町家の日WEEK イベント開催のお知らせ

「3月8日は町家の日」
町家の日WEEK 2023.3.4(土)~3.12(日)

町家の日

3月8日は町家の日

弊社所属団体「京町家情報センター」では、年々失われる京町家の文化的・歴史的価値を広く発信し、町家の保全・継承につとめるため、毎年3月8日(マーチヤ)を「町家の日」として、一般社団法人日本記念日協会において登録・制定いたしました。
2023年は、制定より7年目を迎えます。

今年は3/4(土)~12(日)を町家の日WEEKとし、複数の大型町家をめぐる見学ツアー、町家改修の見学会、竹紙漉きやつづれ織りのワークショップ、掘り出し物市など、京都市内各所の町家でさまざまなイベントが開催されます。

また、町家の日の輪は京都府外にも広がり、姫路、大津、金沢、越後高田、その他都道府県の町家でも、催しを予定しております。

イベントの詳細は、町家の日ウェブサイトをご覧ください。
みなさまのご参加をお待ちしております。

町家の日

 

宮川町そばの京町家/project リノベーションの様子①

鴨川の東、宮川町のほど近くに建つ京町家のリノベーションプロジェクトです。
リノベーションの様子をお伝えします。

宮川町そばの京町家/project

 

京都の宮川町近くの京町家の壁と柱

石畳の道へつながる路地にたたずむ一軒の京町家。路地には町家が軒を連ね、昔の風情ある家並みが残されています。

路地に残る町家の多くは出格子を有していますが、この町家は出格子ではなく、簡素なアルミの平格子と腰壁です。出格子は時代と共に、軒下に増築するために撤去され、簡易な格子と腰壁に改装された町家も多く、恐らくこの町家もそうした家々のうちの一軒だと思われます。

そこで、このプロジェクトでは、出格子の京町家が並んでいたと思われるかつての景観を再生するため、出格子を修復することにしました。

軒下の増築と推察される部分を取り払い、周囲の町家と意匠を合わせた出格子を再生します。

減築する分、床面積は少し小さくなりますが、今では少なくなった京都の路地の景観が保全され、家並みに統一感が生まれればと考えています。

 

京都の宮川町近くの京町家の壁と柱

室内は所々手が加えられていますが、一列三室型の間取りが残されていました。
この町家の原形をなるべく大切に残すため、間取りを大きく変えずに一列三室型の空間構成をそのまま生かして、リノベーションを行います。

※誠に恐れ入りますが、販売開始前の物件詳細についてはお答えいたしかねます。悪しからずご了承ください。

真鍮のペンダント照明

先日、撮影用の小物や家具を探しに、インテリアショップを訪れました。
ショップに入った瞬間に、1台の照明器具がぱっと目に飛び込んできました。

京都のリノベーション中古住宅のペンダント照明

美しい色と端正なフォルムに、一目で惹かれたペンダント照明。
真鍮の強い輝きと、ランタン型のすっきりとした形状がとても印象的です。空間の主役になりそうな存在感があり、早速購入を決定しました。

現在、いくつかの家のリノベーション計画を進めています。そのいずれかに、このペンダント照明を設置する予定です。この照明を中心にどのような空間をプランニングするか、想像が膨らみます。

それぞれの家のリノベーションの様子は、随時ブログにてお知らせしていきます。

 

寺社仏閣のそばの家 リノベーションの様子①

先日、リノベーションを予定している家で、現場打合せを行いました。

 

京都の寺社仏閣近くの古い家の和室

長い歴史を有する地域にたたずむ一軒の家。
ゆったりとした室内には2方向の窓から光が射し、明るく落ち着いた雰囲気に満ちています。

元々この建物が持つ空間構成や趣を残しながら、現代の生活様式にも適した家へとリノベーションするため、現在プランを検討しています。
また、室内には、所在地の歴史にちなんだしつらえを取り入れる予定です。

これからブログにて、リノベーションの様子を少しずつお伝えしていきます。

 

※誠に恐れいりますが、販売開始前の物件の詳細についてはお答えいたしかねます。何卒ご了承ください。

参道の家 初のオープンハウス開催

京都のリノベーション中古住宅のLDK

三条通からお寺の参道を入った先にたたずむ家。(2022年8月全面リノベーション済)
窓の外にはお寺の境内と豊かな木々をのぞみ、京都市内中心部ではめずらしい、開放感あふれる眺望が広がります。

参道の家

リノベーションコンセプトは「小さくても居心地の良い家」。
限られた空間を生かして、光や風、素材、空間構成、機能など、様々な要素を考慮してプランニングを行いました。

 

■初のオープンハウス開催(予約不要)
9/25(日) 13:30-16:30
※駐車場はございません。近隣の公共交通機関やコインパーキングをご利用ください
※マスクのご着用をお願いします
※誠に恐れいりますが、初回オープンハウス前のご案内は承っておりません

 

京都のリノベーション物件近くの参道

北に平安神宮や美術館が集積する岡崎の街、南に青蓮院門跡や知恩院、八坂神社がある祇園界隈、西に三条河原町の繁華街、東に南禅寺別荘群と、歴史・文化が豊かでありながら、街中にもほど近いエリア。
京都の東西のメインストリートである三条通から、佛光寺本廟へと続く石畳の参道を入り、石階段の手前の道を左に曲がると、参道の家にたどり付きます。

お寺の参道からアプローチし、さらに道路を挟んで向かいに境内をのぞむ、めずらしい立地が特徴です。

 

 

京都の三条通近くのリノベーション物件

ファサードは、周囲の景観に馴染むシンプルな佇まい。
木製の玄関ドアとその周囲にあしらったヒバが、端正な印象と暖かみを加えています。

 

京都の東山のリノベーション物件のLDK

京都の三条通近くのリノベーション物件のLDK

 

京都の三条通近くのリノベーション中古戸建物件のLDK

京都の三条通近くのリノベーション中古物件のシステムキッチン

大きな窓が光を取り込むLDK。シンプルでありながら、木のナチュラルな素材感を生かした空間です。床は木目が控えめで美しく、肌触りも良いナラを使用。長時間くつろいで過ごすリビングは、天井にラワン材を貼り、落ち着きを醸しています。

すぐに快適な生活を始めていただけるよう、造作家具や冷暖房設備などを設置済みです。(床暖房2ヶ所、エアコン1台、家電用コンセント付オープン棚、TVボード、吊戸棚付システムキッチン)

 

京都の三条通近くのリノベーション物件のワークスペース付の洋室

京都のリノベーション中古物件の眺望

2階の南側の洋室を見て。窓の外には佛光寺本廟の境内と緑をのぞみ、市内中心部ではめずらしい伸びやかな眺望が広がります。
窓の横にはリモートワークなどの需要を考慮して、電源を備えたワークスペースを設けています。

・賃貸投資用物件としてもご検討ください
表面利回り…4.1% 年間想定賃料…162万円(13.5万円/月)
※仲介手数料その他の諸経費は計上しておりません
※実際の利回り・賃料を保証するものではありません
※管理会社のご紹介も承ります

 

9/25(日)  13:30-16:30  初のオープンハウス
どうぞお気軽にお越しください。

ガレージ町家 初のオープンハウス開催

京都のリノベーション町家物件のリビングとガレージ

北野天満宮の南、ガレージのある京町家です。(2022年8月全面リノベーション済)。

ガレージ町家

■初のオープンハウス開催のお知らせ(予約不要)
9/17(土)・18(日) 14:00ー16:00

※駐車場はございません。公共交通機関や近隣のコインパーキングをご利用ください
※マスクのご着用をお願いいたします
※誠に恐れいりますが、初回オープンハウス前のご案内は承っておりません。何卒ご了承ください。

 

京都のリノベーション町家物件のガレージ

元々作業場として使われていた広い土間を生かして、普通車1台が停められるガレージにリノベーションしています。ガレージ内には電気自動車用の電源、立水栓や収納棚を設置済。

車をお使いにならない方も、大型バイクや自転車の駐輪場、子供の遊び場、ペットがくつろぐ空間、創作スペースなど、様々な使い方ができる空間です。

 

 

京都のリノベーション町家物件のダイニングキッチンとウッドデッキのある坪庭

LDKはゆとりの広さ。東向きの坪庭には、ダイニング・キッチンから延長するようにウッドデッキが続き、視覚的な広がりをもたらしています。朝日に照らされた緑や花を眺めながら、朝食を楽しむことができます。
床暖房2ヶ所とエアコン1台が設置されているので、寒い冬でも快適です。

 

京都のリノベーション町家物件の2階の洋室

ガレージのある京町家の洋室

2階の洋室は、勾配天井に既存梁がはしる伸びやかな空間です。14帖と広く、壁横の空間には電源を設けたカウンターデスクと本棚を備えたワークスペースがあり、リモートワークやPC作業、読書に便利。

 

9/17(土)・18(日)  14:00-16:00 初のオープンハウス、どうぞお気軽にお越しください。

参道の家 リノベーションの様子③

参道を入った先、寺社仏閣の向かいに佇む小さな家。
リノベーションの様子をご紹介します。

前回のブログはこちら

「小さくても居心地の良い家」をコンセプトにプランニングを行った参道の家。限られた空間でも、暮らしやすさを感じられるディテールをご紹介します。

 

京都のリノベーション中古物件の玄関収納

小さなスペースを活かした玄関収納。上部にコート掛け、下部に下駄箱を備えています。外出先から帰った時に、玄関でアウターをさっとかけられる便利な収納です。上部・下部ともに可動式のため、高さ調整が可能。

 

京都のリノベーション中古戸建物件の玄関と収納棚

玄関横の空きスペースに位置するオープン棚。小さなインテリアやアートを飾ったり、家の鍵など小物を収納したりと、様々に使うことができます。

 

京都のリノベーション中古戸建物件のLDK

LDKを見て。リビングとダイニング・キッチンの間に腰高の家電収納棚を造作。高さを抑えた棚が、光や視線を通しながら、空間を緩やかにゾーニングしています。

 

京都のリノベーション中古戸建物件のリビング

京都のリノベーション中古戸建物件のテレビボード

既存の浴室を撤去して新設した窓から光が射す、明るい空間リビング。収納の横には造作のテレビボードが設けられています。とてもシンプルで、天井や造作棚の木部とも調和するデザインです。

 

京都のリノベーション中古戸建物件のコンセント

グレー系で統一されたコンセント。白に近い壁・天井と、ほぼ着色なしの素朴な木部でまとめた空間のアクセントになり、空間にさりげない変化が生まれています。

 

京都のリノベーション中古物件の市ダウンライト照明

照明器具は圧迫感がなく、空間に馴染むよう、白のダウンライトとブラケットが使用されています。ナチュラルな壁や天井にそっと溶け込んでいます。

 

京都のリノベーション中古戸建物件の階段手すり

階段手すりは肌ざわりの良い木製。手が触れた時に違和感が無いよう、角が丸く加工されています。

 

販売準備が整い次第、ウェブサイトに掲載いたします。
※誠に恐れ入りますが、販売開始前の物件詳細についてはお答えいたしかねます。悪しからずご了承ください。

 

参道の家 リノベーションの様子②

参道を入った先、寺社仏閣の向かいに佇む小さな家。
リノベーションの様子をご紹介します。

前回のブログはこちら

 

京都のリノベーション中古物件のリビングと眺望参道の家は、「小さくても居心地の良い家」について検討を重ね、リノベーションのプランニングを行いました。

家の中心となるリビングは、隣地の庭に面した開放感を生かしてプランニング。元は写真左手部分に浴室があり、閉鎖的で薄暗かったのですが、リノベーションにより浴室を撤去。光が射し、視線がぬける明るいリビングになりました。

壁と天井は、明るさを拡散しつつ落ち着きをもたらす乳白で統一。家の中で最も長い時間くつろいで過ごすリビングのみ天井にラワンを貼り、くつろぎ感を高めています。ラワンは透明に近い浸透性塗料を塗布し、素材の質感を強調。

LDKの床は、木目が美しく肌触りが良いナラが使用されています。床暖房付のため、京都の冬も暖かく過ごせます。

 

京都のリノベーション中古物件の眺望

2階の洋室からお寺の境内と緑を見て。京都市内の小さな家は、前道の幅員が狭く周囲が建て込んでいることが多いのですが、この家は道路を挟んだ向かいに寺社が佇んでいるので、市内の家としてはめずらしく、とても開放感あふれる眺望が広がります。

窓横にはワークスペースになるカウンターデスクとオープン棚を造作。リモートワークや読書など、様々に使える空間です。

 

京都のリノベーション中古物件の洋室と内障子

2階の別の洋室を見て。バルコニーがあるので、主寝室としての利用を想定。落ち着いた空間にするため、既存の内障子を補修のうえ再利用しました。

2階に間仕切りが壁ではなく建具のため、建具を壁に引き込めば広々としたワンルームにもなります。

常時建具を引き込みワンルームにする、オンライン会議やリモートワーク時のみ建具で仕切る、建具を締め切り独立間にするなど、生活スタイルに応じていろいろな使い方ができる可変的な空間です。

 

京都のリノベーション中古物件のフローリング

2階の床は杉のフローリングを使用。杉は節が目立つ材が多いのですが、節が少ない良質なものを選んでいます。主張しすぎず空間に馴染み、端正な雰囲気を醸します。

 

販売準備が整いましたらウェブサイトに掲載いたします。
よろしければご覧ください。

 

 

ガレージのある京町家 リノベーションの様子②

先日ブログにてお伝えした、ガレージのある京町家のリノベーションの様子の続きです。

前回のブログはこちら

ガレージのあるリノベーション京町家のガレージ

LDKからガレージを見て。
LDKとの境には大開口の掃き出し窓を設置。リビングでくつろぎながら車を見ることができます。ガレージ内には電気自動車の充電器を備え、電気自動車のユーザーの方にもおすすめです。
壁のラワン材は元々木目が主張しすぎず、着色もしていないため、自然で暖かみのある雰囲気を醸しています。

 

ガレージのあるリノベーション京町家の坪庭とウッドデッキ

LDKの奥の坪庭を見て。坪庭にはLDKから繋がるようウッドデッキを設置。視覚的な奥行きをもたらし、空間を広く感じることができます。

 

ガレージのある京町家の洋室

2階の洋室を見て。ワークスペースを備えた約14帖の広々とした空間です。向かいに背の高い建物が無いため、窓から視線が遠くへ抜けていきます。天井は既存梁を現した勾配天井で仕上げ、町家らしい風情を楽しめるようにしています。

 

ガレージのあるリノベーション京町家の造作カウンターと本棚

2階の洋室にはワークスペースとして、カウンターデスクと本棚を造作しています。コンセントも設置しているので、リモートワークなどPC作業にも便利です。