文豪が暮らした家 京町家カルテ取得

谷崎潤一郎が暮らした京町家、「文豪が暮らした家」の京町家カルテを取得いたしました。

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谷崎潤一郎が暮らした京都の町家

 

京町家カルテとは、公益財団法人京都市景観・まちづくりセンターが交付する、建物の由緒沿革、構造・意匠、所在地域の歴史などがまとめられた資料です。
京町家の情報を整理して記することで建物の価値を明らかにし、適切に維持・管理・継承されることを目的とし、交付には対象となる京町家の調査・審議を要します。

 

 

谷崎潤一郎が暮らした京都の町家の座敷

「文豪が暮らした家」は、通り庭沿いに縦に部屋が続く一般的な京町家とは異なり、広い間口に沿いに部屋がならぶ構成が特徴。
1階の中央に玄関間と2階への階段、浴室等の水回り棟を配することで、建物の西側が公・東側が私の空間として、明確に機能が分けられています。

そのため、水回り棟で東西に分断された庭も、西側の座敷からのぞむオクニワは灯篭や手水鉢、飛び石が配されているのに対し、東側のニワは松の木が植わる程度の簡素なものです。

また、東側には、通り土間状の炊事場の名残が見られ、大正末期-昭和初期の京町家の変遷がうかがえます。

 

 

谷崎潤一郎が暮らした京都の町家の和室

谷崎が執筆をしていたと思われる2階の10帖の座敷。この部屋のみ長押が廻されていることから、この家で最も格式高い空間ということがうかがえます。
他の部屋はところどころ手が加えられた様子が見えますが、この座敷は、建築当初の姿を色濃く残しています。

谷崎潤一郎が暮らした、上京区鶴山町の京町家。
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