く、自然豊かでありながら便利な場所にたたずむ家。
窓の外には、鴨川沿いに植わる桜の木々をのぞみます。

眺望を生かして、窓辺にカウンターデスクとオープン棚を造りつけます。カウンターはデスクトップPCを置けるゆとりある寸法にして、コンセントを設置。オープン棚は本を置ける奥行にしています。

リモートワークやPC作業中、手を止めてふと窓の外を見れば、鴨川沿いの木々が目を休ませてくれます。今の時期は青々とした緑が見ごろですが、春は桜、秋は紅葉と、移りゆく季節を室内にいながら楽しむことができます。

 

京都の鴨川が見えるリノベーション物件小さな家ですが、圧迫感なく快適に過ごせるよう、様々な点に配慮しています。

壁と天井は白を基調とし、光を拡散して明るい印象に。寝室のクローゼットはハンガーパイプと枕棚のシンプルなオープンクローゼットにすることで、空間を広く見せています。キッチンは背面の空きスペースを活かして、天井までの収納を造作。食器や家電、ゴミ箱を置けるようにしています。吊り戸棚も設置しているので、食事に必要なものを十分に収納できます。リビングには、京都の寒い冬を快適に過ごせるよう、床暖房を設置。リビングからは坪庭をのぞみ、緑の気配を感じながら生活することができます。

リノベーションの様子はブログに随時掲載していきます。

 

Facebook閉鎖のお知らせ

この度、弊社の情報発信ツールをブログ(info)とInstagramに集約するため、Facebookページを閉鎖いたしました。
今までご閲覧いただきましてありがとうございました。

引き続き、ブログとInstagramに、プロジェクトの進捗状況や物件の詳細を掲載してまいります。

プロジェクト「建仁寺南の家」①

京都市の東山区、建仁寺のほど近くに佇む家のリノベーションプロジェクトを開始いたしました。

建仁寺南の家/project

建仁寺南の家は、建仁寺へふらりと散歩に行ける近さにたたずんでいます。
広い境内では、重要文化財に指定された建築物や美しい庭、美術作品をゆったりと鑑賞することができます。

建仁寺の海北友松の雲龍図襖堂内に展示された俵屋宗達の風神雷神図、海北友松の雲龍図。常設のため、いつでも名作をじっくり鑑賞することができます。

 

京都の建仁寺の潮音庭

 

京都の建仁寺の枯山水 大雄苑様々な角度から鑑賞することができる美しい禅庭。写真は四方正面の潮音庭、枯山水の大雄苑。

 

京都の建仁寺の双龍図2002年に建立800年を記念して法堂の天井に描かれた双龍図。圧巻の迫力です。

 

京都岡崎のリノベーション中古物件のDK

祇園や四条河原町などに近く、京都市内の中心部に位置する建仁寺南の家。街中にありながらも、家の中ではゆったりとした時間を過ごせるような空間へとリノベーションを行います。

写真(弊社リノベーション物件 岡崎の家2)ほど大きくはありませんが、本棚を造作する予定です。好きな時に本を手にとって、坪庭の緑を感じながら読書をする、くつろぎの時間が流れます。室内は木材や塗り壁で風情をもたせながら、現代的な生活機能もそなえた空間にしていきます。

本棚は本だけでなく、インテリアや美術品を飾る場所としても使っていただけます。また、他の場所にもスペースを活かして造作棚を設置します。祇園界隈をふらりと歩いて見つけた京都の工芸品や、お気に入りのインテリアを飾り、空間を演出する楽しみがあります。

また、増築により暗く閉塞感があるため、一部を減築して坪庭を再生。坪庭上部の屋根にはガラス瓦をつかい、庭塀は綾目張りにすることで、ふたたび光と風が入る家へとリノベーションします。

 

リノベーションの進捗状況は随時ウェブサイトに掲載していきます。

町家の日week イベント開催のお知らせ

今年も町家の日のイベントが開催されます。期間は3/1(月)-3/8(月)です。
町家の日 詳細はこちら

本年度は新型コロナウイルス感染症の影響により、規模を縮小して開催いたします。
オンラインでご参加いただけるイベントもございます。みなさまのご参加をお待ちしております。

プロジェクト「哲学の道に面する京町家」①

リノベーションプロジェクト「哲学の道に面する京町家」を開始いたしました。
京都の左京区、桜並木や紅葉の名所で知られる哲学の道に面して立つ京町家を全面リノベーションします。

哲学の道に面する京町家/project

哲学の道の京町家から見た京都の眺望

 

このリノベーションプロジェクトでは、開口部のデザインに最もこだわっています。哲学の道に面した窓はもちろん、すべての窓から見える美しい景色をどう切り取るか、現地で何度も確認しながらプランニングを行っています。

写真は、哲学の道側とは別の窓から見た眺望です。広い空と落ちついた街並みが遠くまでつづき、視界をさえぎるものもなく、開放感のあるながめを楽しむことができます。

どのような開口部にすれば、この眺望を一番美しく切り取れるのか。キッチンに立ったとき、ダイニングチェアに座ったとき、リビングでくつろぐときなど、日常の様々なシーンを思い描きながら、窓の位置や寸法、開閉の方法など、細部にこだわり、開口部をデザインします。

新規プロジェクト「建仁寺の家」を掲載いたしました

新規プロジェクト「建仁寺南の家」を掲載いたしました。
建仁寺の近くに立つ家のリノベーションプロジェクトです。

プロジェクト 建仁寺南の家 詳細はこちら

 

京都の建仁寺

八坂神社、清水寺、高台寺など数多くの寺社仏閣が集積する京都市東山区に位置する建仁寺。1202年(建仁2年)建立という歴史を持ち、京都最古の禅寺として知られています。広い境内には文化財に指定されている建造物や、俵屋宗達の風神雷神図や海北友松の雲龍図などの美術作品を数多く所有しています。

「建仁寺南の家」は、建仁寺の近くに立つ木造住宅です。明治の記録がある建物で、建築当時のものと思われる古い柱や梁が残っています。
家の中は、増築により差し込む光が少なく、暗く閉鎖的な状態です。今回のリノベーションで庭をつくり、光と風が通る家へと再生します。外観は建物当時の姿をなるべく再生しながら、周りの建物と調和するように補修する予定です。

 

京都祇園の花見小路建仁寺は、祇園の花見小路のちょうど南端に位置しています。
花見小路は、北は三条通から南は建仁寺までつづく南北の通りです。特に四条通より南は、石畳が敷かれ、電柱が地中化された通りの両側にお茶屋や割烹が軒をつらねる、美しい景観がつづきます。祇園甲部歌舞練場の敷地内に立つ弥栄(やさか)会館では帝国ホテルの開業が予定されるなど、今後さらににぎわいが高まりそうなエリアです。

花見小路を北へ行くと四条通に出られます。四条通を東へ行くと八坂神社、西へ行くと京都南座、鴨川、京都随一の繁華街である四条河原町へとつづきます。

 

京都建仁寺近くの法観寺五重塔と八坂通

建仁寺の南を東西に通る、五重塔が見下ろす八坂通。
東山連峰を背にそびえたつ法観寺の五重塔は、八坂の塔の名で親しまれ、東山エリアのシンボル的な存在となっています。八坂通には老舗の料亭や割烹、話題のコーヒーショップなどが立ち並び、多くの人々がおとずれます。

京都らしい風情あるエリアと、繁華街の両方が徒歩圏内に広がる建仁寺南の家。プロジェクトの進捗状況を随時更新していきます。

 

新規プロジェクト「哲学の道に面する京町家」を掲載いたしました

新規プロジェクト「哲学の道に面する京町家」を開始いたしました。
京都の東、哲学の道に面してたつ一軒の京町家のリノベーションプロジェクトです。

プロジェクト 哲学の道に面する京町家 詳細はこちら

 

京都の哲学の道と緑

京都市の東に広がる左京区。五山の送り火で知られる大文字山等から成る東山連峰をのぞむ、緑ゆたかで閑静なエリアです。その麓には、銀閣寺参道の起点から若王子神社まで、哲学の道が南北に続いています。

 

左京区の哲学の道の桜
桜や新緑、紅葉の名所として知られる哲学の道。ゆったりと流れる琵琶湖疎水沿いに遊歩道が続き、その両岸には桜の木々が植わっています。
桜の木の一部は、哲学の道の近くに居をかまえた大正・昭和期の画家である橋本関雪と、夫人よねが寄贈したものが始まりと言われ、今も関雪桜の名で呼ばれ、多くの人々に親しまれています。

この京町家は、哲学の道に面して佇んでいます。琵琶湖疎水と桜の木々が織りなす美しい景色は、まさに借景といえる眺望です。

この眺めを生かして、哲学の道の景色を室内に取り込んだ京町家へとリノベーションします。