3月8日は町家の日 町家week開催中

3月8日は町家の日 町家の日week告知画像

毎年3月8日は町家の日(March+ヤ)。

年間700軒ほど姿を消し、年々減少する京町家。
町家の多様な価値や魅力を広く発信し、町家の維持保全と再生をはかるため、
2016年、弊社所属団体である京町家情報センターが主体となり、毎年3月8日を「町家の日」として制定。

2017年より、3月8日の前後一週間の「町家week」期間中に、町家を舞台にしたさまざまなイベントが行われてきました。

今年の町家weekも、残すところあと2日。
この土日も、各地の町家でさまざまなイベントが開催されます。

建築をテーマにした町家のギャラリー&カフェの見学会、設計士によるリノベーション町家の案内、町家で行われる喫茶や蚤の市、古材や古本市など。

今週末、町家の魅力にふれてみませんか。

イベント詳細は町家の日ウェブサイトをごらんください。

町家の日 | 京都から全国へ (machiyanohi.jp)

3月8日は町家の日 ”町家week”イベント開催のお知らせ

毎年3月8日は ” 町家の日(March+ヤ)”。

3月8日の前後一週間は「町家week」とされ、京都をはじめ日本全国で、町家にかかわるさまざまなイベントが開催されます。

今年の町家weekは、3/2(土)~3/10(日)です。

町家の日

3月8日は町家の日 町家の日week告知画像

3月8日の「町家の日」は、年々消えゆく京町家の多様な価値や魅力を広く発信し、町家の維持保全・再生につなげるため、弊社所属団体「京町家情報センター」が中心となり、2016年に一般社団法人日本記念日協会にて制定したのがはじまりです。

翌年より、3月8日をふくむ前後約一週間を町家weekとし、期間中、町家にかかわる皆さまのご協力のもと、町家を舞台としたさまざまなイベントが開催されてきました。

「町家の日」の輪は年々ひろがり、2024年は京都、姫路、大津、金沢、越後高田、盛岡で130以上のイベントが行われます。

たとえば京都で開催されるイベントは、
重要文化財に指定されている大型町家や普段は非公開の大型町家の特別見学会、
元料亭や京焼作家の住まい件工房で建物見学やお茶を楽しむチャリティーイベント、
リノベーションした京町家で改修に携わられた設計士のお話を聞く会、
京町家で行うワークショップ、
古道具市、マルシェなど、さまざま。

詳細は町家の日ウェブサイトをごらんください。
※事前予約が必要なイベントもあります

町家の日

町家にたずさわっておられるかたも、町家にご興味がおありのかたも、普段なかなか町家に関わる機会がないかたも、”町家week”を通して、町家の魅力に触れてみませんか。

みなさまのご参加をお待ちしております。

 

新規プロジェクト 学生のまち 吉田の家

新規プロジェクト「学生のまち 吉田の家」を掲載いたしました。
京都大学のある学生街、吉田に建つ家のリノベーションプロジェクトです。

学生のまち 吉田の家/Project

 

京都大学そばの中古物件近くの鴨川デルタ

吉田は、左京区の南西に広がる地域です。
その大半を京都大学の吉田キャンパスが占める学生街で、京都市内有数の文教地区として知られています。

日々多くの学生さんが行き交い、学生街らしい活気のある吉田。
明治時代創立の歴史を持つ京都大学。キャンパス内には明治~昭和初期の希少な建物が残されて、大学の周辺にはレトロな佇まいの昔ながらの食堂や書店、昭和初期から続くベーカリー&カフェ進々堂があります。
少し歩い賀茂川と高野川の合流地点となる鴨川デルタでは、川辺や亀石で自由にくつろぐ学生さんのすがたを見かけます。
アカデミックで自然豊か、どこかノスタルジーを感じる街です。

物件は、吉田の街の大通りから少し入った、落ち着いた住宅街に位置しています。
間口がとても広い、特徴的な建物です。
この広い間口ならではの開放感を残しながら、吉田のまちに溶け込むような、居心地の良い家にリノベーションしていきます。

リノベーションの様子はこちらのブログにて随時掲載してまいります。

※誠に恐れいりますが、販売開始前の物件の詳細についてはお答えいたしかねます。何卒ご了承ください。

 

アーチ扉のある京町家

先日、新しく取り扱うことになった京町家をおとずれました。

京都の町家物件のアーチ窓

中に入ると、土間につくられたアーチ型の開口部が目にとびこんできました。
外観が京町家らしい佇まいなぶん、外からは想像できないモダンなデザインが印象的です。

町家に取り入れられたアーチ状の開口に、時代の変遷や、当時のこの家のオーナーの美意識が感じられます。

京町家物件の和室と古建具

床の間のある和室や古建具も残されていて、町家らしい要素とモダンなアーチが調和する、ノスタルジックな建物。

掲載準備が整いましたら、弊社ウェブサイトでご紹介いたします。

 

ウェブサイト 一部リニューアルのお知らせ

ウェブサイトのトップページおよびコンテンツを一部リニューアルいたしました。
よろしければご覧くださいませ。

みやこエステート

 

京都のみやこエステートのリノベーション物件一覧

・renovated 私たちがえらびつくる家
弊社がリノベーションした物件を掲載しております。

 

・info. 日々の家づくり
リノベーションの様子や物件の詳細について、ブログ形式で随時お伝えしています。

 

みやこエステートの未改装物件一覧

・non renovated
弊社が取りあつかった未改装物件を掲載しております。

 

学生のまち 吉田の家

現在、リノベーションのプランニングを進めている物件があります。

京都大学のキャンパスがある学生のまち、吉田の家です。

 

鴨川デルタ

左京区の南西にひろがる、吉田のまち。
その大半を京都大学の吉田キャンパスが占め、学生街として知られています。

すこし歩くと鴨川がゆったりと流れ、鴨川デルタや飛び石で学生さんが思い思いに憩うすがたをよく見かけます。
アカデミックな趣と、自然豊かでのんびりとした空気感に満ちたエリアです。

物件は、京都大学と鴨川の近くにたたずむ一軒の家です。
学生街ならではの活気あふれる大通りから少しはいった、落ち着いた家々がならぶ場所に位置しています。

京都大学と鴨川に近いというロケーションだけでなく、建物自体も特徴的な魅力を持っています。その魅力を生かしたリノベーションプランを検討中です。

これからリノベーションの様子をブログでお伝えしていきます。

※誠に恐れいりますが、販売開始前の物件の詳細についてはお答えいたしかねます。何卒ご了承ください。

物件のロケーションについて

新規物件「猫と暮らす岡崎の家」を掲載いたしました。

猫と暮らす岡崎の家

 

京都の岡崎エリアの中古物件の窓から見る緑

京都屈指の文化と芸術の街、岡崎。

平安神宮、京都市京セラ美術館や京都国立近代美術館、劇場や蔦屋書店を有するロームシアター京都、両岸に桜並木がつづく琵琶湖疎水などがあり、いつおとずれても絵画のような景色がひろがるエリア。

この家は、岡崎の街の中でも、文化財保護法により重要文化的景観に指定されている範囲内に建っています。

建物の中には、元々のオーナーにより造られたと思われる、猫用ドアやキャットウォークなどがあります。猫を大切に思われていたことがうかがえる家です。

岡崎の街で、猫と一緒に暮らしたいかたにおすすめの物件です。

 

京都の左京区岡崎エリアの中古物件の前道

私たちが物件をあつかう際に、とても大切にしていることがあります。
それは、「私たち自身が住みたいと思えるロケーション」へのこだわりです。

土地や建物そのものだけではなく、ロケーションも物件の大切な要素です。
京都で生まれ育ち、何十年ものあいだ京都で暮らしつづけている私たちが、魅力を感じるロケーションの物件をあつかっています。

京都は特に、同じエリア内でも通りが一筋違うだけで、雰囲気ががらりと変わることもあります。
そのため、単なるエリア名だけでロケーションの魅力を決めずに、実際に物件をおとずれて、物件が面する道の雰囲気、周囲の家並びや建物の様子、光と風の射しこみ方、名所旧跡・文化施設や生活施設への距離など、さまざまな点を確認し、その中で、私たちが本当に住みたいと感じられるロケーションかを判断しています。

 

京都のキャットウォークがある家の借景の眺望

「猫と暮らす岡崎の家」についても同じです。

岡崎は、居住地としても観光地としても人気が高いエリアですが、それだけではなく、実際に現地に行き、前道の広さ、T字路の突き当りという開放感、周囲の落ち着いた家並み、平安神宮や美術館への近さなど、ロケーションのさまざまな要素に魅力を感じて、この物件をあつかっています。

猫と暮らす岡崎の家

 

寺社仏閣のそばの家 リノベーションの様子③

有名な寺社仏閣のほど近くにたたずむ家。
リノベーションの様子をお伝えします。

前回のブログ

 

京都のリノベーション物件にしつらえる古建具

この家にしつらえる古建具を探しに、設計士とともに、いつもお世話になっている古建具店をおとずれました。
倉庫の外にまで所せましと並べられた、膨大な枚数の古建具たち。いつおとずれてもその光景に驚きます。

寸法も意匠も多様な古建具。この大量の古建具の中から、寸法、意匠、用途など、物件に合うものを時間をかけて探します。条件が合う古建具を外に運び出し、さらに状態をみて、設計士や職人と意見を交わしながら、物件にしつらえるものを選んでいきます。

 

京都のリノベーション中古物件にしつらえる古建具

大量の古建具のなかから選んだのは、とても印象的なたたずまいの開き戸。草や枝のような模様が入ったガラスと、網代があしらわれた、雰囲気のある意匠が目を引きました。
同じ意匠の建具が2枚見つかったので、2枚ともこの物件にしつらえ、雰囲気と統一感のある空間にリノベーションしていきます。

 

※誠に恐れいりますが、販売開始前の物件の詳細についてはお答えいたしかねます。何卒ご了承ください

寺社仏閣のそばの家 リノベーションの様子②

歴史ある寺社仏閣のほど近くに建つ家。
リノベーションの様子をお伝えします。

前回のブログ

 

物は奥行きが長くゆとりがあり、ゆったりと過ごせる広さ。
この家の元々の趣を大切にしながら、広さを生かして、段差をもうけた緩急のある空間にリノベーションします。

段差部分には壁の手前に引き込める建具を設けます。
普段は建具を引き込んで小上がりとして過ごしたり、うたた寝をするときや来客があるときは建具を閉めて空間を区切ったり。建具の開閉によって、自由な暮らしかたができる空間になります。

たとえば下の2枚の写真は、以前弊社でリノベーションを行った、二軒ならびの京町家。室内に段差があることで、空間に奥行きが生まれています。

(写真/弊社リノベーション 二軒ならびの京町家 東棟西棟

京都のリノベーション織屋建京町家物件の板間と和室

 

襖には、この家が建つ土地の歴史や、近くにある寺社仏閣にちなむ京からかみをしつらえる予定です。

原紙、文様、摺り色の組み合わせかたによって、多様な風情を醸すからかみ襖。
特に原紙は面積が大きく、空間全体の趣に大きく影響します。そのため、現場に数百枚の原紙のサンプルを持ち込み、光の入りかたや空間の雰囲気を見ながら、原紙を選んでいます。

たとえば下の2枚の写真は、弊社がリノベーションを行った、明治時代の京町家と上京区の京町家。どちらの町家にも京からかみの襖をしつらえています。

京都のリノベーション京町家物件の京からかみの襖と和室

この写真は、家の奥に位置する座敷への入り口にしつらえた襖。格式高さと親しみを併せ持つ、光悦桐の文様です。
摺り色の雲母(きら)が、光の当たり方や見る角度によって異なる表情を見せる、趣ある襖。原紙は空間に馴染むよう、周囲の塗り壁に似た色を選んでいます。

(写真/弊社リノベーション 明治時代の京町家

 

下の写真は、収納の扉にしつらえた襖。文様は、この町家が建つ地域の歴史にちなむ光琳松。小さな松たちがあつまってひそひそ話しているような、ユーモラスな文様です。
摺り色は、文様を際立たせながら町家の空間に合う、抹茶のような深い緑。からかみの企業のかたと相談をしながら選んだ色です。

(写真/弊社リノベーション 上京区の京町家

 

※誠に恐れいりますが、販売開始前の物件の詳細についてはお答えいたしかねます。何卒ご了承ください