織屋建リノベーションプロジェクト「二軒ならびの京町家」 間もなく完成します

明けましておめでとうございます。
旧年中は格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございました。
本年も変わらぬお引き立ての程よろしくお願い申し上げます。

 

 

二軒ならびの京町家 外観

 

現在進行中の織屋建リノベーションプロジェクト「二軒ならびの京町家」の物件が
間もなく完成を迎えます。
物件の前の通りは、両側に町家が連なり、希少な景観が残る道です。
景観に配慮し、和瓦の屋根、格子、漆喰壁、肘掛手すりなど、
京町家らしいファサードをリノベーションにより再生しています。

 

 

一軒は、グレーの石調タイルを基調としたモダンな京町家。

LDKの床をグレータイルと無垢フローリングで貼り分け、落ち着きのある
町家に。
グレータイルを室内から坪庭のテラスへと繋げ、内と外の連続性を持たせています。
吹抜け直下に位置するリビングの床をダイニングキッチンから一段下げ、
リビングの天井高を確保することで、より吹抜けの開放感を感じられるようにしています。

 

 

もう一軒は、全体に木をあしらった暖かみのある京町家。

床の大部分に無垢フローリング、造り付けキッチンに木材を使い、
見た目にも木のぬくもりが心地良い空間に。
玄関には約7帖の広々とした土間を設け、木のぬくもりに囲まれながら
のびのびと過ごすことができます。

 

二軒ならびの京町家

こちらの町家は、土間と室内との間仕切りに
ワーロンを使用しています(写真左)。
室内への視線を遮りながら光を柔らかく通すワーロンの繊細な風合いが、大きなインテリアパネルの様に部屋全体のアクセントとなっています。

 

 

 

リノベーションが完了次第、ウェブサイトに掲載致します。
今しばらくお待ちください。

新規プロジェクト 金木犀とベンチの家

新規プロジェクト「金木犀とベンチの家」を掲載しました。

金木犀とベンチの家

キンモクセイ

 

行き交う人で賑わう繁華な大通りの近くにありながら、
静寂が保たれた住宅街に佇む家。

元々この家の窓辺に植わる大きな金木犀(キンモクセイ)の木と、
金木犀をのぞむ位置に新設する木製ベンチが主役の家です。

 

 

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カフェやレストランでベンチに腰掛け、
のんびりお茶を飲みながら外の景色を眺めるように、
慌ただしい日常から離れ、ほっと一息つく時間。

家の中にいながら、そんなゆとりの時間を過ごせる空間をつくります。

 

御所西 リノベーション向きマンション を新規掲載しました。

新規物件「御所西 リノベーション向きマンション」を掲載しました。
御所西 マンション

 

京都御所から徒歩3分の場所にある中古マンション「室町スカイハイツ」のご紹介です。

東に京都の文化を育んできた鴨川、西に平安時代より残る烏丸通(からすまどおり)が走る京都御所(京都御苑)。広大な敷地に豊かな緑が広がり、京都市内でもひときわ閑静な雰囲気を保っています。

物件の前の道路、中立売通(なかだちうりどおり)を真っ直ぐ東へ進むと京都御苑の外周を囲む九つの門の一つ「中立売御門」をのぞみます。

 

御所の周辺は、その歴史の奥深さ、御所の緑や鴨川など自然豊かな環境、地下鉄・京阪の駅があることから、非常に人気が高い希少なエリアです。

 

 

御所西マンション

 

 

この物件の最大の特徴南向きのバルコニーからの眺望です(上の写真)。

バルコニーの裏に建物が建っていないため、街中の物件でありながら
視線が抜ける眺望の良さ。

撮影日は曇り空でしたが、晴れた日には間口の広いバルコニーから広い青空と豊かな緑をのぞみ、室内に暖かい日差しがたっぷり射しこみます。

室内は改装が必要ですが、ご予算やライフスタイルに応じて、
自分の好みに合う部屋を造ることができます。
部屋数が3DK+納戸と豊富なため、
ご家族の人数に応じた間取りの変更にも柔軟に対応できます。

希少な御所周辺エリアに住みたい方におすすめです。

 

 

「都ライト」開催のお知らせ

【都ライト】開催のお知らせ

弊社が協賛している町家のライトアップイベント「都(みやこ)ライト」が、11/11?11/13の3日間、上七軒通近くにて開催されます。

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都ライトは、上京区で開催され今年で12回目となる、町家のライトアップイベントです。また、ライトアップに合わせ、京都や日本の文化にまつわるものを中心に様々な展示・体験・パフォーマンスが開かれます。

かつて、日本の商人・職人は「町家」と呼ばれる細長い木造の家を仕事場とし、住まいとしてきました。日本で唯一京都には2万件とも3万件ともいわれる町家が残っていますが、建築や住まいのあり方の変化とともにその数は減りつづけています。

都ライトでは、町家を外から照らすのではなく内側にライトをおき、格子を通じて通りに美しい光を漏れ出させます。その光を、町家の暮らしで灯されてきた灯りに見立て、その暖かさを表現しようとしています。これに合わせ、住民の方々のご協力のもと、様々なイベントを開催しています。それらのイベントの一部には、会場となる通りの町家で育まれてきた文化や技術が生かされています。

町家やそこで営まれてきた暮らしの魅力を、来場した方に感じていただき、そしてそのことがひいては町家を後世にのこすひとつの力となることを願うという趣旨のもとに開催されます。

[開催日時]

2016年11月11日(金)12日(土)13日(日)

[開催場所]

浄福寺通大黒町、上七軒通、および上京区のまちと町家

[主催]

都ライト実行委員会

https://www.miyako-es.jpmiyako-light.anewal.net/

哲学の道の隠れ家 現地案内会

弊社リノベーション物件「哲学の道の隠れ家」を掲載致しました。
哲学の道の隠れ家はこちら

今週末の10月29日(土)・30日(日) 午後2時より午後4時まで
現地案内会を開催致します。

どうぞお気軽にお越しください。

 

町家の床の間

物件は、哲学に繋がる小道を少し入った閑静な路地内にあります。

この町家の一番の特徴は、床の間が3つあるという点。

この町家の大きさで床の間が3か所あるというのはめずらしく、
窓の外からは鳥のさえずりや法然院の鐘の音が聞こえ、
家の中は都会の喧騒を忘れる落ち着いた雰囲気に満ちています。

町家専門の建築家の方によると、京都の町家はどんなに小さい家でも必ず床の間があるそうです。

 

哲学の道の町家

 

手摺りの京唐紙の襖、細工の美しい古建具、無垢ナラ材のフローリングなど、
素材にこだわった改装を行いました。

縁側越しに座敷からのぞむ風情ある坪庭は、安政6年に創業、京都の名勝の造園を数多く手掛けておられる花豊造園さんによるもの。

また、家電も置ける造作食器棚、食洗機付のキッチン、収納ボックス付の洗面鏡、十分な収納スペースなど、現代の生活に適した暮らしやすさにも配慮しています。

写真には写っていませんが、エアコン2台とロールスクリーンが設置されています。

「角地の町家」初の現地案内会を開催します

新規町家リノベーション物件「角地の町家」を掲載しました。

新規物件 角地の町家はこちら

今週末に初めての現地案内会を行います。

■角地の町家 初の現地案内会
10月22日(土)・23日(日) 午後2時から午後4時まで

※本物件は上記現地案内会前のご案内を承っておりません。
恐れいりますが何卒ご了承下さいますようお願い致します。

角地の町家 外観

角地の町家の外観は間口が広く開放感があり、建物は手ごろな広さ。
周囲には京町家が残り、最寄の京都市バス停留所から市内各方面へアクセス可能という、様々な条件がそろった物件です。
落ち着いた環境への京都移住をお考えの方や、京都観光の際の定宿をお探しの方におすすめです。

 

角地の町家 玄関土間

 

 

 

 

 

 

 

ウェブサイトの写真には写っていませんが室内にグリーンを展示しています。
写真は玄関土間の式台。
式台は幅に余裕があるので空いたスペースにグリーンを飾ることができます。

 

角地の町家

間口が広く正方形に近い建物形状のため、室内は明るく風通しの良い空間。
特に2階は日中照明がいらないほどの明るさです。
古建具、襖、障子など様々な建具を使うことでシンプルな空間に変化をつけています。

初の現地案内会、どうぞお気軽にお越しください。

外壁の漆喰塗装

先日、改装工事中の町家で、外壁の漆喰塗装が行われました。

 

左官職人の方による漆喰塗装

今回のリノベーションでは、長年京町家の改修をされている左官職人の方に塗装をお願いしました。

何度も何度も鏝(こて)を往復させ、少しずつ塗られていく漆喰。

「町家の外壁に真っ白の漆喰を使うと、格子や腰板の木部の古色とのコントラストが強く出すぎるから、うちではグレーがかった色の漆喰をよく使う」という左官職人の方の言葉の通り、淡くグレーがかった浅葱色(あさぎいろ)の漆喰が丁寧に塗り込められていきます。

落ち着いた色合いの漆喰が木部の古色と壁とのコントラストをやわらげていきます。

 

漆喰の下地

こちらの写真は漆喰を塗る前の外壁の下地の状態です。
まるで一枚の紙をぴんと張ったかように端正に塗りこめられた壁に、スサの温かみが町家らしい風情を添えています。
漆喰を重ねるのが惜しくなるほど美しい中塗り壁です。

町家や寺社仏閣の工事に携わってこられたベテランの大工の方からよく聞くのが、
「長年大工をやっていると大抵の工程は自分でできるようになるけど、
左官だけは別」という言葉。

熟練の左官職人の方により仕上げられたファサードの漆喰壁は、まさにこの町家の顔となる部分。その端正な表情が、周囲の町並みに溶け込む落ち着いた佇まいを演出します。

 

書斎

 

 

 

 

 

 

内部工事も終盤に差し掛かっています。
写真は無垢材の造作テーブルと本棚がある小さな書斎。
元々部屋の一角の収納として使われていたスペースを利用しています。

わずか2帖半ほどの小さなスペースですが、吹抜に面して開口を取ることで
心地良い通風と採光を確保しています。
吹抜を通じて階下の家族の気配を感じながら書き物やパソコン作業を行える
隠れ家のような空間です。

改修工事もいよいよ大詰めとなり、まもなく完成を迎えます。

町家の木部塗装

もうすぐ完成予定の改装町家の塗装打合せを行いました。

 

町家の塗装
町家の改装物件は新築物件とは異なり、
既存の柱や梁などの古色の木部と、
改装工事で新しく造り付けた柱や棚などの
素木の木部が同じ部屋に混在します。

部屋全体のバランスを見ながら、新設木部を
どのような色味でどこまで塗装すべきか、
塗装職人の方を交えて一か所一か所
相談しながら決めていきます。

 

この町家では、改装工事で新しく造り付けた建具枠や敷居等の新設木部を
既存木部に合わせて古色の塗装を施すことで、室内に統一感を出し、
落ち着いた雰囲気に仕上げることにしました。

 

 

町家のアクセントクロス

一方、新設の無垢材をあしらったLDKの天井は、
木そのものの美しさを生かすために透明な保護塗料のみを塗装。
透明な塗料が木に染み込むことで、木目が浮かび上がり自然な艶と表情が生まれます。

 

LDKの壁には藍色のアクセントクロスを使用。
和紙に似た柔らかい質感を持つ和紙クロスを使用しています。
日本の伝統色として古くから親しまれてきた藍色は既存木部にも新設木部にもよくなじみ、この町家を一層落ち着いた空間へと引き立てています。

新規物件 4路線が使える京町家

新規町家物件「4路線が使える京町家」を掲載しました。
用途地域「商業地域」に位置する未改装の京町家です。

未改装の町家「4路線が使える京町家」はこちら

 

この物件の一番の特徴は、JR山陰線・地下鉄東西線・阪急京都線・京福嵐山本線の4路線の駅が徒歩圏内という希少な立地。

各路線を使って、京都市内の主要な駅や有名な観光地の最寄り駅へ乗り換えなしでアクセスできます。

 

未改装京町家 二条駅

 

 

未改装京町家 三条商店街

物件は三条会商店街から一本南に下がった通りにあります。

三条会商店街は、東は堀川通から西は千本通まで続く、京都一長い商店街。
端から端までほぼ途切れることなくアーケードが続き、雨の日のお買い物でも安心です。
三条会商店街には、こだわりのメンチカツやコロッケ・お弁当も販売している京都の人気焼肉店「弘」や、行列のできる中華料理店「魏飯夷堂」、昔ながらの八百屋や漬物店、カフェや雑貨店、スーパーなど、約180の店舗が軒をつらねています。

物件からは、三条会商店街内にある24時間営業のスーパー「フレスコ」まで徒歩1分。
毎日のお買い物にとても便利な場所です。

 

未改装京町家 BIVI二条

物件から徒歩7分のJR・地下鉄「二条」駅のすぐそばには、TOHOシネマズや書店・カフェや飲食店の入った「BiVi二条」があります。
BiVi二条の横には大型スーパー「ライフ」もあり、通勤帰りの買い物にも便利。休日やお仕事帰りにふと映画を見たくなった時、気軽にふらっと歩いて行くことができる嬉しい立地です。

 

物件は路地内にありますが、南向きのため、路地にありがちな暗い印象は受けません。
間取りはご家族でもお住まいただける手ごろな広さ。

4路線が使えるアクセスの良さと三条会商店街近くという利便性を生かして、
京都に旅行に来た時の宿泊場所や投資物件などにもおすすめの物件です。

 

「町家の日」の制定

この度、弊社所属団体「京町家情報センター」一般社団法人日本記念日協会にて、3月8日を「町家の日」に制定いたしました。

 

町家の日

 

京町家情報センターとは、京町家の流通・活性化を目的とした、京町家を扱う京都の不動産企業と京町家再生研究会から成る団体です。

ここ数年、町屋を改修した宿泊施設・セカンドハウス・投資用物件等、
町家ブームと言えるほどに町家物件の需要が高まっています。
国内の方だけでなく、海外の様々な国の方が町家を買い求めに来られることも増えました。

しかしながら現在でも、依然として町家の取り壊しは続いています。
町家所有者の高齢化や建物の老朽化による維持管理の難しさ、需要と供給のミスマッチ等、町家の流通の活性化には多くの課題があります。

京町家は長い歴史を通じて人々に受け継がれてきた大切な知恵や文化であり、また重要な観光資源です。

今後、「町家の日」が広く認識され、全国の町家の在り方について考えるきっかけになればと思っています。
京町家情報センターの方でも、町家に関するイベント等を開催していきたいと考えています。