鴨川から歩いてすぐの、落ち着いた住宅街。
それぞれ異なるコンセプトの庭がある、2軒の家をリノベーションしました。
物件の詳細について、こちらのブログでご紹介していきます。
■2軒同時オープンハウス開催(予約不要)
12/13(土) 13:30-15:30

最初にこの家を訪れたときに強く印象に残ったのは、間口の広さと庭の明るさ。約8.7mの間口と、南向きで光が射す庭を生かして、庭を眺めながらのびのびと料理を楽しんだり、テーブルでゆったりくつろぐ。そんな開放感のあるキッチンとダイニングテーブルのある生活が頭に思い浮かびました。
そこで、キッチンは開放感のあるオープンキッチン、その横には造作の大きなダイニングテーブルをレイアウトしました。キッチンとダイニングテーブルの正面には窓があり、色とりどりの花たちをのぞむ、可愛らしく目がいやされる景色が広がっています。
その後ろには、お料理好きのかたに嬉しい大容量のオープンシェルフが。キッチン~ダイニングテーブルの広い幅があり、オープンタイプなので圧迫感はなく、可動棚付きで、家電用のコンセントも備えた使いやすい棚です。お気に入りの食器やおしゃれなスパイス瓶、好きな収納カゴを置けば、インテリアのように壁面を彩ってくれます。下段の奥にはゴミ箱等をを置けるように、可動棚のないオープンなスペースも設けられています。

ダイニングテーブルを飾るテーブルランナーは、この家のダイニング・キッチンの雰囲気に合うものを選んでいます。100年以上の歴史をもつフランスの「ル・ジャカール・フランセ社」のテーブルランナーで、やわらかな綿に、自然なタッチと色合いでフルーツが描かれたナチュラルなデザインです。カラフルな花々をのぞむダイニング・キッチンの上品なアクセントになりながら、空間にそっと溶け込んでいます。※テーブルランナーは販売価格に含まれます

LDKでモダンな存在感を放つ、大きなインテリアのようなキッチン。
当初、天板は空間に馴染む明るい色にしようかと検討していましたが、庭に咲く花たちの美しい色を引き立てながら、床・天井・造作棚など木がふんだんに使われたナチュラルなダイニング・キッチンを引き締めてくれる、濃い色を選定しました。天板はグレーが混ざった濃いブラウンで、暖かみがありながら都会的な印象です。庭をのぞむ窓サッシや、天井のダウンライトの黒色とリンクして、まとまりのあるキッチンまわりになっています。
庭の手前部分には、タイル敷きの小さなテラスがあります。庭は花を楽しむだけではなく、テラスに置いた鉢植えで好きなハーブや小さな野菜を育てて、その日の料理に合わせて好きなものを摘んで、キッチンで調理して、食卓で楽しむ。そんなゆとりのある暮らしが描けます。

リビングを見て。階段横の窓から光が射しこむ、明るく落ち着いた印象です。
天井はシナベニヤの目透かし張り、照明は小さめのダウンライトで、すっきりとした印象に。シンプルな空間なので、ソファやクッション等のファブリックの色や質感で、自分の好きな雰囲気をつくる楽しみがあります。
リビングの伸びやかさを生かすために、テレビ台はシンプルな高さのものが設置されています。その横には天井までの収納があり、リビング回りの収納に困りません。※TVは壁掛けもできます

階段横の窓からリビングに差し込む光は時間によって姿を変え、まるで自然のアートのようです。この写真は撮影時、家に入った直後に撮ったもの。明るく強い光が射しこみ、壁に美しい陰影を描いていました。
30分ほど経つと、光の表情は一枚前の写真へと変化していました。一日の間でも刻々と変わる光のアートを楽しめる、穏やかな時間が流れる家です。























