先日、新しく取り扱うことになった京町家をおとずれました。
中に入ると、土間につくられたアーチ型の開口部が目にとびこんできました。
外観が京町家らしい佇まいなぶん、外からは想像できないモダンなデザインが印象的です。
町家に取り入れられたアーチ状の開口に、時代の変遷や、当時のこの家のオーナーの美意識が感じられます。
床の間のある和室や古建具も残されていて、町家らしい要素とモダンなアーチが調和する、ノスタルジックな建物。
掲載準備が整いましたら、弊社ウェブサイトでご紹介いたします。
先日、新しく取り扱うことになった京町家をおとずれました。
中に入ると、土間につくられたアーチ型の開口部が目にとびこんできました。
外観が京町家らしい佇まいなぶん、外からは想像できないモダンなデザインが印象的です。
町家に取り入れられたアーチ状の開口に、時代の変遷や、当時のこの家のオーナーの美意識が感じられます。
床の間のある和室や古建具も残されていて、町家らしい要素とモダンなアーチが調和する、ノスタルジックな建物。
掲載準備が整いましたら、弊社ウェブサイトでご紹介いたします。
ウェブサイトのトップページおよびコンテンツを一部リニューアルいたしました。
よろしければご覧くださいませ。
・renovated 私たちがえらびつくる家
弊社がリノベーションした物件を掲載しております。
・info. 日々の家づくり
リノベーションの様子や物件の詳細について、ブログ形式で随時お伝えしています。
・non renovated
弊社が取りあつかった未改装物件を掲載しております。
現在、リノベーションのプランニングを進めている物件があります。
京都大学のキャンパスがある学生のまち、吉田の家です。
左京区の南西にひろがる、吉田のまち。
その大半を京都大学の吉田キャンパスが占め、学生街として知られています。
すこし歩くと鴨川がゆったりと流れ、鴨川デルタや飛び石で学生さんが思い思いに憩うすがたをよく見かけます。
アカデミックな趣と、自然豊かでのんびりとした空気感に満ちたエリアです。
物件は、京都大学と鴨川の近くにたたずむ一軒の家です。
学生街ならではの活気あふれる大通りから少しはいった、落ち着いた家々がならぶ場所に位置しています。
京都大学と鴨川に近いというロケーションだけでなく、建物自体も特徴的な魅力を持っています。その魅力を生かしたリノベーションプランを検討中です。
これからリノベーションの様子をブログでお伝えしていきます。
※誠に恐れいりますが、販売開始前の物件の詳細についてはお答えいたしかねます。何卒ご了承ください。
新規物件「猫と暮らす岡崎の家」を掲載いたしました。
京都屈指の文化と芸術の街、岡崎。
平安神宮、京都市京セラ美術館や京都国立近代美術館、劇場や蔦屋書店を有するロームシアター京都、両岸に桜並木がつづく琵琶湖疎水などがあり、いつおとずれても絵画のような景色がひろがるエリア。
この家は、岡崎の街の中でも、文化財保護法により重要文化的景観に指定されている範囲内に建っています。
建物の中には、元々のオーナーにより造られたと思われる、猫用ドアやキャットウォークなどがあります。猫を大切に思われていたことがうかがえる家です。
岡崎の街で、猫と一緒に暮らしたいかたにおすすめの物件です。
私たちが物件をあつかう際に、とても大切にしていることがあります。
それは、「私たち自身が住みたいと思えるロケーション」へのこだわりです。
土地や建物そのものだけではなく、ロケーションも物件の大切な要素です。
京都で生まれ育ち、何十年ものあいだ京都で暮らしつづけている私たちが、魅力を感じるロケーションの物件をあつかっています。
京都は特に、同じエリア内でも通りが一筋違うだけで、雰囲気ががらりと変わることもあります。
そのため、単なるエリア名だけでロケーションの魅力を決めずに、実際に物件をおとずれて、物件が面する道の雰囲気、周囲の家並びや建物の様子、光と風の射しこみ方、名所旧跡・文化施設や生活施設への距離など、さまざまな点を確認し、その中で、私たちが本当に住みたいと感じられるロケーションかを判断しています。
「猫と暮らす岡崎の家」についても同じです。
岡崎は、居住地としても観光地としても人気が高いエリアですが、それだけではなく、実際に現地に行き、前道の広さ、T字路の突き当りという開放感、周囲の落ち着いた家並み、平安神宮や美術館への近さなど、ロケーションのさまざまな要素に魅力を感じて、この物件をあつかっています。
有名な寺社仏閣のほど近くにたたずむ家。
リノベーションの様子をお伝えします。
この家にしつらえる古建具を探しに、設計士とともに、いつもお世話になっている古建具店をおとずれました。
倉庫の外にまで所せましと並べられた、膨大な枚数の古建具たち。いつおとずれてもその光景に驚きます。
寸法も意匠も多様な古建具。この大量の古建具の中から、寸法、意匠、用途など、物件に合うものを時間をかけて探します。条件が合う古建具を外に運び出し、さらに状態をみて、設計士や職人と意見を交わしながら、物件にしつらえるものを選んでいきます。
大量の古建具のなかから選んだのは、とても印象的なたたずまいの開き戸。草や枝のような模様が入ったガラスと、網代があしらわれた、雰囲気のある意匠が目を引きました。
同じ意匠の建具が2枚見つかったので、2枚ともこの物件にしつらえ、雰囲気と統一感のある空間にリノベーションしていきます。
※誠に恐れいりますが、販売開始前の物件の詳細についてはお答えいたしかねます。何卒ご了承ください
歴史ある寺社仏閣のほど近くに建つ家。
リノベーションの様子をお伝えします。
物は奥行きが長くゆとりがあり、ゆったりと過ごせる広さ。
この家の元々の趣を大切にしながら、広さを生かして、段差をもうけた緩急のある空間にリノベーションします。
段差部分には壁の手前に引き込める建具を設けます。
普段は建具を引き込んで小上がりとして過ごしたり、うたた寝をするときや来客があるときは建具を閉めて空間を区切ったり。建具の開閉によって、自由な暮らしかたができる空間になります。
たとえば下の2枚の写真は、以前弊社でリノベーションを行った、二軒ならびの京町家。室内に段差があることで、空間に奥行きが生まれています。
(写真/弊社リノベーション 二軒ならびの京町家 東棟、西棟)
襖には、この家が建つ土地の歴史や、近くにある寺社仏閣にちなむ京からかみをしつらえる予定です。
原紙、文様、摺り色の組み合わせかたによって、多様な風情を醸すからかみ襖。
特に原紙は面積が大きく、空間全体の趣に大きく影響します。そのため、現場に数百枚の原紙のサンプルを持ち込み、光の入りかたや空間の雰囲気を見ながら、原紙を選んでいます。
たとえば下の2枚の写真は、弊社がリノベーションを行った、明治時代の京町家と上京区の京町家。どちらの町家にも京からかみの襖をしつらえています。
この写真は、家の奥に位置する座敷への入り口にしつらえた襖。格式高さと親しみを併せ持つ、光悦桐の文様です。
摺り色の雲母(きら)が、光の当たり方や見る角度によって異なる表情を見せる、趣ある襖。原紙は空間に馴染むよう、周囲の塗り壁に似た色を選んでいます。
(写真/弊社リノベーション 明治時代の京町家)
下の写真は、収納の扉にしつらえた襖。文様は、この町家が建つ地域の歴史にちなむ光琳松。小さな松たちがあつまってひそひそ話しているような、ユーモラスな文様です。
摺り色は、文様を際立たせながら町家の空間に合う、抹茶のような深い緑。からかみの企業のかたと相談をしながら選んだ色です。
(写真/弊社リノベーション 上京区の京町家)
※誠に恐れいりますが、販売開始前の物件の詳細についてはお答えいたしかねます。何卒ご了承ください
地下鉄の北大路駅より徒歩13分、堀川北山近くの閑静な住宅街の中。
三つの異なる種類の床の間が残る京町家物件です。
三つの床の間にくわえ、この京町家のもうひとつの特徴は、町家本来の空間構成が残っている点です。
建物内部は、トオリニワと呼ばれる直線の土間に沿って3室が一列に並んでいます。京町家で最もよく見られる、一列三室型の空間構成です。
建物の奥までまっすぐはしるトオリニワに、リノベーションの想像がふくらみます。
たとえばトオリニワを残してリノベーションするなら、石畳を敷いて、町家全体の雰囲気を高める空間に。坪庭に面する建具をガラス入りにすれば、差し込む光と緑が見え、視線が奥へ導かれます。
ピクチャーレールとスポットライトを設置して、プライベートなギャラリーにしてみるのも良いかもしれません。
トオリニワと平行にならぶ室。各室やトオリニワの間はガラス入りの古建具や襖でゆるやかに仕切られ、空間のつながりや奥行きを感じられるつくりになっています。
一列三室型をそのままにリノベーションすれば、京町家本来の趣を感じられる家になります。
建具で空間の雰囲気が大きく変わるため、この町家に残る古建具を補修して使う、古建具店で新たに見つけた建具をしつらえる、唐紙襖で風情をそえるなど、建具を選んだり、あるいは季節ごとに建具を取り替える楽しみがあります。
一列三室型の面影を残しながら、もう少し伸びやかに暮らしたい場合は、ダイドコと座敷を仕切る建具を取り払ってみては。この京町家の元々の趣がありながら、開放感のある現代的な生活が送れます。
1階の座敷が面する縁側。外と内をゆるやかにつなぐ、緩衝材のような空間です。縁側という余白が奥行きを生みだし、空間全体のゆとりとなっています。
リノベーションでは、断熱性と眺望を考慮し、坪庭に面した木製建具をアルミサッシの透明窓に入れ替えて。縁側と座敷を仕切る建具を雪見障子などのガラス入り建具にすれば、坪庭を眺めて過ごすくつろぎの空間が生まれます。
縁側からトオリニワへつづく扉を残すと、トオリニワ⇔縁側⇔座敷と回廊のように行き来できる、この町家の記憶を留めることができます。
猪熊通から町家を見て。築年数は不明ですが、昭和築の京町家に見られる意匠のファサードです。瓦屋根や杉板の腰壁など、京町家らしい風情を感じるたたずまいです。
アルミ製の格子や玄関扉を取り払い、新たに木製で造作すれば、さらに風情ある佇まいに。1階正面の窓の前にあるスペースは、自転車を停めたり、宅配ボックスを設置したり、さまざまな用途に使えそうです。
京町家の原型を色濃く残す、三つの床の間の京町家。
お気軽にお問合せください。
新規物件「三つの床の間の京町家」を掲載いたしました。
植物園や賀茂川の西にひろがる閑静な住宅街。猪熊通に面してたつ京町家です。
初めてこの京町家をおとずれたときに最も印象に残ったのは、三つの床の間です。
床の間を三つもそなえているのは、この規模の京町家としてはめずらしいこと。さらに床の間はすべて種類が異なり、それぞれ違った趣を醸している点も目を引きました。
ひとつめは、2階のオクノマにある床の間。
違い棚のある床脇をそなえた、この町家で最も格式高い床の間です。縁側を通って平書院から床の間に射しこむ光が、やわらかく美しい陰影をえがいています。
現代の住宅では見ることが少なくなった床の間。その風情ある佇まいと、古いものにしかない味わいを目にすると、背筋がぴんと伸びるような気持ちになります。
たとえばこの床の間は、格式と風情をそのままにリノベーション。
自分や家族がゆったりと過ごしたり、大切な友人を招く空間に。
天袋や隣の部屋との間の建具は、今と同じ無地の白で落ち着いた印象にすることも、唐紙に張り替えて、趣を加えることもできます。
自分の好みや空間の雰囲気に合わせて、唐紙の紋様や摺り色、襖紙の組み合わせを選ぶのも、楽しみのひとつです。
ふたつめは、1階のミセノマにある床の間。
表の通りに面し、玄関の横に位置する、この町家に足を踏み入れたときに最初に目にする床の間です。部屋の広さは2畳ほどで、玄関から延長するホールのような空間です。
家に帰ってきたとき、お客さまを招いたとき、この床の間としつらえが人々を出迎えてくれます。
家に入って最初に目にするこの床の間は、もてなしの床の間に。
お気に入りの花器に季節の草花を生けたり、骨董屋で見つけた軸を掛けて、家に入った人の目を癒すしつらえを楽しむことができます。花器や草花、軸によって、いろいろな趣や季節ごとの風情を演出するのも良いかもしれません。
みっつめは、1階の座敷の床の間。
1階の奥、縁側に面した空間には、とても簡素な吊り床が残されています。ガラス入りの障子戸と印象的な欄間が、雰囲気を高める空間です。
他のふたつの床の間よりもシンプルで、そのぶん柔軟な感性でしつらえを楽しむことができます。
座敷の吊り床は、自由な発想を楽しむ床の間に。
吊り床の下に敷居板を敷いて花を生けたり、軸を掛けるのはもちろん、海外製のお気に入りのインテリアをしつらえて、自分好みに空間を演出。
炉を切り、坪庭を整えれば、緑をのぞむ茶室にすることもできます。
三つの床の間の風情を生かしてリノベーションしたいかた、大きく手が加えられておらず元の風情が残る京町家をお探しのかたに。
どうぞお気軽にお問合せください。
賀茂川のほど近く、京都府立植物園や京都コンサートホールも徒歩圏内にある、閑静な住宅エリアの家を全面リノベーションしました(2023年8月全面リノベーション済)。
ブルーグリーンのソファと手描きタイルがある、お気に入りのカフェのようにくつろげる家です。
■初のオープンハウス開催
9/2(土)・3(日) 14:00-16:00
※駐車場はございません。公共交通機関等をご利用ください。
※恐れ入りますが初回オープンハウス前のご案内は承っておりません。
2 階の階段室は、手摺側の壁に淡いブルーグレーのアクセントクロスが貼られています。ソファのブルーグリーンやタイルのオリーブグリーンとリンクする色です。
2階の踊り場から階段下を見ると、自然光が不思議な陰影をえがいていました。
2階、カウンターデスクと本棚のあるワークスペース。
南向きの明るい窓と、梁をあらわした勾配天井に、伸びやかさを感じる空間です。
カウンターデスクは幅が広く、1人だとかなりゆとりをもって使えるのはもちろん、2人ならんで座ることができます。デスク上部の壁の端にはコンセントが2か所設置されているので、PC作業にも便利。
本棚は天井付近まで高さがあり、本、仕事の資料や小物など、デスク回りのものを収納できます。棚は可動式なので、お好きな高さに調整していただけます。
リモートワークや就寝前の読書など、さまざまに使えるスペースです。
全面道路は幅員が約5.9mと広く、南向きのため、窓からとても明るい光が射しこみます。一方通行なので交通量がそれほど多くなく、周囲には静かで落ち着いた環境が広がっています。
グリッド窓が印象的な、ナチュラルでモダンなカフェをイメージした外観。玄関扉はレッドシダーで、自然な趣と重厚感があります。
周囲には、広い道路に面して落ち着いた家並みが続いています。
賀茂川まで徒歩2分でありながら、地下鉄烏丸線「北大路」駅と「北山」駅も徒歩圏内にあり、自然豊かで交通アクセスも良いエリア。
さらに、イオンモール北大路、京都府立植物園、京都コンサートホールなど、日々の暮らしに便利なショッピングモールや文化施設も歩いていける距離にあります。
他にも、有名な洋菓子店「マールブランシュ」の本店、老舗の洋食レストラン「キャピタル東洋亭」、植物園の緑をのぞむレストラン「IN THE GREEN」もほど近くに。
毎日の買い物、食事やお茶、休日のおでかけなど、生活が楽しくなるエリアです。
賀茂川まで徒歩2分。
造作ソファとこだわりのタイルのある家で、お気に入りのカフェのようにくつろいで暮らしたいかたにおすすめの家です。
■初のオープンハウス開催
9/2(土)・3(日) 14:00-16:00
どうぞお気軽にお越しください。